棚橋弘至が“ヘナーレース”誕生を発表!トーア・ヘナーレ覚醒のサーキットとなるか?

棚橋弘至が“ヘナーレース”誕生を発表!トーア・ヘナーレ覚醒のサーキットとなるか?

いよいよ幕を上げた新日本プロレス冬の祭典「ワールドタッグリーグ2019」。

初日の舞台は神奈川・藤沢市秩父宮記念体育館。2018人の観客が詰め掛け、満員御礼となった会場の空気は冬の寒さを吹き飛ばすものだった。

今回の初日で公式戦7試合14チームが凌ぎを削った。中でも大きな注目を集めてたチームと個人をピックアップしていきたい。

まずはやっばりトーア・ヘナーレ選手だろう。新日本プロレスのエース“100年に一人の逸材”棚橋弘至選手とのエントリーが発表さへた際、正直言って驚いた方も少なくないはずだ。

トーア・ヘナーレ選手の「ワールドタッグリーグ」は真壁刀義選手と共にあった。

真壁刀義選手のデビュー20周年興行で負傷したヘナーレ選手は、「ワールドタッグリーグ2017」で正式な復帰と遂げた。

正パートナーである本間朋晃選手の帰りを待ちつつ、若手の横に立つことで新日本プロレスを伝えていく。真壁刀義選手のワイルドな魅力がトーア・ヘナーレ選手にジワジワと浸透したタイミングで棚橋弘至選手へとバトンが渡されるようになった。

そして、トーア・ヘナーレ選手は部族の誇りを込めたコスチュームを脱ぎ捨て、一つ上のステージへと登ることを決意したのだ。

棚橋弘至選手が華やかに登場すると同時に現れたのは、ガウンにショートタイツ姿となったトーア・ヘナーレ選手だったのだ。

そんな彼を称え、棚橋弘至選手は2人だけの名前を付けた。“ヘナーレース”。エースの前にヘナーレが来る。トーア・ヘナーレ選手が先陣を切り、エースが決める。役割分担も明確化された素晴らしい名前ではないか。

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ワールドタッグリーグと東京ドーム

多くの可能性がそこにはあったはずだ。クリス・ジェリコ選手とのスペシャルシングルマッチが組まれたことで、イッテンゴに照準を合わせた調整だって行えたはずである。

事実、オカダ・カズチカ選手、飯伏幸太選手、ウィル・オスプレイ選手、高橋ヒロム選手、石森太二選手、エル・ファンタズモ選手、SHO選手、YOH選手などの東京ドーム確定組は今回のサーキットからは外れている。

前哨戦は「Load to 東京ドーム」までお預け。今はそれぞれでコンディションを整える期間となっている。

「スーパージュニアタッグリーグ」3連覇を成し遂げ「ワールドタッグリーグ」への殴り込みを意思表示していた“ロッポンギ3K”がエントリーから漏れているのだから、今回のタッグリーグが進捗かつ大胆にメンバーを選抜したことが想定される。

正直、僕は棚橋弘至選手がエントリーされるのであれば、どちらかの選手と組むのだと勝手に解釈していた。

 

ヒロとノブとトモ

棚橋弘至選手が「NEVER6人タッグ」でぶち上げた“チームこっから”。ここからではなく、こっから。棚橋弘至選手らしいネーミングに落ち着いたように思う。

僕は棚橋弘至選手が「ワールドタッグリーグ2019」にエントリーしてくるのであれば、YOSHI-HASHI選手、本間朋晃選手のどちらかだと思っていた。

YOSHI-HASHI選手はオカダ・カズチカ選手や後藤洋央紀選手のパートナーを務めてきたレスラーであり、シングル王者の隣にいる戦い方を熟知している。

本間朋晃選手は「ワールドタッグリーグ」に復帰できるのか。そして、2019年は真壁刀義選手と矢野通選手のタッグが復活した記念の年でもある。

同級生である棚橋弘至選手の横に立ち、真壁刀義選手とは違うコーナーとなる。そんな展開も胸にグッとくるものがあったはずだが、そこは新日本プロレス。シンプルに最も見たい光景を魅せてくれた。

デビット・フィンレー選手も復帰するなど、嬉しいニュースが続く中、棚橋弘至選手のパートナーに選ばれたのはトーア・ヘナーレ選手だった。

その化学反応はすでに多くの変化を生んでいる。

 

絞った肉体。エースの横に立つということ

棚橋弘至選手は2012年、オカダ・カズチカ選手が凱旋帰国したタイミングでこういった言葉を残している。

「棚橋と戦うということは世界一と戦うということ」

つまり、横に並び立つレスラーにも相応のものが求められるのだ。

トーア・ヘナーレ選手はコスチューム、肉体改造、気迫など全てを整えて今回のリーグ戦に臨んでいる。

僕からもう一つだけお願いがあるのであれば、今シリーズ限定でも構わないので髪の毛のあらもエースのトレードマークである金髪にしてみてはどうだろう。

いま現在の新日本プロレスはヘアカラーが大流行している。黒髪のレスラーの方が少ないくらいだ。

最高のコスチュームと棚橋弘至選手を意識した金髪。これで完璧に仕上がりそうな気がする。

期待されているトーア・ヘナーレ選手の覚醒は“ヘナーレース”によって始まるのだ。

「ワールドタッグリーグ2019」の初日、トーア・ヘナーレ選手は最高にカッコよかった。

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