髙橋ヒロムの復帰を確信させる対戦カードが発表されていた話
髙橋ヒロムの復帰を確信させる対戦カードが発表されていた話を書いておきたい。
「FIGHTING SPIRIT UNLEASHED」アメリカ大会の最終日。この日のメインイベントは特別な対戦カードが組まれていた。
髙橋ヒロム選手が復帰した「ロス・インゴブレナブレス・デ・ハポン」は6人体制になる。
内藤哲也選手がメンバー全員が一歩踏み出す勇気を持ち呼び込んだ“ザ・ドラゴン”鷹木信悟選手は、今や新日本プロレスにとって欠かせないレスラーの一人へと飛躍した。
ただし、髙橋ヒロム選手が復帰することで新日本プロレスで「ロス・インゴブレナブレス・デ・ハポン」だげ持っているプレミアムなものが見られなくなる可能性があった。
そう、「ロス・インゴブレナブレス・デ・ハポン」メンバー全員による試合。そして、全員での入場である。
タッグマッチはそもそも5人VS5人が限度なのか、それ以上の人数での試合を見ることはほぼない。
新日本プロレスにおいては「夢☆勝ち」で7人のイルミネーションマッチが組まれていた。また、Googleで「12人タッグマッチ」と検索してみると、全日本女子とドラゴン・ゲートのみが引っかかった。
つまり、12人タッグマッチ自体がレアケースのため、「ロス・インゴブレナブレス・デ・ハポン」が6人となった今、全員同時の試合自体がなくなると思っていた。
だが、「FIGHTING SPIRIT UNLEASHED」アメリカ大会のメインイベントで「なるほど」と膝を叩く対戦カードが組まれたのである。
「スペシャルイリミネーションマッチ」。その出場選手数は12人だったのだ。
アメリカ大会
「第7試合 時間無制限 スペシャルイリミネーションマッチ」。
出場選手は以下である
- 棚橋弘至選手、後藤洋央紀選手、石井智宏選手、YOSHI-HASHI選手、リッキー・モートン選手、ロバート・ギブソン選手
- ジェイ・ホワイト選手、KENTA選手、タマ・トンガ選手、タンガ・ロア選手、チェーズ・オーエンズ選手、邪道選手
新日本本隊と「CHAOS」、そしてレジェンドの6人と今や新日本プロレス最大の大所帯となりつつある「バレットクラブ」のタッグマッチ。これが5対5であれば、全く何も思わない贅沢で楽しい対戦カードだった。
ただし、6人対6人となれば話が変わる。髙橋ヒロム選手復帰後の「ロス・インゴブレナブレス・デ・ハポン」がフル出場した時の人数で試合が組まれたのだ。このタイミングで、である。
ちなみにスペシャルイルミネーションマッチのルールはこうなっている。
通常のタッグマッチ形式で試合を行ない、敗れた選手から退場。最後まで1人でも残ったチームが勝者となる。試合権利のある選手がトップロープを越えて場外に転落した場合も退場。
面白い対戦カードをアメリカのファンに見せたい。復帰後に6人での試合は継続的に可能なのかチェックする。
この対戦カードには2つの意味合いがあると感じた。
復帰戦の相手
振り返ってみれば髙橋ヒロム選手が欠場してから約一年以上という時間が流れていた。
完全なアクシデント。プロレスというジャンルが常に危険と隣り合わせであり、今回の欠場は誰が悪いわけでもない。
ただ、あの日のことを考えるとドラゴン・リー選手が復帰の相手を務めるのが当然だと思う反面、ドラゴン・リー選手の他にもう1人だけ、髙橋ヒロム選手の復帰戦で手を合わせて欲しいレスラーがいる。
やはり獣神サンダー・ライガー選手だろう。イニシャルKの正体である鬼神ライガーが降臨すると、新日本プロレス公式スマホサイトの日記コーナーでも少しだけ言及していたのである。
髙橋ヒロム選手にはドラゴン・リー選手やエル・デスペラード選手というライバルがいる。
ただし、獣神サンダー・ライガー選手との試合はもう見納めになつてしまうのだ。
2人のシングルマッチを調べてみると、2013、2017年の「ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア」が出てきた。
最後の最後でスペシャルシングルマッチが組まれる。そんな光景を見たいのは僕だけではないはずだ。
東京ドームか!?
新日本プロレスは明らかに髙橋ヒロム選手の復帰タイミングを見定めている。
既に1000%の回復は実現し、試合はできる状態になっている。
ただ、天性の華と爆発的な人気を誇る髙橋ヒロム選手の復帰戦であり、一年以上にも及ぶ欠場が明けるとなれば、ぜひ会場で見たいと思うのがプロレスファンの性なのではないだろうか。
そのためには、多くのファンが入る場所でなくてはならない。新日本プロレスは2020年のイッテンヨン、イッテンゴで満員を狙っている。
であれば、この組み合わせが一番来場者数に貢献するのではないだろうか。
内藤哲也選手&EVIL選手&BUSHI選手&SANADA選手&髙橋ヒロム選手&鷹木信悟選手による6人登場の髙橋ヒロム復帰戦スペシャルイルミネーションマッチ。
そして、翌日に獣神サンダー・ライガー選手VS髙橋ヒロム選手のスペシャルシングルマッチ。
もしもこのカードが発表されたら「とにかく貴重な機会だから!」という理由だけで友人も誘ってしまいそうである。
と、妄想を膨らませてしまう12人タッグマッチの発表だった。
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