新日本プロレスの後楽園ホール大会に期待していること

新日本プロレスの後楽園ホール大会に期待していることを書きたい。

2020年2月下旬、新日本プロレスの後楽園ホールは豪華絢爛なカードが目白押しだ。

中西学選手の門出を祝うかのように、「NEVER無差別級選手権試合」鷹木信悟選手VS石井智宏選手や「IWGPジュニアタッグ選手権試合」“ロッポンギ3K”YOH選手＆SHO選手VS“メガコーチズ”田口隆祐選手＆ロッキー・ロメロ選手が後楽園ホールで実現した。

また、タイガー服部レフリーの勇退を祝うべく、スペシャルタッグマッチが2試合も組まれた。

新日本プロレスがプロレスの聖地「後楽園ホール」で一体どんな景色を見せてくれるのか。今から楽しみでしょうがない。

ところで2月上旬の後楽園ホール大会を覚えているだろうか。話題の新型肺炎や東京ドーム2連戦の影響もあってか普段と比較すると明らかに客入りが悪い印象を受けた。

いつも通りだが、客入りが悪い。正直、あの2日間だけを見て悲観する必要は全くないと思うが、後楽園ホールに行きたくなる仕掛けも必要なのかとは思った。

例えば、2018年12月14日。オカダ・カズチカ選手VS外道選手のような思わず「おっ！」となるようなカードを増やしてみるのはどうだろう。

1,723人（札止め）。年末ということもあるので、比較対象にもならないと思うが、後楽園ホールならではの試合を増やしてみても面白いかもしれない。

そこでいくつか期待する試合を考えてみた。まずは、スペシャルシングルマッチからだ。

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新日本プロレスのレスラーは全員に魅力があり、普段肌を合わせない2人が対峙するだけで思わず武者震いする時間が流れる。

そこでいくつかの対戦カードを考えてみた。ここで生まれた因縁がビッグマッチにつながる可能性まで考えると、非常に有意義な妄想になった気がする。

まずは、“それぞれの王道”SANADA選手VSタイチ選手、次に“もう一つの王道”金丸義信選手VSKENTA選手、最後に“ディーバ対決を含めて”タイチ選手VS高橋裕二郎選手。

いやいや、“全く予想ができない”矢野通選手VSコルト・カバナ選手や“兄弟対決”タマ・トンガ選手VSタンガ・ロア選手。“あの時のリベンジを果たせるか？”矢野通選手VS高橋ヒロム選手も捨てがたい。

内藤哲也選手VS高橋裕二郎選手なんて組まれた日には仕事を調整しででも後楽園ホールに向かう覚悟があるし、田口隆祐選手VS EVIL選手によるもう一つの師弟対決だってぜひ見たい。　天山広吉選手VS小島聡選手のスペシャルシングルマッチなんて想像するだけでも面白い。

「新日本プロレスワールド」での観戦やら会員数増を考えるのであれば、スペシャルなシングルマッチを後楽園ホール大会の名物にすることで、更に盛り上がる可能性があると思うのだ。

タッグマッチになれば更に幅が広がる。ユニット間を越境するのは流石にやり過ぎだと思うのであくまでもユニット抗争にはなるが、あまり見たことがない組み合わせで試合をしてみるのも一興だろう。

オカダ・カズチカ選手＆YOSHI-HASHI選手VS石井智宏選手＆後藤洋央紀選手。

真壁刀義選手＆矢野通選手VSタマ・トンガ選手VSタンガ・ロア選手のリベンジマッチや内藤哲也選手＆高橋ヒロム選手VSジェイ・ホワイト選手＆高橋裕二郎選手。

はたまた棚橋弘至選手（ゴキブリマスク）＆田口隆祐選手（ギンバエマスク）VSオカダ・カズチカ選手＆飯伏幸太選手のスペシャルタッグマッチも面白い。

新日本プロレスに参戦しているレスラーには更にファンを楽しませる可能性があるのだ。

一方でこういう考え方もある。「NEVER無差別級選手権試合」を基本的には後楽園ホール大会のメインイベントに据えるという作戦である。

鷹木信悟選手は「華やかさよりも泥臭さが魅力」だと語っていた。であれば、ビッグマッチ以外の場所に「NEVER無差別級選手権試合」をシフトすることで新しい可能性が生まれる可能性もあるのだ。

鷹木信悟選手と石井智宏選手の一戦はその先駆けとなる試合になるのかもしれない。

ここまで色々と書いてきたが、新日本プロレスにはまだまだたくさんの魅力があることが分かった。

数多くのレスラーが群雄割拠するリングだからこそ、これまでにない試合も見てみたいと思ってしまう。我儘な話だとは思うが、チャレンジという意味でこれまでにない試合を組んでみるのもありだと思った次第だ。