「G1クライマックス29」Aブロックで気になる試合5選

「G1クライマックス29」Aブロックで気になる試合5選をお届けしたい。

オカダ・カズチカ選手や棚橋弘至選手を中心に現代の新日本プロレスを象徴するタイプのレスラーが集ったAブロック。

“曲者”も数多く名を連ねたBブロックとは異なり、正統派なプロレスを楽しめるようなら試合が数多く繰り広げられそうだ。

改めて、「G1クライマックス29」のAブロックにエントリーしたレスラーは以下だ。

オカダ・カズチカ選手、ザック・セイバーJr.選手、棚橋弘至選手、飯伏幸太選手、EVIL選手、SANADA選手、バッドラック・ファレ選手、ランス・アーチャー選手、ウィル・オスプレイ選手、KENTA選手。

復活とランス・アーチャー選手と初出場のウィル・オスプレイ選手に期待が高まる。

また、タイチ選手が“大審議”だと言い切ったKENTA選手はある意味で初戦が圧倒的に大事な試合になる。

「HEIWA Presents G1 CLIMAX 29」の初日、アメリカ・アメリカン・エアラインズ・センターのセミファイナルでKENTA選手が激突するのは前「IWGPインターコンチネンタル王者」である飯伏幸太選手だ。

新日本プロレス所属となって初めて迎える真夏の最強戦士決定戦。

今の新日本プロレスで実績は無いに等しいKENTA選手は飯伏幸太選手を相手に初陣で白星を飾ることはできるだろうか。

もしも初戦で黒星を喫し内容でも圧倒することができなかった場合、一気にここから負け越す可能性もあるだけに要注意だ。

タイチ選手が“大審議”と語っただけに、本選の結果で見せ付けて欲しいと願う。

ここからは僕が「G1クライマックス29」で気になる対戦カードを5つ紹介する。

僕は勝敗予想をあまり書かないため、注目している理由のみ書き残しておく。

 

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オカダ・カズチカVS飯伏幸太

今年も「G1クライマックス」のリーグ戦最終試合は日本武道館で行われる。

例年のジンクスで、優勝決定戦を争う2人は最終日に直接対決するケースが多い。

オカダ・カズチカ選手と飯伏幸太選手のカードが組まれていた事は既に何かを予感させるようである。

飯伏幸太選手は棚橋弘至選手と中邑真輔選手のことを神と崇めている。

2人の試合、功績、プロレスラーとしての生き方を尊敬している。そんな気持ちがヒシヒシと伝わってくる。

一方でオカダ・カズチカ選手にとって2人は神といった対象では無い。

中邑真輔選手は同じ「CHAOS」の仲間であり、頼れる兄貴分。棚橋弘至選手は長年「IWGPヘビー級ベルト」を争ったライバルであり、今は友だちである。

神に最も近い男である“レインメーカー”オカダ・カズチカ選手。

ゴールデンスターは一体どんな試合を仕掛けるのか楽しみである。

この2人が噛み合った時、歴史を塗り替えるベストバウトが生まれる可能性は十分にあるのだ?

 

飯伏幸太VS SANADA

次に飯伏幸太選手VS SANADA選手である。この2人、プロレス総選挙の4位と5位なのである。

覚醒した現在のSANADA選手が飯伏幸太選手のプロレスに対して、どんな試合を展開するのか。

天才VS天才。

その化学反応はどんな作品を生み出してしまうのだろうか。

EVILVSウィル・オスプレイ

個人的にこの2人の一戦は好勝負になると予感している。

更なるバッチバチの戦いに目覚めたEVIL選手を「ベストバウトマシーン」と呼んでしまっても遜色のないウィル・オスプレイ選手が迎え撃つ。

タイプ自体は逆に位置するのだが、不思議と手が合う印象を受ける。

スピード、テクニックで追い詰めるウィル・オスプレイ選手に対して、EVIL選手は一撃の重さで勝負となる。

英国レスラー相手に苦渋を強いられてきただけに、ここはひとつEVIL選手の真価を発揮してほしいところだろう。

 

棚橋弘至VSザック・セイバーJr.

新日本プロレスの歴史に名を刻んだマディソンスクエアガーデン大会。

ここでブリティッシュヘビー級王座に挑戦し、破れたのが棚橋弘至選手だった。

ザック・セイバーJr.選手はこうした一発勝負にやたらと強い。

対戦相手がザック・セイバーJr.を研究したとしても、次々と複合関節技で追い詰めてくる。

ただし、負けっぱなしのエースでいい訳がない。今回、棚橋弘至選手はザック・セイバーJr.へのリベンジを果たすため、何かを用意してくるはずだ。

 

EVIL VS SANADA

この2人の試合を忘れてしまってはならない。タッグパートナーとして、「ワールドタッグリーグ」2連覇。

「IWGPタッグ王座」にも輝いた2人が3年ぶりに対角線へ立つ。

現在、勢いはSANADA選手にある。

“EVIL &SANADA”が“SANADA &EVIL”と呼ばれるようになって約一年が過ぎようとしている中で、EVIL選手は新日本プロレスの生え抜きとしてどんな意地を見せてくれるのだろうか。

全カードに注目のランス・アーチャー

長年「IWGPタッグ」で多くの実績を残してきたランス・アーチャー選手がいよいよシングル戦線で本領を発揮する瞬間がやってきた。

「KIZUNA ROAD」で覚醒した姿をお披露目すふると、スーパーヘビー級の実力を示す存在感を見せつけた。

サイズの違いから来る筋肉量の圧倒的な差。このアドバンテージを活かしつつ、アイアンクローというシンプルかつ最強の技も解禁した。

全選手に勝っても全くおかしくない。ランス・アーチャー選手が「G1クライマックス29」Aブロックの鍵を握る気がしている。

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