エル・ファンタズモとDOUKI!2人の悪がBブロックに与える影響
エル・ファンタズモとDOUKI!2人の悪がBブロックに与える影響について考えてみたい。
「ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア26」のAブロックはいよいよ最終戦を残すのみ。自力での優勝決定戦進出は、これまで全勝の鷹木信悟選手と一敗の石森太二選手に絞られた。
現「IWGPジュニアヘビー級王者」であるドラゴン・リー選手や覚醒したSHO選手、ハイブリッドルチャドーラー、テクニシャン、レジェンド。あらゆるタイプのレスラーがエントリーしたAブロック。
圧倒的なパワーを持つ「ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン」“ザ・ドラゴン”鷹木信悟選手とパワー、スピード、テクニック全てが高次元にある石森太二選手が蹂躙した結果になったとも言える。星取表だけ見れば、だが。
勝ち負けに囚われない魅力があるのもプロレスの醍醐味なので、一概に2人だけが飛び抜けていたかと言えば、そうでもないとも言えるのだ。
では、Bブロックはどうだろう。現在10点で以下の4選手が並んでいる。
エル・ファンタズモ選手、ウィル・オスプレイ選手、ロビー・イーグルス選手、田口隆祐選手。
ほぼこの4選手に優勝決定戦進出が決まりそうではある。ただし、ここからの2戦が肝である。
その鍵を握っているのが、既に優勝決定戦進出の可能性は絶たれてしまったDOUKI選手ではないかと僕は思っている。
DOUKIの残り2試合
「ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア26」でDOUKI選手に残された試合は後2つ。
まずは、2019年5月30日、本日のウィル・オスプレイ選手との一戦。そして、最終戦はエル・ファンタズモ選手なのである。
優勝決定戦進出を懸けて争っている2人にDOUKI選手はどんな試合を魅せるのだろうか。
オスプレイ
— DOUKI (@DoukiPerros) May 29, 2019
あれだけ飛んだのにこんな結末になった気分はどうだ?
俺がどれだけのハイフライヤーを相手にしてきたと思ってるんだ
明日、誰も期待してない俺が勝ったら痛快だよなぁ
全てひっくり返す
タイチ選手からの刺客として登場したDOUKI選手。鉄パイプを持っての入場や試合が終わった後にも対戦相手を奇襲するなど、日本の悪を背負って「ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア26」をかき回している。
だが、ヒールとしての本性を見せたエル・ファンタズモ選手の方がメチャクチャであるとも言える。
自身が「ロッポンギ3K」YOH選手に敗れた当日、ロビー・イーグルス選手VSウィル・オスプレイ選手の試合に乱入行為を果たすと、「バレットクラブ」の同志をサポートした。
ただし、「正々堂々とウィル・オスプレイ選手を乗り越えたい」ロビー・イーグルス選手は身勝手な行動に激怒。バックステージで怒りを露わにしていた。
悪の道を生きて泥水をすすった男と本性を現し、傍若無人な振る舞いをする男。
この2人の試合が「ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア26」において重要な局面になることは間違いない。
タイチ選手を含めた「鈴木軍」の介入行為が行われる可能性は高い。だが、「バレットクラブ」でエル・ファンタズモ選手のサポートをするレスラーのイメージが湧かないことも事実としてある。
悪には悪の華がある。それを一年ヒールに教えてやるよ。
DOUKI選手による初参戦最終章がはじまる。