新日本プロレスのエース・棚橋弘至からハッタリをかます重要性を学ぶ

新日本プロレスのエース・棚橋弘至からハッタリをかます重要性を学ぶ。そう、やっぱり人生は先んじて声明を上げることが大切だと改めて感じた次第だ。

2019年9月9日に配信がスタートした『棚橋弘至のPodcast Off!』。イギリスはロンドンでの初収録となった同放送は、逸材の夏つまりは「G1クライマックス29」や以前にもぶち上げていた新日本コンクルソについてのトークが繰り広げられている。

今回の配信を聞いていると、改めて棚橋弘至選手はフラグを作ることが本当に上手な人だなぁと実感した。

未来の自分に対して、メッセージとなるような発言をする事で、達成しても達成しなくても意味が生まれる。論点を今に設けない。先に先にハードルを設けることで棚橋弘至選手はこれまで多くの功績を残してきたのだ。

今回は棚橋弘至選手が今回の配信で生み出したフラグと逸材の夏「G1クライマックス29」を振り返っていきたい。まずは多くのファンを感動に包んだ“友だち”との直接対決から書き始めてみよう。

 

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逸材の夏

2019年。逸材の夏。「ちょっくら2連覇してきます」と自分にしか言えない言葉で話題を集めていた棚橋弘至選手。

負け越しという本人にとつて不本意な結果となってしまったが素晴らしい試合を連発した棚橋弘至選手への支持が下がる訳ではない。

今回の配信を聞いて改めて実感した次第だ。棚橋弘至選手が本人の口で全試合を振り返っているため、今回のPodcastも必聴である。

 

新日本コンクルソ

いよいよ真実味を帯びてきた新日本コンクルソ。出場メンバー(仮)は棚橋弘至選手、SHO選手、YOH選手、石森太二選手そして、飯伏幸太選手(暫定優勝者)となっている。

時期は2019年11月下旬から12月上旬の後楽園ホールを予定。一斉にリングに上がるのではなく、それぞれが試合前にポージングを行うものになる。と、棚橋弘至選手はぶち上げていたが、未だ新日本プロレスに話を通していないらしい。

仮に公式ではないとしてもSNSが発達した現代では棚橋弘至選手の指先一つで開催している雰囲気が醸成される。

棚橋弘至選手が自身の肉体をイッテンヨンでピークに持っていくための中間地点として考案した新日本コンクルソ。今からトップを取る逸材ボディを見るのが楽しみである。

 

自分で物語を作る、紡ぐ

現在の「Road to DESTRUCTION」シリーズでは、獣神サンダー・ライガー選手やSHO選手、YOH選手と4人タッグを結成してる棚橋弘至選手。

鈴木みのる選手と獣神サンダー・ライガー選手の抗争が激化する中で、どこ吹く風とプロレスを広げることに邁進している。

ヤングライオン時代には同じ新日本本隊として、棚橋弘至選手と小松洋平選手、田中翔選手の絡みはバラエティ番組にまで進出していた。

「CHAOS」と新日本本隊が近づいたことによる好影響はここにも現れているのだ。

そのキッカケを作ったのは誰か。戦友はいるけど「友だちはいない」と語っていた棚橋弘至選手はオカダ・カズチカ選手と友だちになれたことで少しずつ変化しているようにも映る。

棚橋「(※YOH、SHOと3人並んで、大胸筋を盛り上がらせるポーズを何パターンも決めながら)よし! 俺はね、全方位的にアンテナを張って、SHOが絞れば俺も絞る、YOHがおしゃれになれば、俺もファッション誌に呼び出される。いい方向に、プロレスを全方向に広げていくから。ただ現時点で、YOHのオシャレとかSHOの肉体に負けてるから。俺はしんがりから、ぶち抜くからな」
YOH「今日は、いい風吹いたってことで。まあ、昨日も言ったんだけど、結局ファッションに対してもなにしても、外に目を向けることによって、プロレスリングにつながってくれれば、いいと思ってるんで。だから今日も明日もあさっても、きっちりいい風吹かせます。そして、これはね、俺の法則で、風が吹かなかったら、起こせばいい。今シリーズでも、でっかい風、起こしてやりますよ。で、結構、腕の太さだったら、たぶんニュージャパンで、1番か2番か3番に入ってると思います」SHO「一つの目標はね、新日本コンクルソ。今まで、人生最高の仕上がりで、ステージなのか、リングなのか、審査員は誰なのか、まだ全くわかんないけど、とりあえず過去最高の仕上がりに持ってく。それと、やって残り、今シリーズこうやってライガーさんと組ませてもらって。あと何回、一緒のリングに立てるかわかんないけど、でもさ、ライガーさんと一緒に、純粋にプロレスを楽しみたい。でも、ああいう相手が鈴木軍だろ。(試合を)メチャクチャにされてるんだろ? だからこそライガーさんには、鈴木をメチャクチャにやってもらいたい」

三者三様のコメントが素晴らしい。棚橋弘至選手はしんがりを務めると明言し、後方からぶち抜くことを約束している。ここがミソなのだ

自分と他人を比較して劣っていると実感したとしても、負けを認めつつ後から勝つと宣言する。

負けたら負けたでいいじゃないか。勝つことだけがプロレス(人生)ではないということを棚橋弘至選手は一挙手一投足で伝えようとしているのかもしれない。

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