棚橋弘至の#むしろ光プロジェクトについて考えてみた結果

棚橋弘至の#むしろ光プロジェクトについて考えてみた結果、朝からひとつの試合を見る流れになった。

と、その前に近況報告をさせて欲しい。

自宅に居る時間が長くなれば長くなるほど、そこでの過ごし方にこだわって行きたくなるものだ。

僕自身、部屋の掃除を徹底したり自炊をしたりなど、それまでの生活と比較していくつかの変化があった。

さらにこの週末からは音響設備を整えたり、絵画が届いたりなど数ヶ月前では思いもよらないことに手を出しはじめている。

20代の頃、1ミリも部屋にこだわりがなかったのが嘘のよう。自分の部屋を整えるのがこんなに楽しいのかと、新しい発見があったような気がしている。

実際、家の環境を整えるメリットしかなかった。まず、家が綺麗なままキープされる。足の踏み場も無いほどに散らかりがちだったのが信じられない。

先日届いたBoseのサウンドバーをセッティングしてみると、テレビから出る音響効果が8割増しくらいになった。

好きな音楽やラジオを聴いても全然響きが違う。では、この音響でプロレスの試合を見てみたらどうなるのだろう?と、試しに1試合見て見ることにした。

...なんの試合がいいのか。ここから禅問答がはじまった。

こだわりたいと思ったポイントは実況席だ。誰がマイクを握っているのか。解説席には誰が座っているのか。

自宅でのプロレス観戦において、試合内容と共に大切なのが実況席。

色々と考えた結果、やはり実況は野上慎平アナウンサーに決定。

バディファイトPresents G1 CLIMAX 25 2015年8月16日 東京・両国国技館<優勝決定戦> 第9試合 「G1 CLIMAX 25」優勝決定戦 棚橋弘至 VS 中邑真輔

この試合、闘魂三銃士の夏男こと蝶野正洋さんと武藤敬司選手、更にはサッカー界から中山雅史さんも解説席に“参戦”している。

クラッシュとフォールアウトが差し替えになっているのが残念過ぎるが、いきなり音が全然違うのでテンションが上がってきた。

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subconsciousとHIGH ENERGY

先に入場してきたのは中邑真輔選手。「subconscious」の響きが全く違いすぎて、すでに言葉が出てこない。

続いて棚橋弘至選手。「HIGH ENERGY」だ。「LOVE & ENERGY」がすっかり定着したが、やっぱりこちらもカッコいい。

そんなことを思っていると、野上慎平アナウンサーの絶叫が心を突き刺す。

「この2人が並び立つだけで目頭が熱くなってくる!!!」

まったくもってその通りである。

太陽と月。新日本プロレスを照らしていた2人が真夏の最強戦士決定戦のてっぺんで激突する。

この時点で2人の対戦成績は棚橋弘至選手の16戦8勝1分け。完全なイーブン。歴史を紐解くと中邑真輔選手にとって新日本プロレス最後の夏。

今のところ、棚橋弘至選手と中邑真輔選手がシングルマッチで戦った最後の夏だ。

 

音の違いと臨場感

サウンドバー導入前と決定的に違うのが、会場に集まったファンが発する大歓声のように思う。

場外へのハイフライ・アタックやドラゴンスクリュー、ツイストアンドシャウト、スリングブレイド。会場から鳴り響く叫びの臨場感が半端じゃ無い。

音が変わるだけで、こんなに自宅でのプロレス観戦は変わるものなのかと、驚きだしたのはここからだ。

エルボー合戦での悲鳴や怒号。

そして、中邑真輔選手の飛びつき式腕ひしぎ十字固めからの三角締めからのボマイェ。

何度も見たはずの試合に再びここまで引き込まれる。

30分経過。体感時間は10分未満くらいだったように思う。

再びハイフライ・フローが炸裂。レッドシューズ海野レフリーが大迫力の3カウントを叩く。この瞬間、棚橋弘至選手が中邑真輔選手に勝ち越したのだ。

 

握手とプロジェクト

試合後、中邑真輔選手は棚橋弘至選手に握手を求めた。

棚橋弘至選手はリングでの握手が好きではない。そんなことは周知の事実。それでもこの場、この瞬間で握手を求めたのだ。

その男気に応え、ガッチリと握手を交わす2人。何とも歴史を感じる。何とも美しい光景に、思わず声が漏れた。

音響設備を整えたことで、臨場感が増したのは間違いない。ただ、何度見ても素晴らしい試合は素晴らしい。

そんな当たり前のことを改めて知ることができた感動的な一戦だったように思う。

棚橋弘至選手がぶち上げた#むしろ光プロジェクト。こんな状況でも常に前を向いて楽しみ続ける。

プロレス貯金の貯金箱が一杯になったなら2つめプロレス貯金箱を用意してみる。今まで興味はあったけど手つかずなものに取り組んでみる。

自分と向き合う時間が長くなる今だからこそできることがあるはずなのだ。

たったひとつのツイートでここまで妄想させるのだから棚橋弘至選手は本当に凄い。

本当の#むしろ光プロジェクトがどんな展開になるのかこれから楽しみにしたい。

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