鈴木みのる落選「G1クライマックス」出場選手発表について

鈴木みのる落選「G1クライマックス」出場選手発表について書いてみたい。

後楽園ホール大会で「G1クライマックス 2019」の出場選手が発表された。

この日の僕は朝からイベント出演のため、全く新日本プロレスをチェックできずにいた。

が、イベントと打ち上げ&打ち合わせ後に新日本プロレス公式ワールドを見た瞬間、思わず声を上げてしまった。

Aブロック、Bブロックと次々に参戦レスラーが発表される。

Bブロックの発表で初参戦レスラーが発表された際に、鈴木みのる選手の名前がないのである。また、真壁刀義選手の名前もない。更にはタマ・トンガ選手、高橋裕二郎選手、小島聡選手、YOSHI-HASHI選手も選考から漏れてしまった。

代わりに初出場の選手が多数。Aブロックはウィル・オスプレイ選手、KENTA選手。

Bブロックはジェフ・コブ選手、鷹木信悟選手、ジョン・モクスリー選手、タイチ選手である。

以前にサラッと書いたが、KENTA選手以外は新日本プロレスでシングルベルトの戴冠実績あるいは、比類ないほどの実績を持っての「G1クライマックス」出場となっている。

初出場レスラーがなんと6人。

今日は敢えて、鈴木みのる選手について書いてみたい。

確かに2019年に入って以降、「鈴木軍」のヘビー級戦線ではザック・セイバーJr.選手とタイチ選手が中心にいた。

だが、さすがに“プロレス王”が「G1クライマックス」に名前がないとは想像すらできなかったのだ。

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プロレス王の憂鬱と怒り

鈴木みのる選手の落選は余りにも衝撃的な事実だった。

シンプルに例えると、棚橋弘至選手、オカダ・カズチカ選手、内藤哲也選手、ジェイ・ホワイト選手は新日本本隊と各ユニットの代表レスラーである。

「鈴木軍」で言えば鈴木みのる選手が筆頭であり、ユニットの頂点なのだ。

そんな鈴木みのる選手が「G1クライマックス」から漏れたことは余りにも衝撃的な事実だったのだ。

鈴木みのる選手バックステージで発したコメントは以下だ。

 

鈴木「……新日本プロレスよ、なぜ俺を『G1』に出さない? なぜだ? 昔よ、偉い武将がよ、言ったことが一つあんだよ。絶対負けない方法。それは闘わないことだ。その道を選ぶんだな? 新日本! 今すぐ最強決定戦という看板、降ろせ。それからライオン面するんじゃねえよ。おい、闘わずして勝つ方法を選びやがって! もう一度言う。なぜ、俺を『G1』に出さない! 誰が望んだ? 誰が望んだ? 客の声聞きやがれ。おい、世界中の鈴木軍予備軍たちよ、騒いでいいぞ。騒げ! こんなクソみたいな決断下した巨大な、巨大な組織になって調子に乗ってる新日本プロレス、ぶちのめせ……。おい、お前ら本当に客の声聞いてるのか? 命削ってんだ、俺たちは。そしてそれを求めてんのは客だ! てめえらは机の上でソロバン弾いているだけだろ。何を思ってこの決断をしたのか知らねえがな、俺は許さねえぞ……

出典:新日本プロレス

 

ここ数日のコメント

今のところ「G1クライマックス」不選出が発表された鈴木みのる選手だが、「KIZUNA ROAD」が始まっている以降、これまで以上に不穏な空気を見せていた。

鈴木みのる選手が“プロレス王”となってからこうした不穏な言葉たちが鳴りを潜めていたとあって、ドキドキする反面恐怖も感じていた。

「鈴木軍」に起こる新しい動きとは一体なんなのか。鈴木みのる選手がこうした何か先の未来を暗示させるようなコメントをする時は必ず何かが起きる。

“プロレス王”は明らかに何かを企てている。来るべき瞬間のために何かのサインを出している。

そんな気がしてならないのだ。

 

オイ、世界に名前を轟かせている、巨大な形になった、力を持った新日本プロレス、何でもかんでも、お前らの思い通りになると思うな。何でもかんでも、好き勝手やりやがって。オイ、ふざけるな。それともう一つ、日本中の、いや全世界の、世界中に散らばってる鈴木軍、そして鈴木軍予備軍、それから鈴木みのるマニアたちよ、闘いの準備を始めろ。その時はもうすぐだ。なあ、それを必ず世界に伝えろ。(※不敵な笑みを浮かべて)お前らよ、ナメんなよ、この野郎。オイ、世界の声を聞かしてやれ

出典:新日本プロレス

令和の夏、新日本プロレスの夏

鈴木みのる選手、真壁刀義選手、タマ・トンガ選手、YOSHI-HASHI選手。

2018年の「G1クライマックス」と比較して4人の選手が真夏の最強戦士決定戦に出ることすら叶わなかった。

ちょうど「ロス・インゴ・ベルナブレス・デ・ハポン」以外のユニットからひと枠ずつ減ったと言えば分かりやすいのかもしれない。

新日本プロレスは令和になって以降、明らかに攻めてきている。

大きく盛り上がった2018年の「G1クライマックス」からここまで変化があると予想できた人は何人いただろうか。

これはあくまでも個人的な意見だが、鈴木みのる選手が落ちるのは流石に無いだろうとタカを括っていた。

2018年鈴木みのる選手の勝ち点は10点。リーグ戦で4位タイの成績である。ここから下が勝ち点6の団子状態ななだけに頭一つ抜けた成績を残していたのは事実なのだ。

ここから、これまでの実績よりも新しい可能性を中心にエントリー選手は決定したように思う。

夏の始まりに向けて各選手が既に新しい動きも見せ始めている。

EVIL選手は既に身内にも敵意むき出し状態だ。

ユニットのチームメイトもまだ未対決のライバルも。様々な戦いに期待が集まる。

真夏の最強戦士決定戦がどんな結末を迎えるのかこれから楽しみである。

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