柴田勝頼が提言した道場対抗戦!LA道場生強さの秘密を考えてみる

柴田勝頼が提言した道場対抗戦!LA道場生強さの秘密を考えてみる

新日本プロレス公式スマホサイトで、LA道場のヘッドコーチ柴田勝頼選手がインタビューに応えていた。

その内容はLA道場のレスラー3人と昨日からスタートしたヤングライオン杯についてである。

「『ヤングライオン』と言いつつも、実際は道場同士の対抗戦」とキッパリ。その胸中を語った渾身のインタビューが無料でよめるのだから新日本プロレスは太っ腹である。

ここからしっかりとその内容について触れていくとして、まずは開幕した「Road to DESTRUCTION」についても考えていこう。

前述した通り大きな目玉となるのは「第12回ヤングライオン杯争奪リーグ戦」だろう。ただし、これだけに留まらないのが新日本プロレス秋の幕開けである。

オカダ・カズチカ選手が保有する「IWGPヘビー級ベルト」に「ロス・インゴブレナブレス・デ・ハポン」SANADA選手が挑戦する。また、「CHAOS」からは石井智宏選手とYOSHI-HASHI選手が「G.o.D」の持つ「IWGPタッグ」へ挑戦を表明した。

また、ウィル・オスプレイ選手とロビー・イーグルス選手の「IWGPジュニアタッグ」挑戦や後藤洋央紀選手と鷹木信悟選手のスペシャルシングルマッチなど「CHAOS」が中軸となるシーズンが始まったと言えるだろう。

では、ここからが本題だ。

まずは、“柴田勝頼式フルメタルジャケット”という言葉がピッタリなLA道場のレスラーたちの強さについて考えてみたい。

f:id:yukikawano5963:20190905075646p:plain

コーチ、先生、師匠

LA道場VS野毛道場がスタートした「Road to DESTRUCTION」の初日。その主役となったのは、完全にLA道場の門下生たちだった。

「LAドージョーはニュージャパン最高のドージョーである」

辻陽太選手を圧倒したアレックス・コドリン選手。バックステージで語った言葉は多くのファンの胸を打ったに違いない。

勝ったのは俺だ。俺はLA道場で過ごしてきた。これから全てのシングルマッチにおいて、全ての試合で全員を倒していく。俺にはパッション、ハート、そしてスピリット! その重要なものがある。(日本語で)オレハLAドージョーダ! イジョウ!

オレハLA道場ドージョーダ!イジョウ!柴田勝頼選手はおそらく自分の試合や自分の言葉を真似するようにという指導はしていないはずである。

それでも、LA道場のレスラーたちは柴田勝頼選手へと少しずつ近づいていく。顔つき、基本技、そして、試合への姿勢。その全てが生まれた時から新日本プロレスだったDNAを持つ柴田勝頼選手から受け継いだものである。

絶対に優しくない。絶対に緩くない。絶対に妥協しない。

そんな柴田勝頼選手の元で磨き上げられたダイヤの原石はアメリカを経て日本のリングで大きく花開いた。

「第12回ヤングライオン杯争奪リーグ戦」の開幕戦はLA道場の二連勝という結果に終わった。事前に開催された優勝人気投票では海野翔太選手が一位。その海野翔太選手が初戦を落としたのだから先が見えない試合展開となったのである。

 

優勝候補の敗北

この日、海野翔太選手、辻陽太選手が2タテを喰らう結果となった。

新日本プロレス公式LINEアカウントで事前に行われていた『ヤングライオン杯』の“優勝予想”アンケートでは、1位が海野翔太選手、3位が辻陽太選手だった。

海野翔太選手は2位に約5倍の投票差を付けてブッチギリの1位だっただけにこの日の敗戦を以外に感じたファンも多かったことだろう。

だが、LA道場の“キャプテン”クラーク・コナーズ選手は明らかに強かった。

徹底的にビッシビシ鍛えられた少数精鋭のLA道場生で柴田勝頼選手が不在時には、指揮を任せられるほどの漢。彼を含めて相手の技を“痛がらない”精神力。磨きぬいた基本技だけを使用するファイトスタイル。そして、柴田勝頼選手の前で下手な試合はできないという誇りと試合への飢えがLA道場生の共通点だろう。

海野翔太選手と辻陽太選手に油断があったわけではない。単純にLA道場生が強かったのだ。

 

日本人が育てた“ガイジン”部隊

柴田勝頼選手の新日本プロレスを徹底的に叩き込まれた“ガイジン”部隊。それがLA道場のレスラーである。

そんな彼らの他にももう1人、アンタッチャブルな存在が今回のリーグにはエントリーされている。

マイケル・リチャーズ選手。ファレ道場の門下生である。元々プロレスラーとしてデビューを飾っていたが、新日本プロレスに入るためヤングライオンとなった男らしい。

そんな彼を後楽園ホールで迎え撃つのが、柴田勝頼選手な野毛道場で唯一フレッシュだと認めている上村優也選手である。

前述したアンケートでは最下位の7位タイという結果になった上村優也選手はファンを見返す結果を生むことができるのか。

いよいよ始まった道場対抗戦。下馬評は既に関係なくなった。

優勝し、道場の威信を守るのはどの選手になるのか。これからが楽しみである。

→人気プロレスブログはここからチェック!

→NJPW FUNのTwitterフォローはこちら