内藤哲也がKENTAを撃退!次の相手は高橋ヒロムに!
内藤哲也が“二冠王”としてKENTAを撃退!次の相手は高橋ヒロムに決定!
「G1クライマックス」が終わると、柴田勝頼選手を裏切り「バレットクラブ」へ加入。
その後は石井智宏選手、YOSHI-HASHI選手、後藤洋央紀選手とTwitterとリングを主戦場にその名を知らしめてきた。
『新日本プロレスワールド』のカメラと連携したバックステージの“KENTA劇場”は新日本プロレスのバックステージには欠かせない代名詞となった。なんと言っても他のレスラーと比較しても再生数が違いすぎる。
KENTA選手は新日本プロレスで欠かすことのできないレスラーとなったのだ。
内藤哲也選手との舌戦はSNSで全く絡みが無かったことからもKENTA選手側の支持率を高めるだけの結果につながってしまった。
そして迎えた決戦の日。大阪城ホールでは第3試合が終わると大発表が行われた。
『WRESTLE DYNASTY』マディソン・スクエア・ガーデン大会の電撃決定や『ワールドプロレスリターンズ』が金曜夜8時で放送決定するなど、ノリに乗っている新日本プロレスのど真ん中を制するのは史上初の偉業を成し遂げた“二冠王”内藤哲也選手か。それとも、“令和のテロリスト”KENTA選手か。
運命の火蓋がいよいよ切って落とされた。
KENTAのプロレス
「王様〜!王様〜!」と『鈴木軍』のボスである“プロレス王”鈴木みのる選手を弄っていた頃とは一転し、KENTA選手の言葉にやられた感のある内藤哲也選手。
敢えてあの呼水に反応しなかったのは、試合内容で圧倒するというテーマを掲げていたからなのか。
いよいよ始まる史上初の“二冠防衛戦”。KENTA選手は「バレットクラブ」のメンバーを引き連れての入場。内藤哲也選手は「ロス・インゴブレナブレス・デ・ハポン」のメンバーを引き連れず、たった1人の入場を果たした。
と、レッドシューズ海野レフリーが「バレットクラブ」の面々を退場させる。個人的にはそのままで試合が始まって欲しかったとも思いつつ、ゴングが鳴った。
試合開始早々、KENTA選手は場外にエスケープ。ヤジを飛ばすファンに対して、金八パフォーマンスを魅せ会場を沸かせる。
「鉄矢!このバカチンが!」というのメッセージでこの前哨戦を盛り上げてきたKENTA選手は、なかなか噛み合うことすらしない。
この日、解説席に座っていた棚橋弘至選手は「内藤が昔やっていたこと」と一言。トランキーロ戦法以上の焦らし作戦。
痺れを切らしたKENTA選手を強襲し、寝そべるパフォーマンスを魅せる。
そして、5分が過ぎた。ほぼ何も起こらずに、5分が経った。
トランキーロじゃいられない
場外戦を経て本格的に試合がはじまった。ロープ越しのキャメルクラッチ、スタンディングのネックロックなど、KENTA選手の首を徹底的に攻め上げる。
さらには顔面ウォッシュ。ここで会場から大歓声が巻き起こった。
ただし、そのままでは終わらない。ニードロップで流れを変えると、再び場外戦がはじまった。鉄柵に叩きつける様も半端じゃない。
と、内藤哲也選手のファンが持参したマネクマを踏みつけるというヒールっぷりを見せつける。
「カモーン!」と叫ぶと大ブーイングが飛び交う。ブーイング合唱団の指揮者は健在である。
大泥棒のオマージュ
コーナーマットを外すと、剥き出しに立った金属部分へ内藤哲也選手の背中を叩きつける。
ここまで全く内藤哲也選手は試合のペースを全く掴めていない。ザック・セイバーJr.選手に敗れている時以来だろうか。
ペースを上げよう、ペースを掴もうとするとKENTA選手が都度流れを切る。挑発に乗った内藤哲也選手へDDTをブチかます。
この後、攻守が入れ替わりつつ20分が経過。試合はほぼKENTA選手のペースで進んでいった。
聖帝の予言
エプロンにKENTA選手の後頭部を叩きつけるという危険技で流れを掴もうとするも、場外でのグリーンキラーでカウンターをもらってしまう。
手数が売りの内藤哲也選手だが、中々自身の良さを出せない展開が続いていく。
と、ここで事前に配信されていた番組でタイチ選手が語っていたことを思い出した。
「KENTA選手は打たれ弱い。破壊力抜群のビンタが入れば立つことができないだろう」これが“愛を捨てた聖帝”のプロ目線だ。
リング中央でエルボー合戦が始まった時、内藤哲也選手はニヤリと笑った。
ただし、流れを渡さないのが今のKENTA選手だ。『ゲームオーバー』で一気に絞り上げ、内藤哲也選手のスタミナを完璧に奪い取った。ここから一気に畳み掛けようとするも、内藤哲也選手もスイング式のDDTで切り返す。
雪崩式フランケンシュタイナーからのグロリア。内藤哲也選手が流れを掴んだかに見えた、がここからはジェイ・ホワイト選手、BUSHI選手、高橋ヒロム選手の乱入劇がスタート。
最後は内藤哲也選手が大流血の中、『デスティーノ』を決め、KENTA選手から3カウントを奪った。
試合後には“あの男”として高橋ヒロム選手の名前を挙げ、リング上に招き、お互いの気持ちを確かめあった。
最後は大阪城初の大合唱で大会を締めくくった内藤哲也選手。
次はいよいよ「ロス・インゴブレナブレス・デ・ハポン」対決。二冠王VSジュニアのカリスマが始まろうとしている。
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