プロレスラーの謝罪について思ったことを書く
プロレスラーの謝罪について思ったことを書きたい。
つい先程、Twitterで全日本プロレスに所属しているプロレスラーがファンの方へ謝罪しているツイートを発見した。
「不快な思いをさせてしまい 申し訳ございません」
何とも誠実な態度を見せたレスラーの名前は岡田佑介選手。諏訪魔選手がリーダーを務めるをユニット「Evolution(エボリューション)」のジュニア戦士だ。
プロレスリング・ノアに全日本プロレスが参戦することから発展したSNSでの口撃。これに一部のファンが反応した結果、今回の謝罪に繋がった。
“巨星を継ぐもの”秋山準選手や“方舟の天才”丸藤正道選手らがフォローを入れているため、今更僕がとやかく書く必要もないかと思ったが、昨今のファミニスト問題とも通じるところがあるも思ったので筆を取ることにした。
結論から書くと、確実に岡田佑介選手は謝罪などする必要はなかった。
プロレスラーは夢を見せる側の人間である。夢を見せる、見せられる人が観衆に対して、頭を下げてはいけないのだ。
勿論、法に反することや人道に反したことをした結果、謝罪するのは当然である。
ただし、今回のケースはレスラーとレスラーのトラッシュトークの範囲を間違いなく出ていない。僕はそう思った。
ここからはプロレスラーとSNSについて考えてみたい。
アントニオ猪木は謝らなかった
TPG事件でアントニオ猪木さんは「ありがとう!!!」と言った。本来であれば、謝罪するシーンでもファンに対して頭を下げない姿勢な意味が今回の一件で分かった気がする。
ネガティブな意見を持つ人の考え方を変えることができるのは、謝罪ではなくプロとして次に何を見せるかなのだ。
ツイートの言い分自体は決して理解できなくはない。礼儀を欠いたツイートだったのではいか?という指摘は真っ当にも取れる。
だが、バイネームを出した先輩レスラーでもない方が不快に思ったことについてイチイチ謝罪していてはキリがないと思う。
プロレスリング・ノア参戦を盛り上げる一環で自分の行動が水を差してしまっているのではないか?と不安に感じたことが今回の謝罪につながったことは分かる。
ただ、次からは謝ってはいけない。ファンに夢を見せることができる岡田佑介選手の言葉はそんなに安くないのである。
SNSの恐怖
新日本プロレスでもKENTA選手がTwitterでの誹謗中傷と闘っていた。ブーイングは歓声である。ただ人格否定や先輩、戦友の名前を出してリプを送る方まで出てきた。
あくまでもTwitterユーザーは一部のファンに過ぎない。ただ、インターネット上にデータとして情報が残ってしまう。なので、個人的には以下の対応がいいと思っている。
いいコメントに反応しつつ、ネガティブなものには反応しない。これでいいのだ。
そういう捉え方まで
— 岡田 佑介 (@alljapan_okd) 2020年2月17日
考えないと行けなったのかも
知れません。
不快な思いをさせてしまい
申し訳ございません。
こんな自分ですが
今後とも応援して頂ければ
幸いです。
貴重なご意見ありがとうございます。 https://t.co/Jbbz4qgcZS
推しになるためにSNSとの付き合い方
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インターネット、スマホが発達した今、個人の感覚が大きく変わってきた。
今の時代に必要なのは「中程度の距離感と多めの情報接触回数」である。
この塩梅が非常に上手いのは、新日本プロレスのエースこと棚橋弘至選手である。
たまにいいね!をくれる。本当に心に残ったものにはリプをくれる。
そして、情報発信自体は一日に数回配信されているのがベストだ。
定期的に発信することで、更新がストップした時には「何かあるな?」とファンに想像する隙間を与えることもできる。
岡田佑介選手は26歳とまだ若い。夢を見せると同時にファンと並走しながら、シンデレラストーリーを紡ぐことだってできるのだ。
誠実なら性格は今回の一件でよく分かった。
だからこそ、その誠実さを本当の姿としつつ、レスラーとしては荒っぽく振る舞って欲しい。
そのギャップがファンにブッ刺さるものになると思う。
次の試合思いっきり #いてこます岡田佑介選手の姿を見るのが今から楽しみである。
最後にこの映像を見ながら筆を置きたいと思う。
時代が変わってもプロレスラーにはこうあって欲しい。強く、カッコいい存在でいて欲しい。改めてそう思った一件だったように思う。
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