ノアがサイバーエージェント傘下に入った意味
ノアがサイバーエージェント傘下に入った意味について考えてみたい。
2020年1月28日、激震が走った。
もっばら新日本プロレスを追っている僕にとってもエポックメイキングな出来事だっただけに、早速筆を取ってみた。
DDTプロレスリングがサイバーエージェントへ100%の株式を譲渡したのが2017年9月のこと。それから約2年半後にプロレスリング・ノアがサイバーエージェントのグループ会社となった。
プロレスリング・ノアと言えば2019年1月29日にリデットエンターテインメントの子会社になったことを発表したばかり。
それから約一年後に方舟がたどり着いたのは日本を代表するインターネットカンパニーであるサイバーエージェントだった。
東京スポーツの報道によればサイバーエージェントとノア・グローバルエンタテインメントの交渉が始まったのは2019年11月下旬らしい。
ちなみに「NOAH the BEST 2019~美学のある闘い~」が2019年11月2日に開催されている。
また、田村潔司さんやTwitterで話題の長州力選手など、プロレス界に多くの話題を提供してきた。
このタイミングでの買収劇には確かなプロレスリング・ノアが秘めるポテンシャルがあると考えられる。
清宮海斗という王者
個人的に先日潮崎豪選手に敗れ、「GHCヘビー級ベルト」を失ったものの、清宮海斗選手の存在は非常に大きいと思っている。
現在、23歳の若き元王者。新日本プロレスのオカダ・カズチカ選手が「IWGPヘビー級ベルト」を戴冠したのが24歳なので、さらに若いチャンピオンとなる。
東京スポーツのプロレス大賞では2018、2019年と連続で敢闘賞を受賞するなど、伸び代を含めるとプロレス界に新しく現れた逸材である。
AbemaTVとDDT
つい、先日のDDTプロレスリング後楽園ホール大会で、“方舟の天才”丸藤正道選手がプロレスリング・ノアのマットに上がり「新しい丸藤を見せる」と宣言していた。
親会社が同じとなったことで、こうした交流がスムーズに行われる可能性は十分にある。
また、サイバーエージェントのAbemaTV事業が新しい動きを魅せると僕は考えている。
プロレスリング・ノアとDDTプロレスリングのの合同興行である。
美学のある戦いとエンターテインメント性の高いプロレス。2つの団体をサイバーエージェントが傘下に納めた意味。
新日本プロレス一強と呼ばれた時代から何かが大きく動き始めようとしている。
これは個人的にとても素晴らしいことだと思っている。日本プロレスから新日本プロレスと全日本プロレスが枝分かれしたことで、日本のプロレス全体は盛り上がった。
アントニオ猪木さんとジャイアント馬場さん。
2人の存在があったからこそ、今の日本プロレス界がある。新日本プロレスはユークスを経て、ブシロード傘下に入り、大きく飛躍した。
2020年の東京ドーム大会は2日で70000人の大入り。再びプロレスが元気を取り戻した瞬間だったように思う。人気が上がれば上がるほど、新日本プロレスにはライバルが必要になってきたような気がする。
“あっち”の団体を追いかけつつ、日本からも追い上げが来る。そんな状況になることで、プロレスはもっと広がると思うし、さらに魅力的な展開が待っているような気がするのだ。
サイバーエージェントによるプロレスリング・ノアの買収劇。まずは、「来るべき時に行われる」発表を待ちたいと思う。
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