EVILが飯伏幸太から権利証を奪取するために起こす事件とは?

EVILが飯伏幸太から権利証を奪取するために起こす事件とはいったい何か?様々な角度から“キング・オブ・ダークネス EVIL”選手のことを考えつつ、彼が巻き起こすサプライズについて考えてみたい。

新日本プロレスで最も対極に位置する“ゴールデンデンスター”と“闇の王”が再び対峙する時、どんな化学反応が巻き起こるのだろうか。

まず、「G1クライマックス29」でEVIL選手が白星を飾った選手から振り返ってみたい。

飯伏幸太選手、ウィル・オスプレイ選手、SANADA選手、ザック・セイバーJr.選手。

闇の王は現在の新日本プロレスで人気実力共にトップクラスのレスラーたちから4勝を掴み取っている。

新日本プロレスに存在した2つのジンクスの片方は既に棚橋弘至選手の手によって打ち破られている。

「G1クライマックス」覇者による「IWGPヘビー級ベルト」奪取が実現された今、東京ドームでの挑戦権利証異動すら起こりかねない状況となった。

EVIL選手が今回の一戦に向けて仕込んだ秘策(事件)とは一体何ななのか。

「ロス・インゴブレナブレス・デ・ハポン」の新パレハ登場の可能性を踏まえつつ考えてみたい。

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ジンクスは壊れている

今の新日本プロレスに「絶対」はないと僕は思っている。ジンクスに風穴を開けたのは“100年に一人の逸材”棚橋弘至選手だ。

2019年のイッテンヨン「レッスルキングダム」で「G1クライマックス」覇者による「IWGPヘビー級ベルト」奪還に初成功。

2012年、オカダ・カズチカ選手からはじまった真夏の覇者による悲願を達成したのは奇しくも挑戦される側だった新日本プロレスのエースだった。

そんな棚橋弘至選手が「いいレスラーになった」と太鼓判を押したのがEVIL選手である。

無骨でゴツゴツ、バチバチとした方向に向かうことでより一層深みと強さを増しているEVIL選手のプロレス。現王者からライバル認定されたタッグパートナーや負けが続いた宿敵、上り調子のJr.戦士、そして「G1クライマックス29」覇者を下したのは決して偶然ではない。

2017年シングルマッチで無敗記録を更新し続けていたオカダ・カズチカ選手に土を付けたのも闇の王だった。

流れを変え、ジンクスを壊す。“ダークネスワールド”には何が聳えたっているか分からない。

 

カミゴェ対策は万全か

僕がEVIL選手に期待しているのは「EVIL」という必殺技の特異性にある。実質STOであるこの技は子どもながらにエグいと感じていたフィニッシュホールドである。

相手を後頭部から叩き落とすため、決まったらほぼ試合を決めることができる。また、変形の大外刈りという入り方をしているため、隙も少ない。

つまり、EVILは実質出せば決まるキングゴング・ニーと同じレベルにあると言っても過言ではないのだ。

前述した2017年にオカダ・カズチカ選手の連勝記録を止めた時もそう。レインメーカーで決まると思った刹那、一気に切り返しEVILで切り返し試合を決めてしまったのだ。

EVILとはVSレインメーカーを意識して、磨かれた技なのではないか。そんな考察すら飛び出した。

それほどまでに完璧にレインメーカーを切り返して試合を決めたのである。

レインメーカーとは「変形のショートレンジ式アックスボンバー」を指す。では、飯伏幸太選手のカミゴェとは「膝を突いた相手の両手首を掴み、自身に引き寄せつつ膝蹴りを見舞う」という技である。

引き寄せるという動作のニュアンスが近いということはEVIL選手が大逆転を狙ってくる可能性は非常に高いと考えられるのだ。

 

新しいパレハの介入劇?

最後にEVIL選手が巻き起こす“事件”の可能性について考えてみよう。

“事件”について可能性を吟味してみると、いくつかの候補が上がってくる。

反則、襲撃、介入。

歴史に名を残すまでの事件ともなれば、予告なしで“新しいパレハ”を試合中に介入させるという手がある。

事実、BUSHI選手、SANADA選手については予告なしの緊急加入だった。髙橋ヒロム選手だって明確に“新しいパレハ”として凱旋帰国したわけではない。つまり、EVlL選手と鷹木信悟選手以外はサプライズ加入だったのだ。

これまで内藤哲也選手関連でしか実現していなかったパレハの加入劇。この流れを変えるのはEVIL選手なのではないだろうか。

 

ジュニアタッグリーグへ

鷹木信悟選手のヘビー級転向宣言、髙橋ヒロム選手の欠場により「ロス・インゴブレナブレス・デ・ハポン」のジュニアは手薄になっている。

ただし、いくら鷹木信悟選手が己の道を歩むと言っても「ロス・インゴブレナブレス・デ・ハポン」のことを考えると、少々足早なヘビー級転向宣言だったようにも思う。

このままではBUSHI選手は「スーパージュニアタッグリーグ」への参戦すら叶わないのだ。

内藤哲也選手はあの日、「ロス・インゴブレナブレス・デ・ハポン」を拡大させる旨の発言を残している。であれば、髙橋ヒロム選手が野毛道場の寮長を務めていた時代に新弟子として入ってきた男が加入する可能性はゼロではないとも言える。

また、闇の王が時計仕掛けのオレンジことクリス・ジェリコ選手と裏でつながっていたとしたら?

ダークネスワールドではどんな大事件が起こっても不思議ではないのだ。

いよいよ迫ってきた両国大決戦。まずは、今日のスペシャルタッグマッチを楽しみにしたい。

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