KENTAが飯伏幸太に宣戦布告!リマッチについて思うこと

KENTAが飯伏幸太に宣戦布告!NEVER王者が進撃した先の世界について考えてみたい。

2019年9月1日にイギリスはロンドンで行われた「NJPW Royal Quest」にて「NEVER無差別級王者」“名勝負製造機”石井智宏選手に挑戦した「バレットクラブ」のKENTA選手。

同大会は新日本プロレスワールドにて後日配信となっている。そのため、現時点でアクセスできる範囲の情報だけで執筆してみる。

まず、ツイッター上で散見していたのは、石井智宏選手と噛み合い切らなかったという点だろう。

石井智宏選手と言えば「G1クライマックス」などのリーグ戦で好勝負を連発する、誰しもが認める新日本プロレスの大人気レスラーである。

例え相手レスラーが自分の推し選手だったとしても、試合中盤から後半に掛けて石井智宏選手の応援をしている側に回ってしまうことも珍しくない。

天龍源一郎さんと長州力選手。2人のレジェンドレスラーから教わったプロレスは令和の時代でも普遍的な魅力を放っているのである。

そんな会場人気抜群の石井智宏選手を仕留め、新「NEVER無差別級王者」に輝いたKENTA選手。

「G1クライマックス」の最終日に突如試合を壊し、「バレットクラブ」の軍門に降ったまたスーパースターは試合後に飯伏幸太選手への挑戦を表明した。

「NEVER無差別級王者」が夏の覇者に挑む。

もしも、all or nothingな展開になればとてつもないことが起きる可能性がある。

そう、「NEVER無差別級王者」飯伏幸太選手による「IWGPヘビー級」挑戦からの「IWGPインターコンチネンタル」への道である。

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権利証マッチか?ベルトはどうなる?

まさかまさかKENTA選手が戴冠したばかりの「NEVER無差別級」ベルトを懸けることはないだろうと思っていたが、案の定「挑戦権利証」のみを取り扱う試合が決定した。

2019年9月16日、『DESTRUCTION in KAGOSHIMA』鹿児島・鹿児島アリーナ大会である。

正直、今のKENTA選手に関しては僕の方でも非常にセンシティブで書きにくい状況となっている。さまざまな情報が錯綜しているため、何とも言えないというところだ。

飯伏幸太選手に対しては真夏以来の地元である。飯伏幸太選手であれば地元に錦を飾るべく好勝負を魅せてくれると信じている。

 

注目カードが目白押し

少し話を戻して「NEVER無差別級ベルト」がKENTA選手の元に渡ってしまった。

新日本公式スマホサイトでも公開されているように、石井智宏選手との試合はタマ・トンガ選手&タンガ・ロア選手による乱入騒ぎも目立った試合ではあった。

「CHAOS」の石井智宏選手とYOSHI-HASHI選手は怒髪天を突く勢いに違いない。今度はG.o.Dとのスペシャルタッグマッチが組まれる展開となった。

もしも、この2人がタマ・トンガ選手&タンガ・ロア選手を破ることがあれば、「IWGPタッグ」への挑戦権利を手にすると共に、YOSHI-HASHI選手のベルト初戴冠の可能性が急浮上してくる。

「CHAOS」にとっても意味のある試合になることは間違いないだろう。

 

荒武者と龍

「G1クライマックス」にたらればは存在しない。プロである以上全てが結果のための過程である。

ただし、敢えてあげるのであれば「ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン」に加入して一年が経とうとしている鷹木信悟選手を後藤洋央紀選手が破っていれば、「G1クライマックス29」決勝のカードは飯伏幸太選手VS後藤洋央紀選手だったのだ。

あの敗戦からもうじき1ヶ月が経つ。荒武者は親知らずを抜くなど、更なる変化を求めて動き続けている。

後藤洋央紀選手は実直な漢である。ジェイ・ホワイト選手への借りを返した次は運命の一戦で敗れた鷹木信悟選手へのリベンジを果たすべく試合に臨む。

共に好勝負を連発する大好きなレスラー。それだけに両選手を応援するというプロレスならではのスタンスになるに違いない。

 

リマッチの意義と意味

いよいよ発表された『DESTRUCTION』シリーズの対戦カードについて新日本プロレス公式ツイッターには、「リマッチ」ばっかりだという声が届いていた。

これが木谷オーナーの言っていたことかと、膝を叩きつつ、僕の考えを書き残しておこう。

質問

2018年以降、オカダ・カズチカとSANADA選手が東京でシングルマッチをするのは何度目か?

新日本プロレスでは初である。

大阪、福岡、長岡と全てが東京ではない土地となっているわけだ。それなのにリマッチについて物議が出るのは正直、「新日本プロレスワールド」の影響が多いと思う。

従来、会場に行くか映像媒体を購入しなければ観ることができなかったプロレスがストリーミング配信されたことで、この組み合わせはよく見るな?となった。

また、名勝負数え歌という見方が薄れて、常に新鮮なカードを待ちわびる声が増えたのは。独特の間を切ることで成立しているYouTubeの影響だろう。YouTubeを見慣れていると、コンテンツに刺激とテンポの良さを求めがちになる。

アスリートプロレスがもてはやされたのもここが大きいと僕は思っている。

つまり、スマホの普及によりエンターテインメントへの考え方が少しずつ変化した。不満を公式に対して会場ではない場所で言うことができるようにもなった。

「書き込みを新規ファンが見たときにどう思うのか?を考えない行動だ」と指摘されれば控えると思うのだが、いかがなものなのだろう。

リマッチはマンネリを生むがずっと続くものではない。ジュース・ロビンソン選手とジョン・モクスリー 選手の3戦目だって、何らかの意味があると考えればこれから楽しみになってくるのではないだろうか。

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