鷹木信悟のヘビー級宣言に対してSHOは無差別級の道を進むか?

鷹木信悟のヘビー級宣言に対してSHOは無差別級の道を進むか?

「ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア26」で全勝での優勝決定戦進出を成し遂げた鷹木信悟選手。決勝でウィル・オスプレイ選手に敗れはしたものの、その圧倒的な機動力とパワーは新日本プロレスジュニアの枠を超え“無差別級”として確固たる地位を築きつつあった。

事実、矢野通選手や石井智宏選手、後藤洋央紀選手、タイチ選手などの大物食いも実現。

また、内藤哲也選手との試合は歴史に残るベストバウトとなった。「G1クライマックス29」で優勝決定戦進出こそ逃したものの、鷹木信悟選手にとって2019年の春と夏は自らの力を証明する格好の舞台だったと言えるだろう。

そして、運命の時がやってきた。

最終戦で「CHAOS」の後藤洋央紀選手を破り、LA道場帰りの荒武者の悲願を打ち破ると、バックステージでこう高らかに宣言した。

「鷹木信悟を“区別”することを止めてくれ」と。

そう、ジュニアにはもう戻らない。自分はヘビー級一本で戦っていくという旗を上げた瞬間である。

ただし、出会いがあれば別れもある。そして、鷹木信悟選手のアクションが新たな可能性を示す可能性もある。

僕がぶち上げる予想(妄想)は、SHO選手の“無差別級”宣言である。

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NEVERの世界へ進む龍

2018年にドラゴンゲートを退団し、新日本プロレスへと新しい居場所を求めた鷹木信悟選手。

戦歴だけ見れば順風満帆という歩みになったが、それでも鷹木信悟選手は納得できていないようであった。

ジュニアヘビー求人から無差別級、更にはヘビー求人へ。

全ての階級に己の身を置いた時に見えた景色があったに違いない。

その結果たどり着いたのがヘビー級という新しい居場所だった。

「G1クライマックス29」の最終戦、後藤洋央紀選手を破った後、鷹木信悟選手はこう語っている。

あぁ、痛ぇ! 痛いねぇ!(※と、アゴのあたりを押さえる) あぁ、キツいねぇ! ダメージ、半端ないよ。だけど! 『G1 CLIMAX』、思った通り!最高の舞台だったな。俺はこんな、強烈な刺激を求めて、ここ、新日本に来てる。ホント、この『G1』ではいい経験ができた! 悔しい思いも、たくさんしたけどな。俺はよぉ、欲張りだから、『G1』前は『無差別として挑戦する』なんて表現したけど、今の気持ちは!違うぞ。石井戦、後藤戦、連破して、逃げ道を作らないためにも、ハッキリ宣言しとく。鷹木信悟、たった今から!ヘビー級選手としてやっていく。それが!この新日本で、本当の意味で龍の如く、てっぺんまで昇り詰めるためには、必要な道だと、理解した。誰に何と言われようと!これが俺の、我道驀進だ!
新日本プロレス! それから東スポ! 週刊プロレス! 他のマスコミさんよぉ! ちゃんと聞いといてくれ。改めて申し上げる。もうこれ以上!鷹木信悟を“区別”するのをやめてくれ。たった今から!俺は、ヘビー級の選手としてやっていくから。俺の!言いたいことは、以上だ

 

背中に追いつき、超えるために

鷹木信悟選手の出現によりSHO選手は爆発的な成長を遂げた。

「G1クライマックス29」で主人公感を炸裂させたのが飯伏幸太選手であれば、「ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア26」は優勝決定戦を除きSHOがど真ん中に立っていたように思う。

コスチューム、入場曲(発売まだですか(><))、髪型を変えて臨んだ“ライバル”との一戦。

完全にNEXTと化したSHO選手は同じ「CHAOS」の矢野通選手、石井智宏選手、後藤洋央紀を破った鷹木信悟選手をギリギリまで追い詰めることに成功した。

次、次は必ずと思っていたところでの別れは突然やってきた。

相手がレールを変えたならば自分もそちらのレールに乗るまで。何よりも現在の新日本プロレスは結果を出せば提案を飲むのだ。

2019年の「G1クライマックス」には「ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア26」で優勝決定戦に進んだ2人がエントリーを果たした。

であれば、2020年で結果を残せば無差別級戦線への名乗りをあげることだって可能なのだ。

 

完全にNEXT

鷹木信悟選手がヘビー級に行ったことで。二人のシングルマッチを見る機会は激減したと言っても過言ではない。

おそらく鷹木信悟選手がジュニアヘビー級に戻る可能性は低いため、SHO選手が新しい一歩を踏み出すしか再び道が重なる瞬間はないのかもしれない。

ただし、プロレスというのは面白いもので、これからしばらくした時に「何か」が起こっている可能性は充分にある。

SHO選手による無差別級宣言。この言葉が出た時に、再び主人公がドラゴンと相対する瞬間が訪れるのかもしれない。

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