棚橋弘至「順番待ちの列って何だよ」発言に共感しかない

棚橋弘至選手の「順番待ちの列って何だよ」発言に共感しかない。

新日本プロレスのエース、“100年に一人の逸材”棚橋弘至選手によるポッドキャスト「棚橋弘至のPodcast Off!!」の最新回を更新された。

本配信を聴いていない方はまず、聴いてから本記事を読むことをお勧めする。

本編のネタバレは最低限に止めるが、出来るだけ棚橋弘至選手の肉声を楽しんで欲しい。

大丈夫かな。では、内容に入っいこう。

ファンに心配を与えまいと入院を公に発表していなかった棚橋弘至選手。レスリングどんたくで姿を現した際の裏話(短パン、無精髭)やジェイ・ホワイト選手の発言について感じたことなどを赤裸々に語っていた。

そこで僕が確かに!と思ったのが「レスラーはいつからそんなにお行儀が良くなったんだ」、「順番待ちの列になんか並んでるレスラーをファンは応援したいのか?」といメッセージだった。

この言葉はあまりに深い。そう、多くのビジネスパーソンの胸に突き刺さる意味が込められていたようにも思うのだ。

MSGで「IWGPタッグベルト」を強奪した矢野通選手や2012年の高橋裕二郎選手が「IWGPヘビー級選手権試合」に挑んだ時も常に順番待ちなんか気にしてられるか!?という気概があった。

そんな人の強い気持ちにプロレスファンは心を揺さぶられるのである。

ここからはタイミングの重要さとファンの発言について考えてみたい。

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タイミングの重要さ

順番待ちの列なんか気にしてもしょうがない。常に強く話題性のある人物がチャンスを掴む。この会社あるあるをクリス・ジェリコ選手はいとも簡単にやってのけた。

よくよく考えて欲しい。クリス・ジェリコ選手は2018年にケニー・オメガ選手、2019年に内藤哲也選手に敗れている。また、ビッグマッチにしか参戦しない。

にも関わらず、ファンは彼が登場すると一気に湧くのである。それはこれまで彼が築き上げてきたブランドが一度や二度の敗北で揺るがないことを意味しているのだ。

 

また、約1年半で新日本プロレスの至宝「IWGPヘビー級ベルト」にも手が届いた。

これが順番待ちなど無意味なことを表現している。

ただし、タイミングは重要だ。ここぞという時に栓を開けることが大切なのた。

新しいライバルSANADA選手との再対決にも勝利したオカダ・カズチカ選手は次は誰と戦うのか。ジェイ・ホワイト選手はリマッチ。棚橋弘至選手は復帰明けである。

東京ドームから半年間でオカダ・カズチカ選手とジェイ・ホワイト選手は既に二度戦っているだけに、次の挑戦者問題は確かにあった。

だからこそこのタイミングだったのだ。クリス・ジェリコ選手はやはり役者が違う。

 

焦るなよと言えない逸材

棚橋弘至選手は復帰を告げたリングで「IWGPヘビー」を目指すと語った。ここでファンの一部からは「まだ早い」というコメントが多く寄せられたらしい。

このコメントに対して、棚橋弘至選手は少しムッとしたようだ。

それもそのはず、言葉を表面で判断しているためだ。

ヘビー級であれば、新日本プロレスのプロレスラーとして目指すのは「IWGPヘビー級ベルト」である。これが棚橋弘至選手の持論だ。

復帰を宣言したリングで「これからまたトップを目指す、新日本プロレスのど真ん中を目指す」という意思を伝えたつもりが、言葉尻りだけを取って早いと言われれば「違う!そういう意味じゃないんだ!」と言いたくなるのはよく分かる。

また、「IWGPヘビー級ベルト」をいきなり狙っても面白いじゃないか。なんといっても2018年の「G1クライマックス」覇者であり、2019年のイッテンヨンのメインイベンターである。

また、「G1クライマックス」を制した者が東京ドームでは勝てないというジンクスまで打ち破ることに成功した男である。何が起きても全く不思議ではないのだ。

なにはともあれ2019年6月5日の両国国技館大会で復帰が決まった逸材。対戦相手は宿敵のジェイ・ホワイト選手だ。

2017年の怪我明けで、「IWGPインターコンチネンタルベルト」を破壊していた内藤哲也選手にお灸を据えた実績もあるため、今回のスペシャルシングルマッチも楽しみにしたい。

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