TKO木下隆行のプロレス発言について

TKO木下隆行のプロレス発言について書きたい。

プロレスリング・ノアの丸藤正道選手がツイッターで激昂している。

なんだなんだ、どうした?と火種を覗いてみたら、それは気分を害するよなぁという内容が広がっていた。

丸藤正道選手が怒りに震わせたのは2人。後輩芸人さんに対するパワハラで所属事務所である松竹芸能を2020年3月15日に退所した、TKOの木下隆行さんとスポニチの記者さん(署名なし)だ。

現在、木下隆行さんは炎上の渦中にいる。YouTuberとしての活動をスタートすると、低評価の雨霰が降り注いでいる。

4月6日時点、YouTubeチャンネル「木下プロダクション」のチャンネル会員数は7850人。

最初に出した謝罪動画は214万の再生数に対して、23万もの低評価がついている。

カジサックさんとコラボした動画も43万再生に対して、3万6千の低評価。明らかに世論が彼に対して、前向きな印象を抱いていないことが分かる。

そういった渦中にいる方が、『プロレス』を揶揄したわけだ。

良くも悪くも渦中の人間には注目が集まる。ポジティブな意味で使用されるならまだしも、後出しで出てくる言葉はどうあれ、関係者が見ると気分のいいことではないのは確かである。

今、各プロレス団体が活動を自粛し、当たり前だった試合が遠いところにある。

棚橋弘至選手は「プロレス貯金」をして欲しいと熱いメッセージを出したが、ふつふつとストレスが溜まっているのも事実である。

そうした状況で起こった一つの心無い発言について考えてみたいと思う。

メディアとタレント

記者さんと一言で言っても、媒体や業界に応じて性質は異る。端的に言えば、新聞、テレビに関しては本人や事務所の事前チェックがない。記者がその場で起こったことをそのまま書く。

つまり、事実がその記者によって作られるケースだって珍しくないのである。

SNSが発達した今だからこそ、事実と反すると声を挙げることができるようになったが、それ以前は取材拒否という形でしか対応ができなかったと考えると、複雑な気持ちになる。

が、今回のコラムを執筆するために、元凶の動画を見てみると更になんとも言えない気持ちになってきた。木下隆行さんの『プロレス』例えもそうだが、動画内ではネットニュース批判が凄まじかった。

動画内の図式はこうだ。テキトーで事実を多少捻じ曲げてでも面白おかしく書くネットニュースと被害者の自分たち。

事実を話しますね。と前置きしているが、事実と真実は違う。メディアがなければ第三者的に物事を捉え報じることが自体がなくなってしまう。

別に僕は2人を否定したい訳ではない。あの動画がイメージアップのセルフPR動画だとファンも理解して見ているのだろうから、そんなものかと捉えているだけだ。

一方で、間違いなくこの動画を見るはずが無かった僕を動かした人物がいる。スポニチの記者さんだ。

 

発言の意図については不明

動画を見た(倍速)後、改めてこの記事を読んでみてぼんやりと思ったのが、『プロレス』という言葉を敢えて使っているということ。また、開始から10分時点の内容だけで記事が完結しているということだ。

木下隆行さんは『プロレス』という言葉を発したが、正直何を指しているのか判断しかねる。仕掛けてきたことを『プロレス』と言ったのだろうか。

それほどまでに唐突で意図が汲み取れない。それは記事でも明らかだ。全く文章がつながっていないのである。それでも書いたことにはワケがある。

炎上目的。プロレスファンは『プロレス』という言葉が揶揄されることに対して、とてつもない嫌悪感を持つ。

プロレスファンを焚き付けて話題にしてやろう。そういった狙いがあったのではないだろうか。

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それほどまでに、動画内での言葉は軽く悪意があったようにも思えなかった。ただ、悪意がなければ気分を害さないかと言えば話は全く別だ。

丸藤正道選手はこの言葉に激昂した。プロレスファンの多くも気分を害した。勿論、僕だって決してポジティブには捉えなかった。

悪意がない発言だとしても活字として切り取った瞬間に、ここまで多くのプロレスファンからヘイトを買うのだ。

動画内でそうしたように、有象無象のネットニュースを批判したくなる気持ちも分からなくはない。実際、あの記事をキッカケに木下隆行さんはプロレスファンから心の距離を置かれるだろう。

僕は薬にも毒にもならないものを書きたいと思ってこのブログを運営している。その本質にあるのは、読んだ後に気分を害して欲しくないのである。※わざわざ書くことでもないが、今回半分以上の内容を書いてから削っている。

記者がキーボードを叩いただけで、多くの人々の気持ちが揺さぶられる。記事を出すコストは下がっても責任が下がったわけではないのだ。

だからこそ願う。『プロレス』という言葉が持つ意味は重く、深い。人生を懸けた、懸けている人がたくさんいる。それだけに邪推で使って欲しくないのだ。

方舟の継承者

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  • 作者:丸藤 正道
  • 発売日: 2018/09/07
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

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