SHOが上村優也に語った「プロレスラーという生き方」に感動

SHOが上村優也に語った「プロレスラーという生き方」に感動したので書き残しておきたい。

いよいよスタートした「保険見直し本舗 Presents Roadto POWER STRUGGLE ~SUPER Jr. TAG LEAGUE 2019~」。

開幕戦のメインイベントは「IWGP ジュニアタッグベルト」を懸けて争ったばかりの「Birds Of Prey(ウィル・オスプレイ選手&ロビー・イーグルス選手)」と石森太二選手&エル・ファンタズモ選手。

セミファイナルは「ロッポンギ3K(SHO選手&YOH選手)VS金丸義信選手&エル・デスペラード選手With DOUKI選手。

新日本プロレスの秋はジュニアタッグの祭典から始まる。と、その開幕前日に配信されたのが新日本プロレスファンの心を掴んで離さない人気ポッドキャスト「SHOのしびれない話」だ。

番組開始初となるなるゲストは“ヤングライオン ”上村優也選手。SHO選手と同郷の愛媛県出身。新日本プロレスのエース棚橋弘至選手に憧れているところも共通点の2人だ。

#nextboyz♂を結成したSHO選手と上村優也選手を会話を通じて明らかになったのは、SHO選手が引継ぎ、学んできたプロレスラー像だった。

 

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ヤングライオン・上村優也

“ヤングライオン”上村優也選手。2019年下期から2020年以降で新日本プロレスの“前座”を盛り上げる重要人物の一人である。

ヤングライオン杯はクラーク・コナーズ選手を相手に大金星を上げるも残りは全敗。結果こそ付いてこなかったものの、令和時代の幕開けに上村優也ありという存在感を見せつけた。

気持ちを魅せる試合。負けん気の強さ。それが上村優也選手の持つプロレスラーとしての真骨頂だ。

 

謙虚過ぎる姿勢が怖い

棚橋弘至選手は「上村優也は飯伏幸太に追従できるフィジカルを持っている」と語った。既にバキバキで見るだけでも「いい身体」であることは伝わってくる。ただし、上村優也選手は自身の身体についてコメントを求められると謙虚なコメントを貫いた。

リングの上で魅せる感情的な姿に対して、反比例するかのように丁寧で腰の低さを持っている上村優也選手。

正直に言って海外遠征に行った後が怖い。新日本プロレスの若手レスラーは海外遠征へ旅立った後、一気にキャラクターが変わる。

今回のラジオでも、明らかに謙虚な言葉遣いと姿勢が際立っていたが、発言の節々に力強さを感じさせるものがあった。

「鈴木みのるさん、永田裕志さんと戦いたい」

ヤングライオンとしてというよりも上村優也として見定めている目標がある。その中にはもちろん、SHO選手の名前もあった。

上村優也選手は“昭和”の新日本プロレスを彷彿とさせるような香りを放っている。

一つ上の世代となるヤングライオン 、海野翔太選手や成田蓮選手よりも少しだけ古臭くて、だからこその好感を持てる。

棚橋弘至選手のデビュー当時とからだあつきが似ていて、真田聖也選手(現、SANADA)なもルックスが似ている。

上村優也選手が新日本プロレスの未来を担う人材であることは揺るぎない事実なのだろう。

 

ハイボルテージ

日頃はマイクを持ちたがらず、口を開けば「YOHさんと同じ気持ち」だと発するSHO選手だが、自分の意思と言葉、そして何よりも仕掛けていく気持ちを誰よりも強く持っている。

闘志剥き出しのリング上はもちろん、ポッドギャストでも聴いていて「おー」と唸るほどのトークを繰り広げることも珍しくない。

今回もそうだった。矢野通選手のDVDなどでは先輩と話しているためイメージがつきにくかったが、後輩と話しているSHO選手はこういったキャラクターなのだと合点がいった。

丁寧さは変わらない。ただ、目線の起き方が素晴らしい。

ライバルだと認識しつつも、「プロレスラーとはどんな生き方であるか?」を番組中に何度も説いていた。

今回、繰り返し伝えていたのだが「せっかくプロレスラーになったんだから」というメッセージだった。

“新日本プロレスのプロレスラー”。この肩書に“ヤングライオン”までプラスされるとどれほどの倍率であるかは想像すらできない。

以前、現在はWWEで活躍するKUSHIDA選手が「新日本プロレスのヤングライオンは日本のプロレス界で見たときにエリート中のエリート」だと語っていた。

アマチュアレスリングに限らず何かしらのスポーツで身体を鍛えてきた実績がなければ、たどり着くことができない頂に“ヤングライオン”がある。

そして、SHO選手はプロレスラーたるもの「何でも主張していいし、遠慮はいらない。言葉に出したから変わることがある」と上村優也選手へ伝えていたのた。

必要な時に必要な言葉だけを残す。SHO選手は自分のマイクがYOH選手ほど流暢じゃないことを逆手に取り、少なくまとまった言葉で世の中にメッセージを送っているのだ。

プロレスラーたるもの熱いものを持ち、主張し、手に入れろ。せっかくプロレスラーになれたのだから、誰かに遠慮をしていては損である。

実はこれって“プロレスラー”でなくても、どんな仕事でも言えることなのではないだろうか。大切なのは自分の生き方、生きる道に誇りを持っているかということ。

中邑真輔選手は以前、こう語った。

「生きたいように生きる。なりたい自分になる。それがプロレスラーだろ!」

僕たちはその背中を見て、自分にも誇りを持たなければならない。

SHO選手と上村優也選手の#nextboyz♂対談。学びが多い番組となった。

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