ロス・インゴブレナブレス・デ・ハポンの変化に驚愕

ロス・インゴブレナブレス・デ・ハポンの変化に驚愕している。まぁ、別に決して悪い話しではないのだが。

先日、新日本プロレストゥギャザープロジェクトの一環として、内藤哲也選手と高橋ヒロム選手のトークショーや「ロス・インゴブレナブレス・デ・ハポン」のヒストリー動画などが配信された。

“制御不能なカリスマ”と“タイムボム”が揃った時、異次元空間が出来上がるのは前回と同様。今回は配信中に流れていた2015年〜2020年のユニット(名前がまだない時代を含む)の歴史を振り返る動画を見ていて気付いたことについて書きたい。

今回の主役はEVIL選手。「ロス・インゴブレナブレス・デ・ハポン」において、今最も結果を発する人物である。

ヘビー級選手だけ見てみても、内藤哲也選手は「IWGPヘビー、インターコンチネンタル」のダブルチャンピオン。

鷹木信悟選手は「NEVER無差別級、6人タッグ」の二冠王。まさに「NEVER」の申し子となった。

SANADA選手は唯一の無冠ではあるものの、オカダ・カズチカ選手のライバルとい透明な冠を常に被っている。次の「IWGPヘビー級王座」に最も近い男とだと言っても過言ではない。

では、EVIL選手はどうか。「NEVER無差別6人タッグ」の王者ではあるものの、シングルでは石井智宏選手に連戦連敗。

気付けばヘビー級に転向した鷹木信悟選手の勢いに押される形となってしまった。ここからは「ロス・インゴブレナブレス・デ・ハポン」のヒストリー動画を見た感想からまとめていきたい。

 

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制御不能な男たちの方向性

「ロス・インゴブレナブレス・デ・ハポン」のヒストリー動画を見ていて明らかな変化に気付いた。

ユニットとしてのカラーは、この5年感で大きく変化している。では、どのように変化をしたのか。改めて学んでおく必要があると思う。ここがEVIL選手復権に対する足掛かりになると思うのだ。

まず、内藤哲也選手の“1人ロスインゴ”からユニット結成までの期間。この期間はヒール色が濃厚である。そして、SANADA選手の加入と、内藤哲也選手の「IWGPヘビー級ベルト」戴冠で世界が大きく変わった。

“ベビーでもヒールでもない”すなわち、ヒールだけれども正論を打ちかます存在から“ダークヒーロー”へ。この時、「ロス・インゴブレナブレス・デ・ハポン」の5人が戦隊ものやアベンジャーズのように比喩されていたのも、ヒーロー(ダークヒーロー)としての個性、立ち位置が明確に存在したからだと思う。

そして、そこから時は進み“ダークヒーロー”のユニットから様々な個性が入り混じる...敢えて言うなら“混沌”とした存在へ変貌した。

子どもから大人まで大人気。その声援を受けてユニットの色は少しずつ変化していった。

変化することは決して悪いことではない。EXILEがアーティストからアイドルになり、爆発的な人気を博したように、孤高の存在からアイドル性のある存在へと変化することは決して問題のある戦略ではないのだ。

 

個性を分類してみる

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内藤哲也選手は既にビープルズチャンプだ。既にヒールとしての要素は、相手レスラーに唾を吐き捨てる以外に存在していない。

2016年のVS木谷オーナー、2017 年のベルト破壊を経て、2018年以降は少しずつ方向転換。更にはダブルチャンピオンになったことで、ベルトを乱雑に扱うこともなくなったため、実質はベビーフェイスになっている。

BUSHI選手は以前から毒霧の除き、ベビーフェイスである。

続いて、 SANADA選手。「ロス・インゴブレナブレス・デ・ハポン」加入以降、悪そうな雰囲気こそあったものの、オカダ・カズチカ選手のライバルとなったことで一変。今では純度120%のベビーフェイスとなっている。

また、高橋ヒロム選手と鷹木信悟選手については、ユニット加入時からほぼラフファイトすらあまり行って来なかった。激しい試合で会場を沸かせ、言葉でファンの心を掴む。彼らも実質はベビーフェイスだった。

 

  • 内藤哲也選手→夢を追うリーダー
  • EVIL選手→熱いバチバチのファイト
  • BUSHI選手→お洒落、バランサー
  • SANADA選手→新しい希望、ライバル
  • 高橋ヒロム選手→ジュニア新世代のカリスマ
  • 鷹木信悟選手→NEVERの申し子、熱いファイト

2人、個性がかぶっているレスラーが出てしまっていると僕は思っている。

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EVILと鷹木信悟

ヒストリー動画を見て気付いたのは、EVIL選手と鷹木信悟選手がリングで魅せる表現が近いこと(古き良きバチバチとした試合)。そして、全員がベビーフェイスになっているということだった。

そして、もしも鷹木信悟選手が現れなければNEVERの申し子として熱いファイトを連発している可能性があったのはEVIL選手だった。僕は思わずそう思ってしまった。

それほどまでにEVIL選手は熱いバチバチとした試合に舵を切ってしまっていた。石井智宏選手との戦いに敗れ続けいるEVIL選手と指名後に打ち破った鷹木信悟選手の序列が入れ替わるのは仕方がないことなのだ。

長くなってきたので、一度分けたいと思う。続きは近日公開の後編で。

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