YOSHITATSU参戦!人望の無さを露呈!?秋山準の本を読んで全日本プロレスに興味を持った

秋山準の本を読んで全日本プロレスに興味を持った。

2020年開始早々、僕はほぼ読書に時間を費やしている。現在までに読んだ本は3冊。

まずは、TAJIRI選手が書いた「プロレスラーは観客に何を見せているのか」。長州力選手のノンフィクション作品「真説・長州力 1951~2018」。そして、全日本プロレス社長こと秋山準選手の「巨星を継ぐもの」だ。

ちなみに今は 柳澤健さんによる「1964年のジャイアント馬場」を読んでいる。

今のプロレスを楽しむためには、歴史を勉強する必要がある。点と点が結びつき、線になる。その広がりを知っているからこそ、プロレスが持つエンターテインメント性の深みを知ることができるのだ。

我らがワールドフェイマスことYOSHITATSU選手の全日本プロレス入団を記念して、今回は「巨星を継ぐもの」のご紹介をしてみたい。

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社長になるべくしてなった男

全日本プロレスに入門し、プロレスリング・ノアの旗揚げへ参加。その後、全日本プロレスへ帰還した秋山準選手。彼が引退するのであれば、全日本プロレスでと思ったことが由緒ある王道のプロレス団体からすれば暁光だったのかもしれない。

馬場元子夫人からジャイアント馬場さんの意思を継ぐ者として選ばれた秋山準選手はプロレス団体の酸いも甘いも噛み分けた上で全日本プロレスを選んだ。

つまり、誘惑に負けずに団体経営と試合に尽力することができるのである。

ここしかないと思える人間は強い。その意思が全日本プロレス全体に浸透し、今があるのかもしれない。

 

巨星を継ぐもののこだわり

秋山準選手は「巨星を継ぐもの」の中で度々四天王プロレスについて言及していた。

全日本プロレス四天王。三沢光晴さん、川田利明さん、田上明さん、小橋健太さんによる激しすぎる戦いは四天王プロレスと呼ばれプロレスファンを魅了し続けた。

だが、王道が掲げていた「明るく、楽しく、そして激しく」の激しくに特化したプロレスはレスラーの身体を代償にした熱を生み出す諸刃の剣だったのだ。現在、現役で残っているレスラーは一人もいない。

だからこそ、秋山準選手は後続のレスラーに四天王プロレスのような頭から落とす危険なプロレスとは距離を置くように伝えている。ビンタ(平手打ち)ですら否定的な意見を出す。理由は二つ。相手レスラーの脳が揺れること。次に、比較的簡単にファンを沸かすことができること。品のあるプロレスに必要なのは美しさと気品であると言わんばかりの方針を打ち出している。

 

新しい四天王 

巨星を継ぐもの

巨星を継ぐもの

  • 作者:秋山 準
  • 出版社/メーカー: 徳間書店
  • 発売日: 2018/03/28
  • メディア: 単行本
 

新日本プロレスは新闘魂三銃士として棚橋弘至選手、中邑真輔選手、柴田勝頼選手を売り出そうとしたが、失敗に終わった。また、新世代の闘魂三銃士と呼ばれる可能性のあった海野翔太選手、成田蓮選手は同期である八木哲大さんの退団により、実現しなかった。

では、全日本プロレスはどうか。宮原健斗選手、ジェイク・リー選手、野村直矢選手、青柳優馬選手の4人が「新全日本四天王」と呼ばれている。身長だけ見ても全員が185センチオーバー。身長の大きさだけは鍛えてもどうすることもできない。プロレスファンから見ても大きすぎるアドバンテージが全日本プロレスにはあると言える。
また、「新日本プロレスよりも伸び伸びと若手が成長できるはず」と書籍内で秋山準社長は語っていた。
スター選手ばかりの新日本プロレスよりも上のポジションが全日本プロレスは空いている、と。
闘魂から世界のエンターテインメントを目指したYOSHITATSU選手は王道にたどり着いた。

また、2020年1月3日の大会ではジェイク・リー選手から「三冠ヘビー級ベルト」を防衛した宮原健斗選手が試合後に青柳優馬選手からバックドロップを見舞われ、人望の無さを露呈した。

エースと言えば嫉妬の的。当然、いい意味で人望はなくなっていくものだ。
全日本プロレスメジャー団体復権への準備が着々と進んでいるのかもしれない。

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