新日本プロレスファンが贈る「書くのが嫌になった」時の対処法

新日本プロレスファンが贈る「書くのが嫌になった」時の対処法。

僕は普段、9割が新日本プロレスをテーマにしたコラムをここで執筆している。

週7日、毎日更新。文字数は約2000文字から3000文字程度。一回あたりの執筆時間は約1時間強くらい。これを2018年の夏から継続している。今回の記事で618本目ということは2000文字で計算しても、「1,236,000文字」ほど書いてきたということになる。

別に文字数自体には意味なんてない。何を伝え続けているのかが大切だと思っている。

そんな僕の仕事は宣伝と編集、そして執筆業である。つまり、普段から「人に何かを届けることでお金をいただいている」わけだ。

タイトルに入れた通り、職業で書いている方から書くのが嫌になったという声を耳にする機会がある。そんな方に向けての僕からの処方箋が今回の内容になっている。

このサイトをはじめる以前、僕も書くことが苦痛で苦痛で仕方がなかった時期があった。今回はそこから脱却できた理由についてまとめていきたい。

これはフリーランスに転身した結果、書くこと自体にストレスを感じるようになってしまったあなたに贈るメッセージだ。

 

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文章を書くということについて僕が思うこと

文章なんて日本語なのだから正直、義務教育の時間があれば誰でも書くことができる。ちなみに日本人の識字率はかなり高い水準にある。文章は多くの方に情報を伝えるツールとして、書籍やWebなど形を変えつつも多くのシーンで使用されてきた。

職業で文章を書いている人でもそれ以外で飯を食っている人でも文章にはほぼ毎日触れている。読めるということは書くことができる。稀に目にする「何を書いていいのか分からない」という言葉自体が考えがまとまっていないだけなのだ。

では、少しだけ僕と文章について触れていきたい。僕は26歳の時にキャリアデザインセンターという会社で求人広告を制作する仕事をはじめた。それまでのキャリアが美容師だったり、人事だったり総務だったりしたので、ちょっとしたキャリアチェンジだったと言える。

企業へ足を運んで取材をする。そこで聞いたものを記事にして求人広告を作る。ここを一つとっても様々な魅せ方(演出)が存在する。単純に転職メリットを並べるという手法もあれば、社長さんのメッセージを伝えるというやり方もある。あるいは、ある物語を魅せるという演出だってある。

文字数が決まっている中で何をどう魅せるのか。ここに4年間ほどの時間を費やしてきた。

そこから僕はエンジニアtypeという技術者向けのWebマガジンの部署に異動した。ここで教わったことを軸に僕は今も飯を食っている。いわゆる飯の種を師匠から授かった瞬間だった。

最近の仕事は更新していないが、主にこうした記事の編集や執筆を行ってきた。

エディター/ライター・川野優希の仕事一覧(2015〜2018)|Yuki Kawano|note

 

書くのが辛くてしょうがない

そんな僕は今、アニメイトラボ(現アニメイト)を経て、フリーランスとして働いている。主な仕事はVRのゲームの宣伝とアニメイトタイムズ、Qiita Zineでの編集執筆となっている。

が、2017年の後半から2018年の前半に掛けて僕は文章を書くことがストレスに感じて仕方がない時期がった。当時は文章を書くお仕事でしかほぼ生計を立てていないにも関わらず、だ。

中々エグい状況だ。書かなければお金を入ってこない。だが、書くのが本当に辛くてしょうがない。収入は急降下し、生活水準も下がった。そんな時にたまたま始めたのが、あなたが今目を通しているブログだった。

※スタートした背景はこちらから見て欲しい。

blog.hatenablog.com

以前、僕が使用しているはてなブログから取材を受けた時の記事だ。開設から一年、取材する側の人間が趣味ではじめたブログで取材を受ける側に回った瞬間だった。

では、なぜ書くのが嫌になった男が約1年半書き続けられるような状況になったのか。この点を書いていきたい。

 

書くというストレスから解放

締め切りに追われながら、とにかく記事を書く。営業を掛けて仕事をいただく。色々と経験してきたわけだが、日々の中で感じるストレスの原因を紐解くと、ただの原稿執筆マシーンとなっている日々が苦痛だった。

端的に言えば、媒体が育っている感覚も自分が執筆した編集した記事の肌感も分からない。結果が分からないから何を書いてもリリース後にテンションが上がってこない。

また、アウトプットに対してリアクションがある編集者すら稀というレベルなので、益々自分がやっている仕事の価値が見えなくなってくる。その結果、書くのが辛いということになる。

その辛さを抱えたまま敢えて、無料で書くという選択をしてみたのだ。荒療治もいいところだろう。

ただ、せっかく書くのであれば毎日書く方がいいだろうと考え、朝起きたら筆を取るという道を選んだ。すると色々な変化が起こった。

まずはこれが大きい。好きなジャンルを選んだ結果、同じ趣味の方がフォローしてくれた。SNSを通じて色んな声が届くようになった。普段はお金をいただいて書いている僕が趣味で書くということへの抵抗は一週間くらいでなくなっていたように思う。

ちなみに反応が欲しいから書いているかと思えばそれは違う。自分が発信したいことがまずあって、その結果コラムとして執筆するという流れになっている。

今、職業で執筆されている方で書くことにストレスを感じている方がいたら、まずは毎日2000文字以上を一ヶ月以上続けてみて欲しい。

あれほど「書きたくない」と思っていた気持ちがスッとなくなり、書くことが習慣になってくる。仕事で書くのもその延長線上にある。

普段から文章を書いていれば自然と言い回しの語彙も増える。これは書き手にとって比類ない経験になると僕は思っている。

 

アドベントカレンダー

今回、普段はプロレスをテーマにNJWP FUNを運営している僕がいよいよ、他流試合(Advent Calendar)に挑むことになった。

書き手と編み手のAdvent Calendar 2019の6日目。募集を見た時に僕が今何か伝えるものはないかと思い、自分が感じていたストレスや不満の解決方法を紹介してみた。

結論だけ書いてくれと言われれば、とにかく手を動かしてストレスの原因自体に立ち向かって見て欲しい、となるわけだが流石に雑だと思いつらつらと書いてみた。

細かなテクニックや知見など細かなものが紹介されているのを見たので、日々チェックしてみるのもいいと思う。

2019年もそろそろ終わる。新日本プロレスはイッテンヨン、イッテンゴの東京ドーム大会まで一ヶ月を切った状態にある。この記事に目を通した方でなんとなくプロレスに興味がある方は、ぜひ今の新日本プロレスをチェックいただきたい。

それが僕が毎日書き続けている理由であり、恩返しもつながるのだ。

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