ジョン・モクスリーをザック・セイバーJr.が強襲!過去の歴史が明らかに!?

ジョン・モクスリーをザック・セイバーJr.が強襲!過去の歴史が明らかに!?

新日本プロレスを見ていると、セミファイナルがメインイベントを食ってしまうという瞬間が度々起こる。

予想の斜め上の展開を目の当たりにすると、どんな反応をしていいのか分からなくなる。そう、2020年2月9日に新日本プロレスが開催した「釣り★スタ presents THE NEWBEGINNING in OSAKA」大阪城ホール大会がまさにそんな印象だった。

こうしてじっくりと大会を思い返してみると、鈴木みのる選手とジョン・モクスリー選手の“喧嘩”、そしてザック・セイバーJr.選手の登場シーンだったようにも思う。

勿論、高橋ヒロム選手とリュウ(ドラゴン)・リー選手の試合は大変素晴らしかった。ここは改めて書き残したいと思うが、まずはセミファイナルについて筆を取ってみたいと思う。

 

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ザ・ボス対ビッグ・ボス

早いもので新日本プロレスの東京ドーム大会から1ヶ月が経った。

“二冠王”の誕生や“令和のテロリスト”の襲撃など様々なニュースが起こった中で、第4試合「IWGP USヘビー級選手権試合」の後に『風になれ』が流れ出した時は思わず大声を挙げてしまった。

そイッテンヨンにこそエントリーされていた鈴木みのる選手だったが、イッテンゴの対戦カードにはその名前がなかった。

また、イッテンヨンのスペシャル8人タッグマッチで入場を果たす際、珍しく広角が上がっていたことも印象深い。それは『風になれ』の大合唱をやらせねーよという悪戯な笑みにも受け取ることができた。

鈴木みのる選手が「誰にケンカを売っているのか」とジョン・モクスリー選手を襲撃したあの日から約1ヶ月。いよいよ2人の“喧嘩”がはじまった。

初となる日本人「IWGP USヘビー級王者」誕生を狙う“プロレス王”とCody選手以降、最も赤いベルトを輝かせている眼帯のチャンピオン。

2人の対峙はリングではなく、花道からスタートした。

 

英国の匠、襲来

リングで待つチャレンジャー、花道へ呼び込むチャンピオン。パイプ椅子2脚を持った鈴木みのる選手がその片方を投げ渡したところから、乱打戦がはじまった。

と、これは反則裁定なしのNODQマッチではなかったはず。そのためか中々試合開始のゴングが鳴り響がなかった。痺れを切らしたようにゴングが鳴ると2人の“喧嘩”がエスカレートしていく。

リング内外で暴れ回る2人。Cody政権の赤いベルトが「華やかさと伝統ーだとすれば、ジョン・モクスリー政権は「何でもアリの自由な遊び場」のように見えてくる。

とにかく自由に戦いを楽しむ。「IWGP USヘビー級ベルト」が新しい価値を持ち、大きな輝きを魅せはじめた。

眩い光は名レスラーを引き寄せてしまう。ランス・アーチャー選手、鈴木みのる選手の2人が撃破された「鈴木軍」からサブミッションマスターがやってきたのだ。

ダメージの残るジョン・モクスリー選手を蹂躙。その後、バックステージでザック・セイバーJr.選手が口を開いた。

 ザック「(※コメントスペースに用意されたイスに座り、テーブルに両足を乗せて)やってやったぜ。(※笑みを漏らし、自信満々の表情で)ドーダ。この時を待っていたんだ。人生の中でも、最高にうまくいったな。オレはジョン・モクスリーの正体を知ってるぞ。お前たちバカは何もわかっていないんだな。お前たちは“スーパースター”のジョン・モクスリーの姿しか知らないんんだろ? あいつはアメリカを制覇し、次は日本を制覇しようと企んでいる。オレとジョンの歴史は長い。レッスルマニアに出る以前のあいつの姿も知っている。あいつがドイツのナイトクラブで有刺鉄線を振り回し、ECWアリーナでガラスまみれになってた頃だって全部知ってる。ストリートファイトかデスマッチならあいつが有利だろう。間違いなくオレは殺される。だが、リングの上のプロレス勝負なら話は別だ。あいつはオレに勝てるだけの実力を持ち合わせていない。よくもオレの仲間を2人潰してくれたな。だが俺は潰されないぞ。次はIWGPの名がつくベルトが欲しい。まずはUSヘビーのベルトを狙ってやろうか。今アメリカはメチャクチャじゃないか。新しい大統領が必要だろ。だから、オレが次期アメリカ大統領になってやろうじゃないか。じゃ、シャワーを浴びてくるか。チーリオ……」

 

決戦の舞台は次の大阪か?

ザック・セイバーJr.選手の強襲を受け、バックステージなら戻ったジョン・モクスリー 選手。

次のチャレンジャーに英国の匠を定め、コメントを残した。

『鈴木軍』を背負ってスーパースターへと挑む「ブリティッシュヘビー級王者」。一体どんな大会になるのか今から楽しみである。

モクスリー「セイバー! お前は暗殺者か、それとも兵士にでもなったつもりか? オレからすれば、お前は単なる召使いだ。今夜はヤキニクとハイボールで祝杯をあげるつもりだったが、勝利に浸る瞬間すらなしか。だが、面白くなってきたぞ。次の相手は“人間うどん”ザック・セイバーJr.か。面白いじゃないか。オレは簡単な挑戦じゃ、満足できないタチだからな。日本で闘うのは最高だ。時差ボケなんてちっとも気にならない。人によっては、わざわざ日本まで来て15分の地獄のような試合するなんて狂ってると思うだろう。でもオレにとっては、ソファに座ってピザを食ってビールを飲んでるよりも、もっとやりがいがある。オレは金を稼ぐためだけに日本まで来て闘っているわけではない。コンビニの焼きそばパン目当てでもない。確かに美味いけどな。リスクのない試合ならやる価値もない。オレは新日本一の大物を狙うハンターだ。“プロレス界の王”と呼ばれるスズキはまさに、文字通りの大物だった。スズキに対してはリスペクトしかない。だが少しも手加減はしない。それがオレの闘い方だ。この勝負はキング・オブ・デスマッチ vs キング・オブ・プロレスだった。またスズキと闘うことがあるかどうかはわからない。いや、もしかすると一生闘い続ける相手になるかもしれない。だが今日は、間違いなく特別な試合になった。セイバー! これはベルトを懸けた勝負なんかじゃないぞ。これは戦争だ! スズキグンを終わらせてやる。今度はお前が暗殺される番だ」

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