KENTAとゴトヒロいや、後藤洋央紀の“場外乱闘”が止まらない
KENTAとゴトヒロいや、後藤洋央紀の“場外乱闘”が止まらない。
ゴトヒロ、天然いや、後藤洋央紀。と、“タグチジャパン”監督・田口隆祐選手よろしく連日連夜、KENTA選手による後藤洋央紀選手への口撃が止まらない。
新日本プロレス所属レスラーによるSNSでのトラッシュトークは決して珍しく無くなってきたが、今回ほどのやり取りができる選手はタイチ選手のみだったように思う。
#HIRO にはじまり現在は#天然 を巧みに使用し、Twitter上で激論を交わし続けている。
今思えば後藤洋央紀選手は要所、要所で新日本プロレスで活躍したレスラーの名言を使用したツイートを残すことがあった、
見つけろ!テメェで!などのツイートを見たときに思わずニヤリとしたものである。
そんな後藤洋央紀選手に対して、KENTA選手はメインイベントめ負けた後に書く方が強いタイプだと断言。喋っているのは苦手だけど、書くのは強い。いるよね?そういうタイプ。と勝手に話を進めてきた。
今、新日本プロレスは「ワールドタッグリーグ2019」の真っ只中にある。
そこで繰り広げられているもう一つの物語について考えてみたい。
天然ものの荒武者
以前から後藤洋央紀選手の天然エピソードは数多く取り上げれてきていた。ロングの黒髪に髭を蓄えたワイルドな風貌。
ここにオリジナリティあふれる技が加われば後藤洋央紀選手の個性となる。
天然と天才のハイブリットなのが後藤洋央紀選手の魅力なのである。
今回の「ワールドタッグリーグ2019」では柴田勝頼選手が磨き上げだ“ヤングライオン”カール・フレドリックス選手共にエントリーを果たした。
強すぎるヤングライオンと言ってもまだまだわ若い。ただし、そう遠くない未来に活躍しているイメージは持つことができる。
後藤洋央紀選手は「ワールドタッグリーグ2019」を戦いつつ、カール・フレドリックス選手にも光を当て、KENTA選手の相手をしている。
プロレスに人生を賭けている1人の男の姿がそこにある。
NEVER王者の狙い
とにかくYOSHI-HASHI選手をいじり倒す事。ではないのは確かだろう。
KENTA選手は標的を「CHAOS」ひいては新日本本隊に定めて、挑発行為を繰り返している。
その先にいるのは間違いなく柴田勝頼選手だ。あの日、ソウルメイトを裏切った男はその周辺にいる人物たちに銃口を構えることで、あの日の裏切り行為の意味を浸透させようとしているのだ。
「バレットクラブ」という最高の場所で今、KENTA選手は輝いている。
そう、例えそれがファンが待ち望むKENTA選手の姿ではなかったとしても。
負けてなお、負けたって別に、1試合勝った負けたで、俺も裕二郎も一喜一憂してねえから。試合がどうだったとか、そんなこと見てるヤツらが決めればいいこと。試合がどうだった。俺がどんな気持ちで、裕二郎がどんな気持ちで(試合に)臨んでる。そんなの自分で説明することじゃない。そんなのわざわざ。そんなことよりも、ゴトヒロ。あいつ、なにちょっと、しゃべるのが苦手だからって、ツイッターの感じでは強気にきちゃって。そういうとこ、メッチャ好きなんですけど! あいつはしゃべるより、書く方が得意なタイプ。いるよ、そう言うヤツ。でも俺も、しゃべりもそうだし、今日もリング上、それからツイッター、Twitter、でもどんどん仕掛けていくから。あいつも書くのが好きなら、俺にどんどんツイッター、Twitterでどんどん俺に来いよ。いつだって相手してやるよ。終わってねえから。まだまだこっからだよ。ゴトヒロ、楽しもうじゃん。タッグリーグもちろん、それ以外にも。リング上だけじゃないよ。ツイッターだって、Twitterだって、楽しもうじゃねえかよ。俺が何が言いたいかっていうと、初めてYOSHI-HASHIの曲聞いたけど、なんか似合わねえなあってこと!
#SHIN
そして、「NEVER無差別級」を含め、未だ新日本プロレスでシングルベルトへの挑戦がないレスラーの存在を忘れてはならない。
「ロス・インゴブレナブレス・デ・ハポン」“ザ・ドラゴン”鷹木信悟選手である。
「ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア26」でリーグ戦全勝を記録した春。
石井智宏選手を破り、更には後藤洋央紀選手の「G1クライマックス29」優勝決定戦進出に待ったを掛けた夏。
あれから秋が過ぎて冬となった。今シリーズは「ロス・インゴブレナブレス」のテリブレ選手とタッグを組み、現状は負け越しているものの好勝負を見せている。
そして、先日いよいよ鷹木信悟選手とKENTA選手に接点が生まれたのだ。
パートナーである高橋裕二郎選手から“ラスト・オブ・ザ・ドラゴン”でピンフォールを奪うと、バックルームで「NEVER無差別級王者」への挑発行為を行った。
NEVERのベルト、そんなに輝いて見えなかったぞ、と。それはベルトの責任なのかそれともチャンピオンの責任なのか。答えは後者だと言い切ったのだ。
と、その裏でKENTA選手は徹底的に後藤洋央紀選手いやゴトヒロへの言及を続ける。手を休める事はない。
リング上での襲撃。Twitter上での奇襲。プロレス人生を懸けて後藤洋央紀選手を挑発するKENTA選手の目に映っているのはカメラマン、いや混沌の荒武者だけなのだ。
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