新日本プロレスの風物詩!タッグの季節に期待せざるを得ない

新日本プロレスの風物詩!タッグの季節に期待せざるを得ない。ちょっと気が早いがそんな機運が高まったため、筆を取ってみた。

「ニュージャパンカップ」や「ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア」、「G1クライマックス」が上期から夏に掛けてそれぞれ最強の1人を決めるトーナメントやリーグ戦であるならば、下期に行われる「スーパージュニアタッグリーグ」や「ワールドタッグリーグ」はタッグチームの色が出る季節となってくる。

シングルでの激闘からレスラーの色や相性が勝敗を分けるタッグの世界へ。新日本プロレスはシングルもタッグも面白いのが年中ファンを飽きさせず、魅了し続けているポイントだろう。

ただし、新日本プロレスのタッグリーグはヘビーとジュニアそれぞれ特定のチームが牛耳っているのが現状である。

ヘビー級はSANADA選手&EVIL選手。ジュニアヘビー級は“ロッポンギ3K”YOH選手&SHO選手が2連覇を果たしているのである。

また、「ワールドタッグリーグ」については毎年、内藤哲也選手が苦言を呈しているなど、開催前には大会自体の改善すら求められるケースも多い(いざ開催してみれば満足度120%なのは流石の一言だが)。

では、本題に入ろう。

今年の「スーパージュニアタッグリーグ」や「ワールドタッグリーグ」はこれまでと一味違った楽しみ方があると僕は思っている。鍵を握るのはロッポンギ3Kの2人と鷹木信悟選手である。

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ロッポンギ3Kが無差別級へ

僕が今回の「ワールドタッグリーグ」で期待していることを一足先に書きたいと思ったのは、東京・水道橋“EBRIETAS”で開催された矢野通プロデュースDVD「Y・T・R!V・T・R!7」発売記念イベントでYOH選手とSHO選手が抱く今年の目標を知ったためだ。

「スーパージュニアタッグリーグ」優勝。その先にある「ワールドタッグリーグ」へのエントリー。

これがロッポンギ3Kが描く進化の形である。

実際、「ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア」を制したウィル・オスプレイ選手とリーグ戦を全勝した鷹木信悟選手はジュニアの枠を超え「G1クライマックス」に参戦した。

今回、「スーパージュニアタッグリーグ」をロッポンギ3Kが制すことで実質的に3連覇となる。

前例はできた。覇者として目指すのは「ワールドタッグリーグ」へのエントリー。そして、あの男への早期的なリベンジである。

 

内藤哲也はワールドタッグリーグに出るか?

EVIL選手と「ワールドタッグリーグ」にエントリーして以降、しばらくリーグ戦と距離を置いている内藤哲也選手。

例年、彼の口から飛び出す批判は同門のEVIL選手&SANADA選手に発破を掛ける意味合いがあるのではないか?と勘ぐるほどである。

ただし、2019年の内藤哲也選手は一味違う可能性がある。

そう、「ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン」のヘビー級が4人になったことで、事実上エントリーが可能になったのである。

相方は勿論、鷹木信悟選手。「G1クライマックス29」で好勝負を繰り広げた2人が今度はタッグの天下を取るために“制御不能な登り龍”となるのである。

ドリームタッグもエントリーか?

もしも、オカダ・カズチカ選手と棚橋弘至選手のドリームタッグが「ワールドタッグリーグ」に殴り込みと発表されればたちまちチケットは完売コースになる。

オカダ・カズチカ選手と棚橋弘至選手を相手に内藤哲也選手&鷹木信悟選手や飯伏幸太選手&ウィル・オスプレイ選手が激突する。

妄想だけでも半端じゃなく捗りすぎる。また、ジョン・モクスリー選手&海野翔太選手もあり得るのだ。

今から年末が楽しみすぎやしないだろうか。

 

SANADA&EVIL

2019年の「ワールドタッグリーグ」には事実上の最強とも言える風格のあった「KES」がデイビーボーイ・スミスJr.選手の離脱により、出場する可能性は限りなく低いと言える。

現王者のタマ・トンガ選手&タンガ・ロア選手相手に一石を投じることができる最右翼は、「ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン」のSANADA選手&EVIL選手で間違い無いだろう。

「IWGPタッグ王座」の歴史に名を残すほどに肝心なところで勝利を掴む2人は明らかに持っているのである。

「ワールドタッグリーグ」2連覇さらにイッテンヨンで2年連続ベルト戴冠。

流れをそのまま活かして結果に結びつける。シングルプレイヤーとしての魅力が爆発した2人が再びタッグを組むことで新しい化学反応が生まれるのだ。

真壁刀義選手と本間朋晃選手のタッグがいよいよ復活する可能性も含みつつ、新しいこれまでにない組み合わせのエントリーもあり得るのが、2019年の秋冬である。

改めてにはなるが、ロッポンギ3Kのエントリーには期待したい。

ノーリミットとヤングバックスしか成し遂げていない、タッグ二冠に手を伸ばして欲しいと願うばかりだ。

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