鷹木信悟が楽しめる相手を予想してみた

鷹木信悟が楽しめる相手を予想してみた。

2020年2月、タイガー服部さん、中西学さんの引退に注目が集まった新日本プロレス。笑いあり、涙あり、サプライズあり。色々な人の心に残る引退ロードの裏で、『NEVER』の二冠王・鷹木信悟選手が荒ぶっている。

テーマは2020年3月から開催となる「ニュージャパンカップ」だ。

これまで、春の覇者が挑戦するベルトを選ぶシステムだったが、2019年は少し変更があった。

マディソンスクエアガーデンでのメインイベント『IWGPヘビー級選手権試合』を懸けたトーナメントとなり、他のタイトルホルダーもエントリーするなど、熾烈な試合が行われていた。

鷹木信悟選手は『NEVER』の二冠王として、「ニュージャパンカップ」にエントリーすると高らかに宣言。

その一方で、新日本プロレスに2つの要求をしている。

まずは、一回戦の相手について。ファンでも関係者でもなく、俺が楽しめる相手を用意しろと豪語した。

続いては優勝後について。チャレンジャー側に回るのではなく、自らが挑戦者を指名すると言い切った。「その時、一番強いやつを挑戦させる」と。

2020年3月3日の旗揚げ記念日では、内藤哲也選手と高橋ヒロム選手のスペシャルシングルマッチが既に決定している。

その勝者を鷹木信悟選手は挑戦者に指名するつもりなのだ。

まさにリアルジャイアンそのもの。上り龍の如く、天辺を目指す姿勢には感銘しか受けない。

では、そろそろ本題に入ろう。鷹木信悟選手が闘いたい相手。面白そうだと思える相手とは一体誰なのか。この点を考えてみたい。

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まず、「G1クライマックス」で黒星を喫した相手を並べてみる。

ここに「ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア26」の決勝戦で敗れたウィル・オスプレイ選手も加えると、一つの傾向が見えて来る。

鷹木信悟選手は新日本プロレスのヘビー級“ガイジン”レスラーと相性がいいとは言えない。

逆に矢野通選手や石井智宏選手、後藤洋央紀選手、タイチ選手などの日本人相手には白星を飾っていることからも面白い相手とは“ガイジン”の可能性が高い。

ファンでも関係者でもなく自分が楽しめる相手。ともすれば、未だ新日本プロレスで実現していないシングルマッチの可能性がある。

そこでふと顔が浮かんだのは鈴木みのる選手である。

“プロレス王”鈴木みのる選手。2017年の『NEVER無差別キュウ』戦線で猛威を振るった鈴木みのる選手と改めて対峙することで、『NEVER』の申し子としての地位を更に揺るぎないものにすることができる。

内藤哲也選手と何度も抗争を繰り広げてきた『鈴木軍』の総大将であれば鷹木信悟選手を楽しませる相手として不足はない。いや、とんでもない化学反応が生まれる可能性もある。

鷹木信悟選手がシングルマッチを熱望する相手。さらには俺をガッカリさせるなよ？と言い切るということはよほど“肌を合わせたい”レスラーがいるに違いない。

2020年の新日本プロレスで圧倒的なインパクトを与えたレスラーの顔を思い浮かべてみると、1人思い当たる節があった。メキシコCMLL所属のドゥルセ・ガルデニア選手である。

「ファンタスティッカマニア2020」で初来日すると、乙女系なキャラクターと卓越したテクニック、身体能力が一気に新日本プロレスファンにも知れ渡り、シリーズを通して注目を集めた。

後藤洋央紀選手がバックステージやTwitterで度々ドゥルセ・ガルデニア選手の名前を出していたことからも、鷹木信悟選手とドゥルセ・ガルデニア選手の間に“何か”が生まれている可能性は高い（？）、か。

いくら無差別のベルトでも

ドゥルセ・ガルデニアの話はもういいよ#NEVER無差別級選手権 #njpw https://t.co/jdwHdQz9ks
— 鷹木信悟(SHINGO TAKAGI) (@Takagi__Shingo) 2020年2月1日

最後は同じ「ロス・インゴブレナブレス・デ・ハポン」のEVIL選手。

ユニット内で切磋琢磨するのが「ロス・インゴブレナブレス・デ・ハポン」のウリだとするならば、同門対決を面白いと考えていても不思議ではない。

春や夏でしか同ユニットのシングル対決はなかなか設けられない。であれば、元『NEVER無差別級王者』でもあるEVIL選手を頭に浮かべていても不思議ではないのだ。

石井智宏選手に連敗を喫し、先日も“豪腕”小島聡選手の前に敗れ去った闇の王。SANADA選手、鷹木信悟選手がシングル戦線で存在感を放ち続ける中で数歩遅れをとっているのが現状だ。

既にEVIL選手は春のトーナメントに向けて臨戦態勢に入りつつある。2人が対峙すれば確実に面白い試合になることは確実であるだけに、この可能性も楽しみにしたいと思う。

鷹木信悟選手が新日本プロレスに参戦から一年半が経った。今、ノリに乗っている龍が春を制する展開も楽しみだ。