YOSHI-HASHI初戴冠ならず!ヒロ、トモ、ノブの歩みはこれからも続く

YOSHI-HASHI初戴冠ならず!ヒロ、トモ、ノブの歩みはこれからも続く。

2019年10月7日に行われた「NEW JAPAN ROAD」の最終戦後楽園ホール大会のセミファイナルは新日本本隊と「CHAOS」の連合軍同士がぶつかり合うというこれまでに無い景色となった。

ことの発端は「棚橋弘至デビュー20周年記念試合」にある。本間朋晃選手、YOSHI-HASHI選手とタッグを組んだ棚橋弘至選手は新ユニットの発足を宣言した。

棚橋弘至選手がぶち上げたのは「逸材ボンバーズ」ならぬ「チームこっから」だった。

2019年のイッテンヨンで5年振りに「IWGPヘビー級王座」輝き新日本プロレスのど真ん中へ帰ってきた。

再びはじまる棚橋政権。品のあるプロレスを通じ世間へと愛を伝えてく。そんな未来が訪れる、はずだった。

「NEW ERA」を謳い、我こそが新日本プロレスを牽引する存在だと主張する若干26歳のレスラーに至宝を奪取されてしまう。

「バレットクラブ」の新リーダーであるジェイ・ホワイト選手が圧倒的な力を魅せはじめたのもこの時期だったように思う。

オカダ・カズチカ選手、棚橋弘至選手、更には後藤洋央紀選手、夏には内藤哲也選手をも打ち破った。ジェイ・ホワイト選手は棚橋弘至選手を破り新日本プロレスの至宝を手にした日から、大きく大きく成長している。

一方でベルトを失った棚橋弘至選手はザック・セイバーJr.選手の対角線に立ち、抗争をスタートさせた。

その道のりで柴田勝頼選手も戴冠したブリティッシュヘビー級ベルトを戴冠。が、こちらも短い天下に終わってしまった。

そういった状況もあり生まれたのが「チームこっから」なのだ。

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チームこっから

メンバーは“みんなのこけし”本間朋晃選手と「CHAOS」“ヘッドハンター”YOSHI-HASHI選手だ。

光属性の3人。新日本プロレスの中心で愛を叫び続けてきた男とファンから愛され続けている2人。この3人は一体どんな化学反応を起こすのだろうか。

真壁刀義選手が矢野通選手に裏切られたあの日、唯一寄り添った本間朋晃選手。この歴史があるからこそ2人はベビーフェイスとなった今でも「GBH」なのだ。

にも関わらず、真壁刀義選手と矢野通選手が再び急接近し「IWGPタッグ王座」に挑戦。また、田口隆祐選手を加えた生え抜きの3人で「NEVER無差別6人タッグ」のベルトを保有しているのだがら内心穏やかではないだろう。

改めて真壁刀義選手のタッグパートナーに相応しいのは自分だと証明する必要がある。そのためにも負けられない。本間朋晃選手の気概が試合前から伝わってきた。

 

棚橋弘至への労い

後楽園ホールに棚橋弘至選手の入場曲「LOVE & ENERGY」が響き渡る。すると、何とも美しい光景が広がっているではないか。

この試合は「NEVER無差別6人タッグ選手権試合」ではあるが棚橋弘至選手のデビュー20周年を祝福する試合でもあったのだ。

セカンドロープに足を掛けコーナー立つ。棚橋弘至選手の顔には思わず笑みが溢れていた。

20年もの間走ってきた。2012年以降は「疲れた」とすら言えなくなった。

どんな困難の前でも強くあり続けた棚橋弘至選手のためだけに広がった後楽園ホールのメッセージボード。1725人(札止め)。棚橋弘至選手にとっても心に残る記念日になったことだろう。

 

ヘッドハンターたち

改めて思うのがヒロ、トモ、ノブの3人は一体何だったのだろうか。棚橋弘至選手のデビュー20周年を境に突如として現れた完全無欠のベビーフェイス軍団「チームこっから」。

惜しくもベルトに手が届くことはなかったものの、「こっから」がスタートなのかもしれない。

新日本プロレスの旗揚げ記念日や誰かのデビュー記念日。そんなアニバーサリーに再び彼らは姿を現すのかもしれない。

この日、YOSHI-HASHI選手は髪を金髪にしていた。上からカラーを被せないど金髪。

光属性。「チームこっから」に選ばれたYOSHI-HASHI選手は自分のみが「CHAOS」ということもあり、バックステージのコメントを見ても少しだけ距離を感じさせていた。だが、いったんの別れとなったこの日にその胸中を明かしていた。

「チームこっから」、、彼らの背中を見て僕もこっから新しい一歩を踏み出していきたいと思う。

YOSHI「まったく何の縁もないかもしれないけど。でも、今日、組んだ2人というのは少なからず何らかの大きな影響を受けて、大きな影響を受けて、ここに来たことには間違いないから。去年、オレが、棚橋弘至、弘至、ヒロとシングルで向き合った時にオレは感じた言葉、調べて。それは、調べたら『灯滅せんとして光を増す』って言葉が、オレの頭に浮かんできて。その光は凄く、まだまだ消えないと思ったし、これからも光り続けるなっていうのは凄く、感じました。ただ、あの人達も言ったように。ここから。ここから始まるから

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