高橋ヒロムが菅林会長にお願いしたということは?

高橋ヒロムが内藤哲也と一騎討ちするということについて書きたい。

ドラゴン・リー選手との防衛戦を制し、「IWGPジュニアヘビー級王者」としてV1を達成した高橋ヒロム選手。

獣神サンダー・ライガーさんから新日本プロレスジュニアを介錯した男が、早速仕掛けてきた。

内藤哲也選手のために開催された一夜明け会見の場に乱入。菅林直樹会長の眼前に姿を現した。

「会長! お願いがあります。旗揚げ記念大会で、内藤さんの持つIWGPヘビー級王座に挑戦させて下さい。よろしくお願いします!……なーんちゃって」と、今のキャラクターを貫いたものの、お願いします!と頭を下げる姿は8年前に重なるものがある。

「検討するかも分からないですね」と苦笑いを浮かべた菅林直樹会長。

だが、ふと考えると棚橋弘至選手が言ったこと以上に高橋ヒロム選手の言ったことが通るのが新日本プロレスという団体である。

前述したように2012年ヤングライオン時代に菅林会長へ「ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア」エントリーを直談判し、見事首を縦に振らせている。

高橋ヒロム選手が菅林会長に頭を下げる時。それは何かが動く時なのだ。

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髙橋広夢のお願い

2012年、ブラックタイガー選手の欠場が決定した「ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア」へのエントリーを懸けて、会見の場に姿を現したヤングライオン。それが今の高橋ヒロム選手だった。

突如、会見場に現われた高橋ヒロム(髙橋広夢)選手は菅林会長(当時は社長)の深々と頭を下げ、何度もお願いします!よろしくお願いします!と自分の気持ちを伝え続けた。

高橋広夢 「社長! 俺をスーパージュニアに出してください! お願いします!」

菅林 「……急に言われても困るよ」
 
広夢 「諦められません!」
 
菅林 「帰れよ。ダメだよ。会見やってんだよ」
 
広夢 「よろしくお願いします! 絶対にやります! よろしくお願いします! 自分を出してください、よろしくお願いします!」
 
菅林 「早いよ」
 
広夢 「自分を出してください。よろしくお願いします! 必ず期待に応えます! よろしくお願いします!」
 
菅林 「このメンツの中で新日本の看板背負って闘えんのか?」
 
広夢 「やります! 必ず期待に応えます! よろしくお願いします!」
 
菅林 「おまえ、頑張りました、健闘しましたじゃ済まされないんだよ? 新日本のライオンマーク背負って出るんだぞ?」
 
広夢 「はい、よろしくお願いします! 自分を出してください! よろしくお願いします!」
 
菅林 「勝つんだぞ?」
 
広夢 「はい、必ず勝ちます!」
 
菅林 「新日本の選手として出るんだぞ?(遂にうなずく)」
 
広夢 「ありがとうございます! 精一杯頑張ります!」
 
菅林 「……Bブロック代替選手を急遽ですけど、高橋広夢選手を出場させることに今、決めました。ヤングライオンで、まだまだ早いという声はあるかもしれませんが、彼の目を見ていただいて、期待していおります」
 
広夢 「ありがとうざいます! スーパージュニアは自分の夢なんで、出るからには必ず優勝目指します。全勝優勝目指します! それが自分の夢なんで、よろしくお願いします! 精一杯頑張ります!」

この時、高橋ヒロム選手は全勝優勝を夢だと語っている。前々回の「ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア」で優勝は果たしたものの、全勝優勝を成し遂げだわけでは無い。

内藤哲也選手を倒したうえで、全勝優勝を果たし「東京ドームでの挑戦権利証」を手にする可能性はゼロでは無い。

 

ジュニアのカリスマ最大の魅力

内藤哲也選手は高橋ヒロム選手について「メンタルの強さと行動力、そして思い切りの良さ」が魅力だと語っている。

3つを総合すると、ポジティブで強靭なメンタルを持っているということになる。

プロスポーツ選手の多くがメンタルの重要性を語る昨今、高橋ヒロム選手もトップアスリートとして重要なメンタルを持っていると言えるのだ。

リング内外で溢れ出しているカリスマ性と色気は他のレスラーの追従を許さない。

彼がいる新日本プロレスといない新日本プロレスは全く違う印象になるほど、1人でインパクトを出せるレスラーが高橋ヒロム選手なのだ。

 

動画を作ってくれ

2017年11月6日、高橋ヒロム選手はKUSHIDA選手、ウィル・オスプレイ選手、マーティー・スカル選手との「IWGPジュニアヘビー級4Wayマッチ」の記者会見で要求をしていた。

「IWGPヘビー級選手権試合の時にいつも流れてる『ファーファーファファー、ファ~~!』っていう音楽とともに流れる歴代のチャンピオンの映像」を流すように指示。その結果、動画が制作せれる事態になった。

また、「ジュニアとヘビーで差をつけないでいただきたいです」とコメントを残している。

ジュニアにいながらヘビーを超越するほどの存在感をは放っている高橋ヒロム選手。

いよいよ、「ゴールデンタイムでIWGPジュニアヘビーのベルトを巻いて、IWGPヘビーのベルトに挑戦する」広い夢が近づいてきたのかしれない。

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