新日本プロレスファンがブログをはじめて1年が経った話
新日本プロレスファンがブログをはじめて1年が経った話をしたい。
今日がこのブログNJPW FUNがはじまって364日目。つまり、明日の更新分で1年目が終わり、2年目に突入することとなる。
実際は一日早いわけだが、今日は新日本プロレスの静岡大会。明日はこちらの内容になるのでお許しいただきたい。
そう、元はと言えば「カワノさん、会社辞めちゃってプロレスの話ができなくなっちゃって寂しいよ。ブログ書いてよ」と“パレハ”から言われたことがキッカケでスタートした企画が一年も続くとは思いもよらなかった。
しかも更新頻度はほぼ毎日。調べてみたら218日前に一度だけ更新出来なかった日があるらしい。
ただ、それでも毎日約2000文字の文章をかくということを続けることができたことは少しだけ自分で自分を褒めてもいいかな?と思う。
僕は仕事がどんなに詰まっていても、体調が悪くても新日本プロレスやレスラーについて書き続けてきた。
そん日々を思い返してみると、一つの文章が頭に浮かんできた。僕がプロレスファンになる以前のこと。
当時勤めていた会社の先輩が棚橋弘至選手に取材をした時のことである。
「落ち込んでいる暇があったら道場でベンチプレスを上げる」
棚橋弘至選手が新日本プロレスをV字回復させる時にどんなメンタルでいたのか?という問いに“100年に一人の逸材”はこう答えていた。
そう、この一年。毎日プロレスブログを書いていたということは、一日も新日本プロレスについて考えなかった日はないということになる。
落ち込んだり、辛かったりしても時間があればブログを書いていた。
その軌跡を少しだけ振り返ってみたい。
単純にタイトルマッチや話題の振り撒き方に対して、特定のレスラーの記事が多いのはご愛嬌。特に、矢野通選手や後藤洋央紀選手、高橋裕二郎選手、タイチ選手、SHO選手の試合が大好物なことが自分でも分かった。
勿論。棚橋弘至選手、オカダ・カズチカ選手、石井智宏選手、内藤哲也選手、鈴木みのる選手の試合も大好きである。
今回は「一歩踏み出す勇気」を持ってはじまったこの新日本プロレス箱推しブログの裏側について、今日は少しだけお伝えしておきたい。
毎日更新という魔物
NJPW FUNが始まった当時、僕はフリーランスとしてかなり自由な時間が多い日々を過ごしていた。
いや、本音を言えば仕事がなく、暇だったのだ。
自分で言うのも烏滸がましい話なのだが、僕の単価は決して安くない。
一度価格を下げてしまうと足元を見られるし、自分のモチベーションも上がらなくなる。
また、単価が低い企業とはいい仕事もできない。口では何を言っていても評価していないということなのだから。
であれば、ひもじい思いをしてでも自分を適正な状態に置いておきたい。
いつか、いつかチャンスが来る。そんな想いで日々を過ごしていたように思う。
そんな毎日にブログの執筆が加わった。時間はあるので一日一本以上記事を書くことも珍しくなかった。
原稿料をいただかない執筆業は、あまりにも自由過ぎて「これでいいんだっけ?」と思うことも正直あった。ここからは苦戦した日々についても触れておこう。
ネタはあるのか?ないのか?
僕は編集者として生きてきたし、今もそういっま仕事をさせていただいている。
これは僕が師匠から学んだことなのだが、ネタは作るものであって勝手に落ちているものではないのだ。
誰かから見れば楽しみなネタでも誰かにすれば、大した情報ではないこともある。
情報過多の時代においては長嶋茂雄さんのような国民的なスターもいなければ、美空ひばりさんのような絶対的な歌姫も存在しないのだ。
ただし、それぞれの胸の中には絶対的なスターも歌姫も好きなプロレスラーも存在する。
そこで、僕はとにかく思ったことを書く。というスタンスを取り始めた。
正直、自分の中でもよく書けた日とそうでない日はある。
ルーチン的に毎日書いて投稿はしているものの、品質的には圧倒なムラがあることは自分でも理解している。
ただ、毎日一本以上公開することの意味もあると僕は思っている。
毎日8時を目安に記事が公開される。これは読者の皆さんにとってもルーチンになってくれている方もいらっしゃるのではないだろうか。
つまり、「ネタがないから書けない」はプロ(僕の場合は職業編集者なので)としては無しである。
ネタは見つけようと思えばいくらでもある。そう、魅力的な新日本プロレスだけに書くネタには困らない...時の方が多いのである。
流石にオフシーズン2週間くらいはかなりキツイわけだがなんとか一年続けることができた。
実態を伝えると、書き終わるのが朝の7時半。入稿が終わるのが、7時50分だったことも珍しくない。
更新に関して裏側ではカウント2.99だったり、少し遅れたりすることもあった。
毎日書いて出すってことは今振り返っても簡単なことではなかった。
嬉しかったこと
一番声を挙げたのは、棚橋弘至選手がツイートしてくれたこと。
あの時期って実は手術したタイミングに近くて、僕のコラムで少しでも元気が出たり、「おっ?俺の人気はやっぱり凄いんだな」って思っていただけていれば、最高に嬉しい。
新日本プロレスのエースから貰ったギフトは運営していて本当に良かったと思えるものだった。
棚橋弘至選手はリングの外でも僕に「青空」を魅せてくれた。これは大声で応援し続けるしかないだろう。
今の新日本プロレス
最後に今の新日本プロレスについて書いておこう。
2019年のイッテンヨン「レッスルキングダム」以降、レスラーの大量離脱が起こった新日本プロレス。
人気レスラーがセルリアンブルーのマットを離れることでどんな影響があるのか?と不安にも思ったが、全くの杞憂に終わった。
層の厚さ以上に台頭するレスラーが現れたためだ。
飯伏幸太選手やウィル・オスプレイ選手は勿論、タイチ選手や鷹木信悟選手、石森太二選手が大きな存在感を放ちはじめた。
「G1クライマックス29」開幕直前からはランス・アーチャー選手もそうだ。
オカダ・カズチカ選手のライバルになったSANADA選手やジェラシーに燃えるEVIL選手にも大注目しているし、柴田勝頼選手と鍛錬を積んだ後藤洋央紀選手からも目を離すことができない。
様々な想いが交錯するリング上。ここにはワクワクする気持ちしかない。
終わりに
毎日約2000文字以上のブログを書く。時間に換算すると、一本1時間〜1時間半でくらいなので、おおよそ400時間は書いてきたことになる。
約16日間。約半月はこの一年でブログに費やしてきたわけだ。
予想、妄想、試合後の感想。NJPW FUNを紐解くとメインはこの3軸しかない。
ただし、技が多ければいいというものでもないだろう。
これからも軸を持った運営をしていきたい。
もういっちょラストに
いつも本当にありがとうございます!ここまで続けられてるのも、読んでくださる皆さんのおかげです。
明日からもまたよろしくお願いします!
今日は新日本プロレスの静岡大会。メインイベントはオカダ・カズチカ選手VS“キング・オブ・ダークネス”EVIL選手だ。