真の天才は後藤洋央紀であると声を大にして言いたい

真の天才は後藤洋央紀であると声を大にして言いたい。

今の新日本プロレスで天才という2つ名が定着しているレスラーは「ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン」のSANADA選手で間違いありません。

鍛え上げれた肉体と天性のバネ。誰かの技を自分のモノにする懐の深さ。何よりもその醸し出す雰囲気が天才という言葉にバチっとハマっています。

器用でスマート、甘いマスク。

老若男女が憧れる(シャイニング)スターが“コールドスカル”SANADA選手なのです。

ただ、敢えて言わせてください。

僕は、今の新日本プロレスにいるもう1人の天才は後藤洋央紀選手だと思っています。

“混沌の荒武者”の2つ名通り、無骨で男らしい雰囲気。戦国武将が現代に蘇ったの如く、男が溢れるビジュアル。

口を開けば大らかで優しく、ゆったりとした雰囲気が漂っているのも魅力的です。

が、やっばりそのファイトスタイルと技のAmazon(デパート)とも言える豊富な引き出し。

ここまで自分のオリジナル技で試合を組み立てることができるのは、プロレス界ひろしと言えど後藤洋央紀選手くらいなのではないでしょうか。

最近、スタイルを変えたNJWPFUNが本日スポットライトを当てるのは後藤洋央紀選手。

3つの視点から“混沌の荒武者”後藤洋央紀選手について紐解いていきたいと思います。

 

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天才たる所以、真の恐ろしさ

プロレスが他の格闘技やスポーツと決定的に違うのは相手の技を受けることでしょう。

痛みに耐え、お前は大したことがないんだと「観客と対戦相手」に訴える。

全然効いてないですよ?とパフォーマンスすることもあれば、大袈裟に痛がって相手を油断させることだってある。

プロレスラーにどこかアーティスティクな一面を感じるのは、こうした表現に独自性が存在しているからだと思います。

後藤洋央紀選手はリング上で魅せるこうした仕草の塩梅と何よりも技の受けが素晴らしい。

正確に言えば、後藤洋央紀選手は攻めではなく全てが受け主体。

ストロング・スタイルの権化と呼ばれた男の本質にあるのは王道プロレスの才能。いや、後藤洋央紀選手だけの覇道プロレスなのです。

後藤洋央紀選手が持つ圧倒的な才能は、相手レスラーを輝かせることにあると僕は捉えています。

天才的に相手レスラーが輝いて見える。

ここ数年で見てみると、鈴木みのる選手やタイチ選手、鷹木信悟選手、KENTA選手が後藤洋央紀選手が君臨した「NEVER無差別級」戦線に挑んできました。

そして、元「バレットクラブ」のケニー・オメガ選手が大ブレイクを果たした「G1クライマックス」の決勝戦。その対角線には後藤洋央紀選手の姿がありました。

外道選手をマネージャーにつけ、悪の才能が弾けたジェイ・ホワイト選手だって、後藤洋央紀選手とのストーリーがありました。

2019年春から夏にかけて生まれた「打倒!ジェイ・ホワイト」というテーマ。ジェイ・ホワイト選手が完全にトップレスラーになったことが伝わってくるよう。

後藤洋央紀選手が持つ恐ろしさは相手を輝かせること。そして、もう一つの強みがあります。

勝敗に関係なく相手の格を上げることができる。これはトップ中のトップレスラーだけが持つ、何にも変えがたい才能です。

僕が後藤洋央紀選手のことを支持し続けるのは、この才能が特出しているからだったりします。

 

オリジナル

相手を輝かせるのが上手い。だけではなく、自分が光る瞬間がバッチリあるのも後藤洋央紀選手の魅力でしょう。

牛殺し、村正、GTW、昇天・改、回天、そしてGTR。その全ての技が後藤洋央紀選手の完全オリジナル。

また、新技をお披露目するタイミングもここぞ!というシーンなのでヒジョーに印象に残ります。

沢山ある後藤洋央紀選手のオリジナル技の中で、個人的に好きなもの上げるならば、やっぱり後藤式...になりますね。

あの技は相手から見たら恐怖です。固め技と丸め込みのハイブリッドとなる後藤式はまさに一撃必殺。

滅多に出ない技なので希少価値も高く、見応えは十分です。

ダイナミックで破壊力抜群。ファンの心を掴んで離さない。

直近で特にその魅力が溢れていたのはこの試合でした。

G1 CLIMAX 29 2019年7月13日 東京・大田区総合体育館 第9試合 「G1 CLIMAX 29」Bブロック公式戦 後藤洋央紀 VS ジェイ・ホワイト

スピードが増しつつ、パワーはそのまま。肉体改造に取り組んだNEW荒武者の試合は最高っす。そして、武者の目にも涙。最高でございます。。

後藤「まず初めに今回の俺のトレーニングに付き合ってくれた柴田選手、それからロス道場の若手たちにお礼が言いたいです。彼らなしではこの結果はついてこなかった。ただこれで完全復活と言えるか? そうじゃない。完全復活への階段を一段登ったに過ぎない。まあでも今回トレーニングのパートナーを務めてくれた柴田選手、ロス道場のメンバー、『G1』に出てないですけども、彼らの分までというか、彼らの思いを受け取ったと。トレーニングの中で受け取ったと。そういうふうに感じてますので次からの公式戦、改めて気合を入れ直して、こっからが俺の『G1』だと思っています。ここで負けたんでは『G1』に出る資格はなかったと、そういうふうに思っていましたのでこっからが俺の『G1』です。以上です」

 

身近さ、優しさ、暖かさ

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最後に。これは天才という意味ではないですが、後藤洋央紀選手ってサイン会などの対応が神がかって素晴らしいんですよね。

対応が上手い、トークが上手いという感じではないのですが、優しさ溢れる性格がしっかりと伝わってくるというか。

これからも応援したい!って気持ちになるんです。

それでいて、リングでは別人のように激しい表情で荒々しい試合を魅せるものですから、もう堪りません。

SNSでのコメントも直感的に答えを言っているため、シンプルなんですけど深い言葉がたくさん。

ときにはウィットに富んだジョークも飛び出すため、タイチ選手やKENTA選手からも“14番目の標的”の如く狙われました。

ここまで書いていて、あぁやっぱり後藤洋央紀選手は素晴らしいなぁと思ったので、最後にこの動画を貼っておきます。また、この二人の絡みが見たいですね。

新日本プロレスさん。新日本プロレスワールドの特別映像で実現してみてはいかがでしょうか?

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