SANADAが3度目のIWGPヘビー挑戦へ!ライバル相手に連勝を狙う

SANADAが3度目のIWGPヘビー挑戦へ!ライバル相手に連勝を狙う。

6119人超満員となった「NJPW Royal Quest」で鈴木みのる選手との激闘を制したオカダ・カズチカ選手の前に姿を現したのはスーツに身を包んだ“正装”のSANADA選手だった。

「G1クライマックス29」でオカダ・カズチカ選手から勝利を奪ったのは飯伏幸太選手とSANADA選手の2人のみ。

SANADA選手は6度目の直接対決で白星をつけた。

イギリスの地で「IWGPヘビー級王座」への名乗りを上げたSANADA選手は新日本プロレスの中でも特異な位置にいる。

あれだけの実力と才能を弾けさせながら未だ新日本プロレスのシングルベルトを戴冠した実績はなし。ちなみに挑戦したこともない。

オカダ・カズチカ選手と同様にシングルベルトは「IWGPヘビー級」限定となっているプレミアムな男(の相方)。

SANADA選手とオカダ・カズチカ選手による2019年4度目の激突。5月の「IWGPヘビー級挑戦を機に、ビジュアルを一新させたSANADA選手はライバルである“レインメーカー”を打ち破り、東京ドームのメインイベントへと進むことができるのだろうか。

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名勝負数え歌

2018年2月、「ニューイヤーダッシュ」でいよいよ口を開き「オカダ次はお前だよ」と語ったSANADA選手による「IWGPヘビー級王座」初挑戦が大阪・大阪府立体育会館(エディオンアリーナ大阪)で行われた。

今振り返ってみても、この試合はV12を記録したオカダ・カズチカ選手が最も苦しめられた試合の一つにだったと僕は思っている。

掟破りのレインメーカーをここぞとというタイミングで使用する棚橋弘至選手と同等のプロレスセンス。

オカダ・カズチカ選手の試合を研究し尽くしたかのように、脳内でシュミレーションを重ねている動作。その全てが、僕の心を奪っていった。

「SANADA選手すごいな」

とシンプルに応援できる心境を生み出していた。新日本プロレスの入門テストを落選した後、武藤敬司選手率いる全日本プロレスに見出された“逸材”。

SANADA選手とオカダ・カズチカ選手は試合を重ねれば重ねるほどに双方のレベルが上がりより素晴らしい試合を生み出している。

ライバルとなってからは初となる「IWGPヘビー級選手権試合」。一体どんな試合になるのだろうか。

 

ライバルについて

新日本プロレスのライバル関係を頭に浮かべてみると、以下のレスラー名が浮かんだ。

中邑真輔選手と棚橋弘至選手。後藤洋央紀選手と柴田勝頼選手。髙橋ヒロム選手とドラゴン・リー選手、エル・デスペラード選手。

そして、内藤哲也選手と飯伏幸太選手。

同じコーナーに立ってよし、対角線上にいてもよし。これがライバルとしての絶対条件である。

24歳で新日本プロレスの象徴である「IWGPヘビー級ベルト」を戴冠したオカダ・カズチカ選手は同年代のレスラーたちからすれば、一線を引いた位置にいた。

何度も激闘を繰り広げてきた棚橋弘至選手は10歳以上離れている。化け物を超えたレベルの違う“レインメーカー”は同世代のライバルをずっと求めていたのである。

そして、ようやく現れたライバルがSANADA選手なのだ。

獅子と龍の混血児であるオカダ・カズチカ選手に対して、武藤敬司選手の血が流れているSANADA選手。この二人の激闘はどんな結末を迎えるのだろうか。

 

簡単に言って、驚きました。鈴木さん、『G1』出てないってことじゃないよ。51歳があそこまでの動き、あそこまでの闘いをできるってことに、本当に驚かせてもらいました。本当にロンドンで鈴木さんと闘えて良かったと思います。
正直、日本では、あんな鈴木コールが起きることはないでしょうし。最初はあんなにもオカダコールで始まったのに、最後あんなにも鈴木コールに変わったことにビックリしましたし、本当に良かった。もちろんこんな闘いができるのであれば、まだまだ鈴木さんとやる機会あると思うし。52歳になっても、53歳になっても、ひとり65歳になってもオカダ・カズチカに挑んできた人を知ってるので。別に15年後、鈴木さんとやってもいいんじゃないかなと思いました。
そして本当に日本だけじゃなく、アメリカもそうだし、こうやってイギリスでもIWGPのベルトを懸けてやって、これだけのお客さんを入れて、本当にまた胸を張って帰りたいなと思います。まだ海外の大会はありますけども、MSGもやって、ダラスもやって、ここでカッパーボックスでもやって、やっぱり新日本プロレスはオレしかいないなと、あらためて思いました。
だいぶ昔のような気もしますけど、『DOMINION』でもふがいない姿を見せて、『G1』でも優勝できなくて。久しぶりにこうやって、勝って、胸を張って帰れるので。でもこれで終わりじゃなく、つぎSANADAさんが出て来たので。今年、何回もやってますけど、やっぱりライバルっていうのは何回もやる使命だと思いますし、つぎ正式に決まれば、つぎも勝って、またそのつぎに向かっていきたいと思います

 

運命の秋

SANADA選手の挑戦が実現するとすれば、おそらく舞台は2019年10月14日「保険見直し本舗 Presents KING OFPRO-WRESTLING」両国国技館大会になりそうである。

昨年は飯伏幸太選手を含む3WAYマッチが行われ賛否両論を呼んだ試合から一年。いよいよオカダ・カズチカ選手に現れた同世代に現れたライバルとの一騎打ちが行われる運命の日になりそうである。

長州力選手VS藤波辰爾選手やタイガーマスクVS小林邦昭さんのように繰り返し戦えば戦うほど熱を帯びていく二人の対決。

2019年4度目のシングルマッチはどんな展開になるのだろうか。これからが楽しみである。

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