ウィル・オスプレイがアメージング・レッドに勝利!SJCUP二回戦の行方

ウィル・オスプレイがアメージング・レッドに勝利!SJCUPが二回戦の行方について書きたい。

アメリカ・Temple Theater(ワシントン州シアトル/タコマ)で幕を開けた「スーパーJカップ2019(SUPER J-CUP 2019)。

ヘビー級選手たちが作り上げた真夏の熱気をアメリカに新日本プロレスが直輸入するというこれまでの大会とは少々毛色の違った取り組みとなる。

今大会のプロデューサーを務める生きる伝説リビングレジェンド獣神・サンダー・ライガー選手がオープニングマッチに出場するなど、今から新日本プロレスワールドでの配信が楽しみでしょうがない大会の一つだと言っても過言ではない。

いや、早くなる早でスーパーJカップ2019が見たい。そう思いつつ、今回は新日本プロレス公式スマホサイトで発表となった試合結果を見ていきたい。

まずは「ニュージャパンカップ」から「ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア」、「G1クライマックス」と新日本プロレスの中でも目玉となる大会全てにエントリーを果たしているウィル・オスプレイ選手からだ。

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空王の胸中

試合後のウィル・オスプレイ選手は、ドリームマッチと呼べる相手の名前をまず3選手挙げた。

そして、この日の対角線に立ったアメージング・レッド選手も“ドリームマッチリスト”に名前が連ねられていたという。

そもそもアメージング・レッド選手は2019年4月1日のエイプリル・フールにリングから離れることを公言していた。復帰となる新日本プロレスのリングは一体どんな感触だったのだろうか。

オスプレイ「(※終始、静かな口調で)また一つ、ドリームマッチが終わってしまったな。これまで明かしてなかったけど、イブシ、オカダ、PAC……彼らとともにアメージング・レッドは、俺のドリームマッチリを破ストに名前が刻まれてたんだよ。これまでずっと、いつか実現しないかなって思っていた試合さ。やっと探し当てたって感じかな。うれしくて、笑みがこぼれてきそうだった。でも、これで終わりじゃない。まだまだ走り続けないとね。優勝してこそ、本当の意味で“ドリーム・カムズ・トゥルー”だ。彼が残してきたものも受け継いで、俺が先頭に立ってジュニアヘビー級をさらに押し上げていく。じゃあ、サンフランシスコでね」

試合後、ウィル・オスプレイ選手はアメージング・レッド選手の「IWGPジュニアヘビー級ベルト」への参戦を希望した。

また1人、新日本プロレスに欠かせない存在が誕生するのか。これからの動きに期待が集まる。

いい風を吹かす男と龍

ロッポンギ3KのYOH選手と前「IWGPジュニアヘビー級王者」ドラゴン・リー選手が激突。新日本プロレスワールドで「YOH ドラゴン・リー」で検索してみると、なんとヒットした動画はゼロ件。

これまでほぼ絡みがない2人がいよいよ相対するのである。

その結果はスペルエストレージャことドラゴン・リー選手に軍配が上がった。

“ヤングライオン”出身の新日本プロレス生え抜き。獅子の血が流れたロッポンギ3Kの前に立ちはだかるのは二頭の龍である。

SHO選手は鷹木信悟選手に勝ち逃げされた中で、YOH選手とドラゴン・リー選手の物語がアメリカでスタートしたのかもしれない。

(※コメントスペースにたどり着くなり、崩れ落ちるようにフロアに大の字になる)ああ……終わった。ああ、終わった。(※上半身を超して)空っぽッス。頭ん中が、真っ白。ああ、クソッ……。一番の、一番の敵はさ、ライバルは、自分自身だと思ってるから。そこをまた、深く。彼に対して、今日、まあまあまあ、あと一歩、あと二歩。射程圏内には、もう入ってるはずだから。今年に入ってね、自分のスタイル、プロレスができてきてるから。そこに対しては、俺、強くなったなって思います。今日負けて、これで夏が終わって、燃え尽きたわけじゃないから。灰にはなってないからね。いつでも、死んでからも、燃やし続けます。(※立ち上がりながら)熱く、生きていきます。これからも。それが、俺だから。(※控室に戻りながら)ドラゴン・リー、次は負けねえからな……

ブーメラン!?

今大会のサプライズと言えば、SHO選手による石森太二選手へのリベンジだろう。

2019年のイッテンヨン「レッスルキングダム」でKUSHIDA選手を破り、田口隆祐選手、獣神サンダー・ライガー選手を相手に防衛戦を行った石森太二選手が一回戦で姿を消したのである。

勝利したのは今大会からビキニタイプのショートタイツを着用するなど、肉体の魅せ方にも工夫が見られるSHO選手である。

SHO選手が鷹木信悟選手に追いつき、追い越すためには「スーパーJカップ2019」の優勝、「スーパージュニアタッグリーグ」の3連覇を実現する必要がある。

絶対に負けられない。完全にNEXTとなる無差別級への挑戦に真実味を持たせるためには、勝ち続けるしかないのだ。

勝った……(※かみしめるようにつぶやく)。残り……残り、3つ。何があっても、勝たねぇといけないんだ、俺は。20代最後の夏はもちろん、何で勝たなきゃいけねぇかって? 俺はプロレスラーだからだ