新日本プロレスファンがDDTの後楽園ホール大会に行ってみた

新日本プロレスファンがDDTの後楽園ホール大会に行ってみた。

2020年1月26日、DDTの東京・後楽園ホール「Sweet Dreams!2020」を観戦した。新日本プロレス以外の団体をこうして会場で見るのは、ドラゴンゲート以来、3団体目になる。

お知り合いの方からお誘いいただき初の参戦。会場では「普段とは全然違うと思うのでぜひ楽しんでほしい」と一言いただいた。

ちなみにDDTとは「Dramatic Dream Team」の略らしい。

エンターテインメントが色濃いスタイルは「文化系プロレス」と呼ばれ、いろいろな試合(プロレス)があることをDDTプロレスリングは興行をもって証明しているのだ。

この日は「KO-D無差別級選手権試合」としてHARASHIMA選手VS田中将斗選手のタイトルマッチや「丸藤正道に名前を憶えてもらうためのスペシャルシングルマッチ」丸藤正道選手VS平田一喜選手など(これが文化系プロレスかと胸にグッとくるネーミングだ)が参戦。

ZERO1の“弾丸戦士”とプロレスリング・ノアが誇る“方舟の天才”が同時に見れるとは。何とも豪華な興行だ。

それでは僕が感じたことを大きく3つ取り上げていきたい。まずは興行を見終わった後の率直な感想からだ。

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サプライズ連発

僕はDDTについてある種、大仁田厚さんが立ち上げたFMWのようなイメージを持っていた。

“おもちゃ箱をひっくり返したようなプロレス”。何でもありの自由な空間。これもプロレス、これがプロレス。コミカルで明るく楽しい時間あり、自身のプライドを懸けて本気で挑む展開あり。そして、ロックアップからはじまり、がっぷりと組み合うタイトルマッチあり。

これだけの展開を一つの興行に詰め込んでいるものの、実際に会場へ足を運んでみると非常にバランスがいい。

そして、サプライズも仕込んでくる。今回、僕が大きな声を上げたサプライズは「いつでもどこでも挑戦権争奪時間差入場バトルロイヤル」でヤス・ウラノ選手から佐々木大輔選手がその場で挑戦権利を行使し、さいたまスーパーアリーナでの挑戦権を奪取したこと。次に平田一喜選手の入場だ。

後者について補足すると、入場曲がヒットしても、平田一喜選手が全く姿を現さない。見兼ねて丸藤正道選手の入場曲が流れ始めたら、「奇襲失敗」の状況がよく分かる形で運び込まれてきたのである。しかも、丸藤正道選手に抱き抱えられて、だ。

普段僕が追っている新日本プロレスではまぁ、お目にかかることのできない光景だが、これはこれで半端じゃなく面白い。

 

おもちゃ箱をひっくり返したような

第3試合「見どころ」という意味で言えば、「ガモウ&ロレアルpresentsヘアアレンジタッグマッチ」大鷲透選手&スーパー・ササダンゴ・マシン選手VSMAO選手&大和ヒロシ選手の試合が印象的だった。

渋谷のカリスマ美容師が書き入れ時である日曜日にも関わらず後楽園ホールに参戦。4人のレスラーのヘアアレンジを試合中にも行うという異色のルールとなっている。

改めて書いていて思ったのだが、“ヘアアレンジタッグマッチ”とは一体どんな意味なのか。「細かいことはどーでもいい」ともう一人の自分に指摘を受けつつ、試合を見ているとこれが非常に面白い。

大味に見えて、細部までこだわりがすごい。また、新日本プロレスではほぼないと言っても過言ではない“プロレスラーではない方”が試合中のリングに上がり、技を受け、繰り出すという展開もあった(俺の代わりに繋いでくれ!と依頼されたからなのだが)。

超展開とトンデモ展開の連発劇。こDDTワールドが人気を博す理由が徐々に分かってきたような気がする。

 

エンターテインメントの塊

いかがだっただろうか。僕の人生初のDDTプロレスリング観戦だったが、非常に楽しむことができた。

プロレスは奥深く、正解が存在しない。ただ、唯一共通の答えがあるのだとすれば、観客を楽しませる(愉快という意味でも熱を生むという意味でも)と言うことだろう。

その点で言えばDDTのリングは花丸満点の空間が広がっていた。

メディア露出も多い男色ディーノ選手は入場曲が鳴り響くだけで後楽園ホールが騒つく。そして、腰を打ち付けるだけで会場がどよめく。

男色ドライバーの体制に入れば「おぉぉぉぉ!!!」と後楽園ホールに大歓声が鳴り響く。

僕も思わず何度も声を上げてしまった。それほどにDDTのプロレスに引き込まれていた。

新日本プロレスとは全く別のアプローチで、興行を成立させている。見応えがあって非常に面白い。

明るく、楽しいプロレスを見たいのであればDDTプロレスリングを紹介したい。

そんな気分になる後楽園ホール大会だった。

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