小島聡の言葉にプロレスファンの在り方が詰まっていた

小島聡の言葉にプロレスファンの在り方が詰まっていた。素直にそう思える紳士的なメッセージに、“現代的なプロレスファンとして大切にすべきもの”について小一時間ほど考えた結果をまとめておきたい。

ことの発端は新日本プロレスの“豪腕”小島聡選手のツイートから始まった。

プロレスファンと名乗るYouTuber(YouTubeに動画を投稿していれば、YouTuberと呼べるのか色々と思うところはあるが)の動画を見た小島聡選手は配信者の目線について違和感があったと語っている。

「上から目線で語っているように見えた」。

俺は他のファンとは違う。と、自身がプロレスファンの中でもヒエラルキーの上位に位置しているように語っていたそうだ。

特定のコンテンツを応援しているファンに優劣は存在しない。ファンからスポンサーに回れば話は変わるが、新日本プロレスを応援するファンという立場であれば、上も下もない。みんな平等に楽しんで欲しい。

勿論、ファン歴や知識の豊富さも関係ない。小島聡選手のプロレスファンひいては特定のコンテンツを応援する側へ想うことは「確かにそうだよな」と胸に染みた。

 

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薬にも毒にもならない

今回の一件は、僕がこうして毎日ブログを書く上で大切にしていることを改めて考える機会にもつながった。

週刊プロレス編集長である湯沢直哉さんは“今の週刊プロレス”を刊行する上で大切にしていることについてこう語っていた。

“薬にも毒にもならないようなもの”を作る。確か棚橋弘至選手のPodcastだったと思うが、僕はこの言葉に深く感銘を受けた。

プロレスラーを主役にして、雑誌はあくまでも引き立て役。

それは平成初期に劇薬のような面白さで30万部以上発行されていた当時の「週刊プロレス」とは全く異なるスタンスだが、オピニオン的な存在よりも業界を代表する専門誌としての立ち位置を明確化する上で、とても大切なことだと思う。

 

新日本プロレス箱推し

僕のNJPW FUNもそう。改めてになるが、基本的に更新内容は5パターンほどしかない。

  1. 次の対戦カードについてのコラム
  2. 新日本プロレスのレスラーが発したコメントへの感想
  3. 試合のレポート
  4. ビッグニュースについて思ったこと
  5. その他

この5パターンが主な概要となっており、伝える、届けるためのスタンスとして大切にしていることは、レスラーの方々へのリスペクトと未来への期待を伝えることである。

簡単に言えば、あのレスラーは好き。このレスラーは嫌い。というスタンスを持ち出さないこと。そもそも僕は新日本プロレスの箱推しなので、全レスラーに活躍して欲しいと本気で思っている。

勿論、時期によって特に熱を持って応援するレスラーは変わってくる。これからのシリーズだと中西学選手と第3世代の絆をメインに見てじっくりと考えていきたいと思うし、“ロッポンギ3K”と“メガコーチズ”の「IWGPジュニアタッグ選手権試合」、鷹木信悟選手と石井智宏選手の「NEVER無差別級選手権試合」だって見逃せない。

一方で、コルト・カバナ選手だって気になる。

僕は新日本プロレスの箱推しファンだ。特定のレスラーから好きになっても気付けば他のレスラーも大好きになっている。そんな新日本プロレスが大好きなのだ。

 

プロレスを分かってない

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小島聡選手のツイートに戻ろう。実は前述したものに続いて、もう一つ言及していることがあった。

自分が好きじゃない選手を推しているファンを応援しているファンに対して「プロレスを解ってない」という発言もあったようである。

プロレスを理解する。これは非常に難解な意味を含む。

僕はプロレスラーではないし、格闘技経験もない。なので、リングで起きている技術のぶつかりあいを本当の意味で全く理解することができていないと思っている。

技の痛みも知らなければ、技術を体系的に説明するための理論も持ち合わせていない。そうなると、僕はプロレスを全く分かっていないということになる。

事実、僕はプロレスを全然理解できていないと思っている。ただの新日本プロレス好き。それくらいのもんなのだ。

新日本プロレスを好きになって、考察のブログを読むのが好き。友だちがキッカケで書く側に回っただけ。そんな人間があのレスラーはダメだ!だったり、この試合は退屈だ、など書けるはずもないのである。

ネガティブなワードを書いたり、動画で喋ったりした方が賛否両論が生まれるので、総じて話題にはなりやすい。

ただ、そうした発信の裏では顔の見えない誰か

が傷ついている。その考え方を無くしてはいけないと思うのだ。

小島聡選手のツイートをキッカケにプロレスファンとしてのあり方、コラムを書く上での姿勢を改めて考えることができた。

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4人の逆世代闘争

いよいよ第3世代4人がリングに集う試合は数える程度になってきた。

最後の試合はオカダ・カズチカ選手、棚橋弘至選手、後藤洋央紀選手、飯伏幸太選手と今の新日本プロレスを代表する4人に決まった。

第3世代の“4人”が行う逆世代闘争はこれが最後のチャンス。最高の試合を楽しみにしている。

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