新日本プロレス「DOMINION 6.9」のサプライズまとめ

新日本プロレス「DOMINION 6.9」のサプライズをまとめたい。いやはや色んなことが詰まった大会だった。

何から書いていいのか迷うレベルなので、今回は今後につながるストーリーを全て記載していきたいと思う。

結論から言えば、新日本プロレスはまだまだ伸びしろが半端じゃないことをヒシヒシと感じた大会になった。

「IWGPヘビー級選手権試合」が終わった後、結果に納得がいかないクリス・ジェリコ選手が大暴走。

オカダ・カズチカ選手を蹂躙し、花道を歩いて去ると銀テープは舞わず締めのマイクもなしという令和史上最高のバッドエンドを迎える結果となった。

大阪城ホールに集まったファンからも大ブーイングが飛び交うほどに、だ。

ただし、新日本プロレスが更なる飛躍の可能性を魅せたことも確かだろう。

バッドエンドができるということは、より大きな物語が生まれるチャンスがあるということだ。

また、試合に出場したレスラーを見渡してもそう。

「NEVER無差別級6人タッグ王者」真壁刀義選手、矢野通選手、「IWGPジュニアタッグ王者」SHO選手、YOH選手の出場はなし。

あれだけの試合が続いていても、まだ会場を盛り上げることができる選手たちが数多く残っているのだ。これはとてつもなく凄いことだと思う。

そろそろ本題に入っていこう。まずは第1試合からだ。

 

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どうなる!?海野翔太

第1試合でジョン・モクスリー選手と激突した海野翔太選手。下馬評通り3分で試合が決着するなど、まだまだ時期早々という結果になってしまった。

だが、この日最初のサプライズはここからだった。

ジョン・モクスリー選手が海野翔太選手に肩を貸し、バックステージへと引き上げたのだ。

これは僕の予想の斜め上だった。

この悔しさを持って海外遠征に行くのかと思えば、まさかの「デス・ライダース」入りの可能性が急浮上したのだ。

間違いなく海野翔太選手の未来を分ける選択になることは間違いない。

また、ジョン・モクスリー 選手は「G1クライマックス」への参戦を表明した。

 

ドラゴンはG1へ名乗り

鷹木信悟選手は小島聡選手との剛腕対決を制した後、「G1クライマックス」への参戦を希望した。

「ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア26」でリーグ戦全勝を成し遂げた男は更なる刺激を求め、無差別級戦線と歩みをはじめた。

石井智宏選手やタイチ選手が待つ「NEVER無差別級」への挑戦があれば期待しかない。きっと好勝負が生まれるはずだ。

緊箍児炸裂!

YOSHI-HASHI選手がいよいよ大舞台で緊箍児の封印を解いた。後藤洋央紀選手の後藤式にも通じる丸め込みと固め技のハイブリットだ。

一撃必殺的な要素があるため、まさに物事を変えるのは一瞬だと言っても過言ではない。

ザック・セイバーJr.選手との試合が楽しみである。

 

ソウルメイトが襲来

第6試合「IWGPタッグ王座選手権試合」がタマ・トンガ選手の技あり一本で終わると、伝説の名曲「TakeOver」がヒットした。

姿を現わすのは勿論、柴田勝頼選手だ。

スーツで登場し、自身の映像を指差す。その姿に引退発表が頭をよぎったが杞憂だった。

自身のソウルメイトであるKENTA選手が柴田勝頼Tシャツを着て現れた。そして、「G1クライマックス」へ参戦を表明したのだ。

新日本プロレスへまた1人スーパースターが加わった瞬間だった。

ジュニア王者がG1へ

ドラゴン・リー選手を破り、「IWGPジュニア王者」へ再び輝いたウィル・オスプレイ選手。

試合後のバックステージにて、「G1クライマックス」への参戦希望を宣言した。

日本に引っ越しが決まり、これまでよりはコンディション調整が楽になる。そういった今後を見越して、移住を決めたのかもしれない。

2019年はスーパーヘビー級のレスラーたちにも勝利を掴んでいるだけに、ドラゴンスレイヤーの大躍進が期待される。

 

とにかく濃い一日だった

「DOMINION」の感想はこちらからもチェックして欲しい。

単純なサプライズだけでこのボリュームである。この他にも試合内容を含めればまだまだ語るべき点は非常に多い。

これから新日本プロレスは「KIZUNA ROAD 2019」へと向かっていく。

更なる戦いが目前に迫る中で、一旦総括をするのであれば、「DOMINION」は非常に挑戦的な興行だった。

まず、10000人以上を収容する会場で良くも悪くも締めがないバッドエンドを迎えたこと。

次に30分を超える試合が無かったことだ。

オカダ・カズチカ選手のプロレスは映画のように、じっくりと腰を据えて流れを見ることで更なる面白さが生まれる。

想定よりも10分短い試合では起承転結を綺麗に描き切ることができなかったことは事実としてあるだろう。

その結果がバッドエンドに繋がったのだ。

僕の所感は一つ。

「常に楽しく盛り上がって解散!」という新日本プロレスは平成で終わったのかもしれないということだ。

より大きなストーリー、よりハードな物語を紡いでいく団体へ変化したとも言えるだろう。

アレルギー反応もあるだろう。初心者にはハードルが高い、と。

であれば、「新日本プロレスワールド」の会員になって物語を見返せばいいのだ。そのための動画も今後増えていくだろう。

プロレスラーファンが急増した新日本プロレスにおいて、プロレスファンを取り組みに着手をはじめた。

僕の目にはそう映る「DOMINION」だった。新日本プロレスの領土は新しく変化しつつある。

 

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