どうなる!?新日本プロレスの3.31両国国技館大会

どうなる!?新日本プロレスの3.31両国国技館大会。

政府からの要請を受け、新日本プロレスは2020年2月26日の沖縄大会を最後にプロレス興行の自粛を行なっている。

そろそろ1ヶ月。ただ、現在を考えるにまだ活動再開は時期早々という見方が多いようだ。

昨日に決行されたK-1のさいたまスーパーアリーナ大会が埼玉県と興行側と意見が真っ向から衝突する形のまま開催されたようで、Twitterを見ると色々な声が飛び交っていた。

論点は2つ。

今、この状況で1万人規模のイベントを開催すべきではないという意見。もう一方が、イベントを開催しなければ格闘家だけではなく、興行全体に関わる人々が金銭的にマズいという意見だ。

正直どちらの意見も分かる。批判されることを理解した上で守らなければいけないこともあるのだ。

そういった想いもあってか、僕が久しぶりに見たK-1の試合は熱いファイトが続く非常に面白いものだった。

ただ、今の“空気”を考えると両手をあげて最高だったとは思えない(K-1側を否定したい訳ではない)。それは埼玉県知事がメディアを通じて「自粛要請を受け入れずに開催したことが残念」だも発してしまったことである。

この自粛期間はいつまで続くのか。自粛と開催の間とはどこにあるのか。

色々と考えることが多かったのでまとめてみる。

まずは、プロレスリング・ノアが自粛期間を解禁し、興行をスタートさせたことからだ。

 

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人数規模の問題

プロレスに限らず、アーティストやアイドルのイベント、ライブなど「人が集まる企画」に関して自粛が続いている。

そんな中、プロレスリング・ノアの活動再開がK-1ほどの話題になつていないのは、会場規模に尽きると思っている。

プロレスリング・ノアが先週末に行った会場は「YAMADAグリーンドーム前橋 サブイベントエリア」。206人がキャパとなっており、正直映画館と大きな違いはない。

いくらサイバーエージェントグループに加入したとは言え、1ヶ月以上興行で利益が出せない状況はマズい。そんなことは僕にでも分かる。

アルコール消毒とマスク着用。予防を徹底すれば開催してもいいのではないか?

政府からの要請と世論。リアルイベントの復活が心待ちにされる中、いち早く活動を再開したプロレスリング・ノアがK-1の一件で再び自粛期間に入るのか。それとも入らないのか。

答えがない問題のため、難しいところである(※政府側が無金利融資や助成金などの対策を講じるしかないのだろうか)。

PPVで各プロレス団体が夢の架け橋的な無観客試合を開催し、利益を分配する。そうした取り組みなどがあれば少しは状況が変わるのかもしれない。

 

新日本プロレスの課題

今、新日本プロレスが3月31日の両国大会を開催する場合、3つの課題がある。

まずは対戦カード。本来であれば「ニュージャパンカップ2020」の優勝者と「IWGPヘビー&インターコンチネンタル王者」内藤哲也選手が激突する春の総決算の大会だが、トーナメント自体か開催されなかったため、当然優勝者が存在しない。

次に、“ガイジン”レスラーたちが出国できないという問題もある。

実質「バレットクラブ」なしの興行になるのは一抹の寂しさを感じてしまう。新日本プロレスを語る上で“ガイジン”レスラーたちの存在は欠かすことができないほどに大きい。

ビッグマッチで彼らの姿を見ることができないのは、それはそれで辛さもあるのだ。

最後が今回のK-1大会だ。1万人規模の大会を開催した場合、どんなイメージが広がるか。ここが大きな問題になってしまう。

新日本プロレスのレスラーたちはメディア露出も多く、万が一都知事らと意見が交錯した状態のまま開催したとすれば、プロレス以外の仕事が減る可能性がある。

エンターテインメントで人を元気づけるのか。それとも、被害を拡大しない(リスクを犯さない)ために、自粛するのか。

本来であれば「ニュージャパンカップ」の優勝者が決まり、一夜明け会見も行われていたはずの今日。

来週の火曜日に迫った大会について新日本プロレスはどんな決断をするのだろうか。

www.fnn.jp

最終調整の結果、延期が決定した場合今回も自粛という形にならざるおえないが...。

 

トゥギャザープロジェクト

最後に。新日本プロレスワールドで配信されたオカダ・カズチカ選手と武井壮さんの対談やクックパッドライブで共演した矢野通選手と棚橋弘至選手など、プロレスではないところでの楽しみを提供し続けている。

また、棚橋弘至選手とYOH選手によるインスタライブの新番組#シンニチステーションもスタートした。

本業ができない中でも、ファンに楽しさを伝えたい。そんな想いで今もレスラーたちはプロレスを続けている。

2020年3月31日、大会が開催されたとしても、自粛したとしてもこれからも新日本プロレスを応援していきたいと思った次第だ。

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