新日本プロレスファンが鬼滅の刃を読んだ感想
新日本プロレスファンが鬼滅の刃を読んだ感想をまとめたおきたい。
週刊少年ジャンプで連載中の『鬼滅の刃』をいきなり全巻購入してみた。
吾峠呼世晴(ごとうげこよはる)先生が描く大正時代を舞台に人間と鬼が戦う剣豪ダークファンタジーは2019年のアニメ化で一気に火がつき、年間期間内売上1205.8万部を達成するなど、大きな話題をんだ。
新日本プロレス“100年に一人の逸材”棚橋弘至選手も『鬼滅の刃』を愛読している。2020年1月19日、「フォンタスティカ・ マニア」後楽園ホールで鬼滅の刃のフェイスペイントを披露したのだ。
トレンドはしっかりと抑えて、ライドする。流石は逸材の呼吸を体得した男である。新日本プロレスの柱と言って差し支えもないかもだが。
さて、ここからは本題に入っていきたい。
ここまでの話題作となった『鬼滅の刃』だが、僕はアニメを一応視聴しているレベル。どハマりという感じではなかった。※どちらかというとバビロンみたいなアニメが好みだったりする
だが、漫画版を読んでみて色々な学びと発見があったので、今年はエイプリルフールをすっ飛ばして書いてみたいと思う。まずは『鬼滅の刃』海外人気の話からだ。
と、その前に棚橋弘至選手のツイートから。
来年、みんなが元気になってから言う。大声で言う。 pic.twitter.com/sbQPUKukjk
— 棚橋 弘至 (@tanahashi1_100) 2020年3月31日
自粛疲れもある中で、一年に一度のチャンスに言わない判断をした棚橋弘至選手。これこそが、エースだ。
矢野通がアメリカで人気なワケ
舞台となっている大正時代は江戸時代の情緒と産業革命が相乗りしている時代。
西洋の文化もありつつ、オリエンタルな雰囲気もしっかりと残っている。
『NARUTO』もそうだが、和のテイストは日本人だけではく、海外の人間も惹きつけるのかもしれない。
事実、『鬼滅の刃』は海外でも大ヒットを記録している。
と、ここで思ったことがある。
以前から思っていたことではあるが、最近、新日本プロレス(海外版)のYouTubeチャンネルでアップされた動画を見て確信に変わった。
“敏腕プロデューサー”矢野通選手へ飛び交う歓声が半端じゃない。他の試合もあるので、見比べてみて欲しいのだが、明らかにボリュームが大きい。
2018年のアメリカ大会の時もケニー・オメガ選手か矢野通選手かというほどに歓声を集めていた。
『鬼滅の刃』と矢野通選手の海外人気を鑑みるに、やはりオリエンタルなテイストがあるのだはないだろうか。
矢野通選手は天下の大泥棒・石川五右衛門を彷彿とさせる出で立ちである。
試合内容は勿論だが、赤の着流しがよく似合っている矢野通選手が海外で高い支持を得るのは必然のことなのだと気付いた。
“崇高なる大泥棒”恐るべし、だ。
現代マンガの演出と現代プロレス
僕は『鬼滅の刃』は非常に現代的な作りをしている漫画だと思っている。シリアスとコミカルが常に近いところに存在し、感情の起伏を複雑化していく。
その一方で明らかにテンポがいい。野球のピッチャーで言えばバッターに考える間を持たせないレベルのスピードでボールを投げ込んで来る。
細かい起承転結が絶え間なく続く。だからこそ、大きなコマを使った時の見せ方効果的になるのだ。
また、言葉が美しい。「泣きたくなるほど優しい音をしていた」なんて、何を食べたら出てくるセリフなのだろうか。
天才が現代でヒットする要素を詰め込んだ快作。それが『鬼滅の刃』なのだ。
では、現代の新日本プロレスはどうだろう。
プロレスリング・ノアの無観客試合で向き合うだけで30分が過ぎた大事件が起こったが、あぁいったことが内藤哲也選手とオカダ・カズチカ選手の「IWGPヘビー級選手権試合」で可能なのだろうか。
正直、できなくはない。ただ、あまりにも現代のプロレスとかけ離れ過ぎて賛否両論が生まれるのは間違いない。
それほどまでに近代のプロレスはテンポの良さが求められている。
身体が大きく鈍重なタイプよりも機動力の高さやテクニシャンタイプが新日本プロレスで人気を博しているのは、間違いない。
現代人は間よりもテンポの良さを求める人が大多数である。両手からこぼれるほどのエンターテイメントを楽しむにら、同じ時間にしてもより刺激的なものを求めるの当然のことなのかもしれない。
ただし、プロレスでも漫画でも間が求められていない訳ではない。色々な魅せ方を高次元で行うことが時代のトレンドを作り、次の世代を牽引するコンテンツとなる鍵なのだ。
棚橋弘至の想いに感動
2020年4月1日。今日は令和最初のエイプリルフールだ。
冒頭で書いたように棚橋弘至選手は「疲れた」と発せなかった。これで2年間疲れたと言えない生活が続く訳である。※実際に疲れたことがない訳だが。
皆さんは今日、どんな一日を過ごされるのだろうか。僕からの願いは楽しい時間を過ごして欲しいということだけだ。
『鬼滅の刃』は話題通りの面白さなので、まだ読んでいない方にオススメしたいと思った限りだ。
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