マーティー・スカルの新しい一歩は「バレットクラブ」再加入への兆しか?

マーティー・スカルの新しい一歩は「バレットクラブ」再加入への兆しか?

新日本プロレスの「THE NEW BEGINNING USA」にサプライズ登場したマーティー・スカル選手が「バレットクラブ」の“スイッチブレイド”ジェイ・ホワイト選手へ宣戦布告を行った。

アメリカのプロレス団体ROHにて、“ヴィラン・エンタープライズ”を率いる男が再び新日本プロレスのリングに登場した意味はあまりにも大きい。

ウィル・オスプレイ選手のライバルにして、ザック・セイバーJr.選手と合わせて英国三銃士と呼ばれた“悪党”。

トレードマークである傘に「バレットクラブ」のロゴが入っていたのは2017年5月のこと。

その勢いで「ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア」にエントリーを果たすと、プロレスの上手さと“指折り”の凄まじさで一躍人気レスラーの仲間入りを果たした。

その後、色々なことがあり(この後にしっかりと触れる)新日本プロレスとは少し距離を置いていた彼が、再び帰ってきた。

2020年は新日本プロレスのリングでの試合も増えるそうだ。

高橋ヒロム選手が帰還し、獣神サンダー・ライガーさんが去った新日本ジュニア。無差別級として暴れ回るマーティー・スカル選手はどんな景色を見せてくれるのだろうか。

 

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ジ・エリート第三の選択肢

ケニー・オメガ選手とCody選手のタイトルマッチ後、タマ・トンガ選手とタンガ・ロア選手が反旗を翻し、「バレットクラブ」は分裂した。

「バレットクラブ オリジン」と「バレットクラブ エリート」。

「バレットクラブ オリジン」にジェイ・ホワイト選手と外道選手、邪道選手が加入して以降は正式に「バレットクラブ」を名乗り、「エリートから」弾丸の旗印は剥奪される形となった。

2019年、「エリート」のメンバーは3つの道を歩むことになる。

Cody選手らはAEWを旗揚げし、高橋裕二郎選手とチェーズ・オーエンズ選手は「バレットクラブ」へ出戻る形となった。

そして、ただ1人だけ別の道を歩んだのがマーティー・スカル選手だ。

AEWへ移籍せず、ROHへ残り新日本プロレスとも距離を置くことになった。

愛されるヒールがいなくなつたことは大きなショックではあったものの、彼が選んだ道を心から応援したいとも思っていた。

そして、2020年になりマーティー・スカル選手が本格的に新日本プロレスへ帰ってくる。

これはとてもハッピーなエピソードだと言えるだろう。

 

「(※大『マーティー』コール)まずはじめに。新日本のリングに戻ってこられて本当に最高だよ。いろいろな話が上がっているけど、これだけは言わせてくれ。2020年はこれまで以上に新日本プロレスへ参戦するぞ!(※大歓声) だけど、みんな思っているだろう? “ヴィラン”は今日、新日本のリングに何しに来たんだろうって。今日はとある選手に挑戦表明をしにやって来た。4月4日にフロリダ州で開催される『ROH Supercard of Honor』には、ウィル・オスプレイ、10年ぶりとなるKENTA、アメージング・レッド、エル・ファンタズモ、石森太二などの参戦がすでに決定している。その中でもROHが最初に参戦を発表した…“スイッチブレード”ジェイ・ホワイトに挑戦を表明する!!(※大歓声) 世界的なドリームマッチ“スイッチブレード”ジェイ・ホワイトvs“ザ・ヴィラン”マーティ・スカル。いいカードだと思わないか? ジェイ、お前の返事を待ってるよ。新日本プロレス、そしてファンのみんな、今日は本当にありがとう!!(※大歓声)」

 

ジェイ・ホワイトへの宣戦布告

今では足も押しも押されぬ新日本プロレスを代表する四勝の一角を担うまでになったジェイ・ホワイト選手。

イッテンヨン東京ドーム大会で内藤哲也選手から「IWGPインターコンチネンタルベルト」を奪われたものの、翌日は飯伏幸太選手を相手に勝利を掴み、元々チャンピオンとしての意地を見せつけた。

現在は1月6日に因縁の生まれた「ロス・インゴブレナブレス・デ・ハポン」SANADA選手とのスペシャルシングルマッチに向けて前哨戦を繰り広げているが、海の向こうからラブコールが届く形となった。

「IWGP」と名のついた現存するシングルベルトを全て腰に巻いた男をアメリカの地で“悪党”が待っている。

この一戦が再びマーティー・スカル選手の「バレットクラブ」入りするキッカケになるのか。それとも“ヴィラン・エンタープライズ”への勧誘行為があるのだろうか。

 

新日本本隊入りもアリ

獣神サンダー・ライガーさんが引退し、手薄になった新日本プロレス本隊。ここにマーティー・スカル選手を組み込むのも一つの手だろう。

2019年の「ベスト・オブ・スーパージュニア」に参戦した際、「バレットクラブ」や「エリート」についてはほぼ触れなかった。相棒のブロディ・キングと共に新日本プロレスのリングで存在価値を発揮する。まるで、愚連隊としての動きが印象的だった。

ただし、そこから広がりきれない現実になんとも言えない気持ちを抱いたのは事実としてある。今回の登場劇が一体どんな展開につながっていくのか。これから楽しみである。

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