小島聡「ホテルで出待ちって賛否があるのか…。」に対する僕なりのアンサー

小島聡「ホテルで出待ちって賛否があるのか…。」に対する僕なりのアンサーを書きたい。

ファンによるホテルや会場での出待ち。この是非について、そして考え方について新日本プロレスのレスラー小島聡選手がファンに問い掛けた。

これは非常に難しい問題である。シュチュエーションやタイミングなど様々な要因が絡むためだ。

ここではあくまでも僕の考え方だけを書く。きっと違う価値観の方ばかりだと思うので、否定されても困るとだけ先に書いておこう。

前提として僕は無し派の人間だ。小島聡選手を含めて、プロレスラーがファンと触れ合う場(サイン会、撮影会など)が契約している団体側で設けられている。

こうしたイベントに参加するにファンはお金を払う。サイン一つ、写真一つにも価値が存在する。それは知名度を上げるための努力を重ねたレスラーが流してきた汗の結晶だ。

出待ちはその対価をすっ飛ばす。鋼の錬金術師で言えば、等価交換が成立していないということになるのだ。

一方で小島聡選手の言い分や価値観も理解できる。そこには2つの理由があると僕は思ったいる。

 

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バッタリ会うケース

ここでは「出待ち」と「街や飲食店で話しかける」をハッキリと区別して考えたい。

例えば、新日本プロレスの大会を見るために遠征したとする。新幹線が同じ車両になったり、タクシー乗り場で目の前にいたり、飲食店に入ってバッタリ遭遇した時、あなたは話しかけずにいられるだろうか。

僕は小島聡選手がいた場合、間違いなく話掛けてしまうだろう。「中西ランド」などを通じて彼の温和な人柄を知る人も多い。

「今日の試合、応援に行きます!楽しみです!」と言えばニッコリの満面の笑みを浮かべて「ありがとうございます!」と言ってくれるに違いない(余程機嫌が悪ければ別だが、そんな状況であれば絶対に話しかけたりはしない)。

街や飲食店でバッタリ会うのは、有名税であり移動中避けられないことでもある。普段日本国内で全く撮影会などを行なっていない内藤哲也選手ですら時折り写真が上がっているのを見るので、そこはグレーゾーンでもセーフだと思いたい。絶対に本人や周囲に迷惑を掛けないという意識は必要だと思うが。

 

グレーゾーン

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では、出待ちが完全になくなった場合(難しいと思う)どうなるのだろうか。

ファン側に大きなマイナスはない。ただ、レスラー側から見た時に寂しい思いを抱くのも事実だ。少なくとも小島聡選手のツイートからは、「出待ちしてることってそんなにダメなことなの?」という意図が汲み取れた。

僕は出待ちされたり、ファンです!と言われる人生を送っていないので、胸中を察することは難しいが、ある程度予想をつけみよう。

前述した2つの理由について考えられるポイントは以下だ。

面と向かって「ファンです!」と伝える。その喜びをプロレスファン時代に体験している。次にプロレスラーとして「応援してます!」とファンに言われる喜びを知っていること。

 

ファンも自分も嬉しい出会いがそこにあるのに、なぜ多くの人が否定的な意見を出すのだろうか。

確かにそうだ。プロレスラーはあくまでも個人事業主であり会社員ではない。会社は禁じていることだとしても、実際に目の前に来た場合、キチンと丁寧に接してしまうのは仕方ないことだろう。

なぜならば「会社がやめろ!って言ったんだろ?」と注意したり、完全に無視した場合、待っているのは「あの選手感じ悪い」だ。

今の時代、Twitterなどでその対応を拡散されてしまう場合もある。出待ちだったことすら書かずに、ただ態度が悪いという情報だけが世の中に出回ってしまう。これは由々しき事態だろう。

出待ちはグレーゾーンであることは間違いない。ただ、完全に無くしてしまうと嫌な人がいるのは確かなのだ。

自分は団体からNGと言われている行為をしているという自覚を持ち、会場やホテルのスタッフなどから注意された場合は即座にやめる。

これくらいの気持ちで臨むのが前提であれば、グレーゾーンに目を瞑ることも必要なのではないかとは思っている。

 

※会場での動画についてはグレーゾーンではなく真っ黒だと補足しておく。

補足

念のため補足しておくと「出待ち」も「街でバッタリ会う」も過程は違えど結果は同じなのだ。レスラーのプライベート中に話しかけていることに違いはないのである。

グレーゾーンを完全に漂白する場合、街で話しかけることもNGにせざるおえないだろう。そこまで規制するのは無理だと考えれば、出待ちがグレーゾーンとして残るのはやむを得ないだろう。

改めて書くが僕は「無し派」だ。決して肯定しているわけではないことを理解してほしい。

 

ナチュラルベビーフェイス

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そもそもの性格が完全にヒールの場合に揶揄される表現にナチュラル・ヒールという言葉がある。

では、逆もあるのではないだろうか。ナチュラル・ベビーフェイス。底抜けに人がいい。人がいい人がリングで激しいファイトを魅せるからこそ、感情移入できるし、胸が熱くなってくる。

ベビーフェイスはリングを降りても正義の味方でいなくてはならない。小島聡選手はリング内外関係なくベビーフェイスなのだ。

ファンが喜ぶことをするのが大好物。だからこそ、今回のような疑問を生むツイートを発信したのだと思う。

ナチュラル・ベビーフェイス小島聡。今日の後楽園ホール大会も楽しみだ。

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