プロレス総選挙1位は棚橋弘至!新日本プロレスが上位を独占

プロレス総選挙1位は棚橋弘至!新日本プロレスが上位を独占した意味について書いてみたい。

“革命戦士”長州力さんが真壁刀義選手のキングコングニードロップ4連発を受け、マットに沈み10カウントゴングが響くことなく引退となった翌日、現在のプロレス界で最も人気のある男が発表された。

「numberプロレス総選挙」で表紙を飾ったのは、新日本プロレス“100年に一人の逸材”棚橋弘至選手。2年連続2位の記録を経て、内藤哲也選手から首位を奪還した形となった。

「俺が棚橋弘至に引導を渡してやるよ」

この言葉から約2年半。

失意のどん底まで落ちたエースが改めて新日本プロレスひいてはプロレス界のど真ん中に返り咲いたのだ。

また、「Numberプロレス総選挙の上位は新日本プロレス所属のレスラーが独占した。

一部では一強時代と呼ばれ、今も日本のプロレスを牽引する新日本プロレス。

今回上位5位までにランクインした選手を一部取り上げてコラムを書いてみる。

1位 棚橋弘至選手、2位 内藤哲也選手、3位 オカダ・カズチカ選手、4位 SANADA選手、5位 飯伏幸太選手。

新日本プロレスのトップレスラー5人。「IWGPヘビー級」、「IWGPインターコンチネンタル」戦線で戦う男たちの中から3人を取り上げる。

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満身創痍の美しさ

2017年のイッテンヨン。「IWGPインターコンチネンタル選手権試合」で内藤哲也選手に敗れた棚橋弘至選手が2019年、平成最後の「レッスルキングダム」でこれまでのジンクスを打ち破り、「IWGPヘビー級王座」に輝くとは誰が想像できただろうか。

2018年は「IWGPインターコンチネンタル 王者」として、凱旋帰国したジェイ・ホワイト選手を迎え撃ち勝利を掴んだものの、凡戦に終わってしまった。

そんなエースの歯車がハマり始めたのは、2018年の5月以降だと思っている。

オカダ・カズチカ選手のV12を阻止するために挑んだ試合で敗れさったものの、今の棚橋弘至選手の凄みが出てくるようになった。

歴戦のダメージが残る肉体をどう使えばいいのか。逆境から魅せる動きはV11を達成したときと比類ない輝きを見せている。

新日本プロレスのエースは内藤哲也選手を抑え、「プロレス総選挙」1位に返り咲いた。

今回で企画自体が終了する「プロレス総選挙」でトップを取る。この場所に相応しいのは棚橋弘至選手しかいなかったのかもしれない。

再びこの企画がぶち上がったとき、棚橋弘至選手はどの順位にマークするのか見ものである。

 

レインメーカー天下

1位の棚橋弘至選手と2位の内藤哲也選手は順位が入れ替わったものの新日本プロレスに金の雨を降らす男“レインメーカー”オカダ・カズチカ選手は安定の3位を獲得した。

オカダ・カズチカ選手は前回の総選挙以降、明らかな変化があった。

赤髪バルーンお兄さんを経て、自由奔放でキメるところをキメてとにかく強いという新しいチャンピオン像を作り上げている。

そもそも、天性の弟気質を持っているという声もあっただけに、太々しい若きチャンピオンや気を張りすぎた完全無欠の王者よりも魅力的に映っている。

日本のみならず世界中のファンがメインイベントで彼の試合を楽しみにしている。

「強すぎて感情移入できないでしょ?」

とまで言い張ったオカダ・カズチカ選手だけに、今後の新日本プロレスでの活躍が楽しみである。

 

真田聖也と融合した今、見据える景色

「Numberプロレス総選挙」で4位にマークしたのは「ロス・インゴブレナブレス・デ・ハポン」の“コールドスカル”SANADA選手だ。

前回の総選挙から最も大きく飛躍したのがSANADA選手だと言っても過言ではない。

モヒカンや黒のイメージを脱し、金髪と青が眩しい姿へのイメージを変えた。

圧倒的な華を持ち、ファイトスタイルはクラッシックな技から抜群の身体能力を生かした技まで幅の広さを魅せる。

田口隆祐選手がスカウトしたり、オカダ・カズチカ選手が同年代としてのライバルとして認めるなど、セルリアンブルーのリングでファンのみならずレスラーからも圧倒的な評価を受けたSANADA選手。

相棒のEVIL選手が明らかなジェラシーを魅せている中で、今後どんな変化を続けていくのだろうか。

新日本プロレス現れた新しいスターに多くの期待が集まっている。

 

見所を少しだけ

今回の「Numberプロレス総選挙」は別冊ではなく、「Number」本誌での掲載となった。

そのため、昨年のような単独インタビューのボリュームはない。

うん、この点は企画終了と同様にショックな点である。

ただし、掲載されているインタビューは読み応え抜群であることは僕が保証する。

中身を書けないのが残念なほどに面白い雑誌に仕上がっていた。

「Number」編集部さんに心から感謝の意を伝えたい。

そして、またいつか「プロレス総選挙」が読みたい。

ちなみに僕が投票したのは矢野通選手だったことを伝えて、本記事を締めくくるとしよう。

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