高橋ヒロムのGETSPORTS完全版に感動

高橋ヒロムのGETSPORTS完全版に感動した話を書きたい。

新日本プロレスワールドで『赤いアイツ 首を骨折したプロレスラー 復帰の先にあった思い GET SPORTS 完全版』の配信がスタートした。

「一目見ただけで、ヤバいヤツだと分かった」

タン塩とプリンをこよなく愛する。超常現象雑誌『ムー』もこよなく愛する。

奇想天外な発想から飛びだす技の数々とリング外での言動と行動が話題を呼び、新日本プロレスを代表するレスラーとなった高橋ヒロム選手。

「もっと、もっと、もっと!楽しもうぜ!」

を合言葉に会場やバックステージで人気を博すと、いよいよこの春からはYouTuberデビューを果たした。

ただ、彼が順風満帆なキャリアではないことはみんなが知っている。

道場生時代には合同練習について行けないほどの落ちこぼれ。クビだクビだと散々言われていた。

海外遠征から復帰後、新日本プロレスで圧倒的な存在感を放っている時に、クビの骨折で約2年間の欠場。そして、因縁の師弟対決は先送り。

強い信念で逆境を乗り越える。そんな“赤いヤツ”の記録について書いていきたい。

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制御不能いや、予測不能

ヒールレスラーがベビーフェイスを認める発言をすることはほぼ無い。その逆もまた然りである。

そういった図式すらぶっ壊しているのが高橋ヒロム選手なのだ。

新日本プロレスのエース“100年に一人の逸材”棚橋弘至選手が「(ジュニアの中で)頭ひとつ抜けてる。YOHやSHOたちが追いつくことが困難なレベル」である太鼓判を押す。

「ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン」のリーダーである“制御不能なカリスマ”内藤哲也選手が「一番ワクワクさせてくれる相手」と語る。

ウィル・オスプレイ選手から「IWGPヘビー級ベルト」を奪取した翌日に獣神サンダー・ライガーさんから最後の3カウントを奪った男は新日本プロレスに復帰するや否や圧倒的な存在感を放ち続けた。

 

あの時のこと

2018年7月7日のアメリカでの試合。あの日、焼けた石を当てたような熱が首に走ったという。

頸椎の骨折。首の骨が折れていた。

プロレスラーとしての自分は一度死んだ。引退も覚悟した。

ところが、頸椎を損傷したが脊髄には影響が無かった。これには医者も“超人”という言葉でしか語れないほどである。

ただし、首の怪我からの復帰はそんなに軽いものではなかった。

その模様が今回の動画で切実に伝わってきた。

 

折れたことを美味しくする

何かアクシデントが発生した時に落ち込ませて終わるのか。前向きにするのか。それは本人の気持ち次第である。

日常から当たり前が失われれば、下を向くのは誰だって当たり前だ。

ただ、悲しさをグッと堪えて、怒りをエネルギーに歯を食いしばる。そして、前を向く。

その強さがあるからこそ高橋ヒロム選手は常に新しい世界へと向かうことができるのだろう。

高橋ヒロム選手は新日本プロレスの現役レスラーとしては、初となる公式のバックアップを受け、YouTuberデビューを飾った。

大きく険しい壁にぶつかり乗り越えるストーリーは誰にも真似することができない。

圧倒的なカリスマは次にどんな広い夢を見せてくれるのだろうか。

2020年4月12日〜18日までの大会も開催中止となった今、プロレス貯金を続けることしか僕たちにはできない。

次に彼の試合する姿を見た時、一体どんな気持ちになるのだろうか。

そんな期待にワクワクしつつ、筆を置きたいと思う。

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