KENTAが「NEVER」初防衛を記録!ヒールの華が咲き誇ろうとしている

KENTAが「NEVER」初防衛を記録!ヒールの華が咲き誇ろうとしている「バレットクラブ 」、ヒールとしての意地を見せ付けた。

新日本プロレスが再びアメリカへ。三箇所、三会場で行う「FIGHTING SPIRIT UNLEASHED」が開催中である。

LA道場のヤングライオン となった成田蓮選手やYOSHI-HASHI選手とKENTA選手の「NEVER無差別選手権試合」。

そして、メインイベントはオカダ・カズチカ選手&飯伏幸太選手対SANADA選手&EVIL選手。豪華なカードが並んだアメリカ大会2日目を振り返えってみたい。

ただし、今大会はテクニカルトラブルから始まった。

「FIGHTING SPIRIT UNLEASHED」は日本時間の朝8時スタートのはずが、テクニカルトラブルの影響で9時25分までズレこんでしまった。

だが、当日の実況、解説は万全の布陣。ストレスどころか違った楽しみを提供したのだから素晴らしい。実況を担当した清野茂樹さんと解説のミラコレクションA.T.さん、そして“敏腕プロデューサー”矢野通選手がTwitterで届いた質問に答えたら、緩いトークを繰り広げたり。

逆にもう少し話してほしいと思うほどの時間が流れた。

SNSを中心にさまざまな憶測が飛び交ったが、それはそれとして会場スタッフの方には「お疲れ様です」と素直に伝えたい。

誰が好きでエンターテインメントこんなアクシデントを起こすものか。胃が痛過ぎる状況の中でもしっかりと配信へと繋がったことが素晴らしいと思う。

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成田蓮の特異性

ヤングライオン杯を経て、柴田勝頼選手がヘッドコーチを務めるLA道場へと旅立った成田蓮選手。彼はこれまでのヤングライオンにない特異性のある成長を遂げようとしている。

黒パン、黒シューズのコスチュームは変わらずに入場テーマ曲とTシャツはLA道場仕様に変更し、新しい一歩を踏み出した。

そして、ふとここで思ったことがある。成田蓮選手はヤングライオンを卒業していないのではないか?ということである。

つまり、日米ヤングライオンをつなぐ存在として、若獅子のまま強くなるということなのだろうか。

野毛にあってLAにあったもの。柴田勝頼選手が作り上げた道場での生活を通じて、成田蓮選手は正当進化するに違いない。

ただし、一点かになることがある。

例えば、髙橋広夢選手はカマイタチを経て、髙橋ヒロム選手になった。EVIL選手はプレミアムな男から“キング・オブ・ダークネス”EVIL選手へと変貌した。では、成田蓮選手は一体どんな成長を遂げるのか。

この日、ロス道場にも身を置いていたTJP選手の前にギブアップ負けを喫したものの、動きのキレや気合いの入り方はこれまで以上のものを感じると矢野通選手が語っていたように、短期間も好影響が生まれているようだ。

ヘッドコーチ・柴田勝頼選手の手腕に期待しつつ、彼の船出を応援したい。

 

アメリカン・サイコ再び

「G1クライマックス29」で新しい姿を披露したランス・アーチャー選手が新日本プロレスのヤングライオンを相手に圧倒的な実力差を見せ付けた。

ヤングライオン杯の覇者であるカール・フレドリックス選手。ただし、この日は相手が悪過ぎたように思う。ムーンサルトアタックまで繰り出す身体能力に会場は大きく沸いた。まさにランス・アーチャー劇場である。

フィニッシュにも見せ場があった。チョークスラムでのフォールを自ら解き、EBDクローで3カウントを奪った。

頭が痛過ぎて肩を上げられないという最強、最大の技でヤングライオン杯の覇者に確かな壁と差を示す展開となった。

 

 二人のNEVER

棒を持たずタイガー服部Tシャツを着用して、YOSHI-HASHI選手が入場を果たす。ふと考えてみたら、YOSHI-HASHI選手が「IWGP USヘビー級ベルト」に挑戦したのもアメリカだった。

ノンバーバルて通用するグローバルな男はタイトルマッチをアメリカで行うジンクスがあるのだろうか。

会場からはブーイングも飛び出すなど、日本国内とは少し違った状況でのリングインとなった。

一方でKENTA選手に対してもブーイングが飛び交う。これは一体どういう意思表示なのだろうか。

試合が数分進んでも会場の一部からはブーイングが鳴り止まない。KENTA選手、YOSHI-HASHI選手どちらが攻めてもブーイングの嵐である。

だが、そうした試合だからこそ元スーパースターの引き出しが飛び出した。

試合終盤、矢野通選手が「これは技と倒れた」と発っするや否や、レフリーを排除することに成功し、G.O.Dが乱入。「バレットクラブ 」の時間が始まったかと思いきや、タイガー服部レフリーがリングへ姿を現した。2人を退場に追い込む正当なレフリングを見せると、試合はYOSHI-HASHI選手のペースへ。

バタフライロックでKENTA選手を徹底的に絞る。

だが、最後はKENTA選手の「go 2 sleep」が炸裂YOSHI-HASHI選手はリングに大の字で動けない状態が続いた。

両者にブーイングが飛び交うという異常事態に対して、KENTA選手は得意のムーブで歓声を引き出しつつ、観客の声と気持ちを徐々に変化させていった。

大胸筋の盛り上がりを見ても徐々にコンディションが上がってきていることも分かる。いよいよKENTA選手のプロレス。ヒールの華が咲き誇ろうとしている。

 

アメリカ大会

二人のNEVERを満喫した後のメインイベントは入場時から大歓声。長くなってしまったので、この内容は明日の記事に回しいと思う。

新日本プロレスのアメリカ大会は日本の会場とは違った熱を感じることができ、非常に面白い時間となった。

おそらく現地時間は23時を回っている。熱い歓声を届けてくれたアメリカの仲間たちにお礼を伝えつつ、今後の新日本プロレスを応援していきたいと思う。

 

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