高橋ヒロムがベスト・オブ・ザ・スーパージュニア27を延期だと言った理由

高橋ヒロムがベスト・オブ・ザ・スーパージュニア27を延期だと言った理由について書きます。

2020年5月6日、新日本プロレスが「ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア27」の大会中止を発表しました。

正直、辛いっす。マジでキツいっす。だって、「ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア」と言えば年に一度ジュニア戦士たちが主役になる時間なわけで。更に今年は要チェックな年でもありました(毎年ですが)。

昨年の大会後に、ウィル・オスプレイ選手と鷹木信悟選手がヘビー級に転向。これによりまず、参加枠が2つ余ります。

また、ジャストタップアウトを立ち上げたTakaみちのくと海外遠征へと旅立った成田蓮選手を加えれば、更に2枠。最低でも4人は新しいレスラーが参戦する可能性があったわけですよ。

“令和のあすなろ戦士”上村優也25歳やクラーク・コナーズ選手などヤングライオンから選出される可能性だって十分にあり得ただけに、胸が痛いです。

ただ、収穫といか思ったところもあって。昨年はサプライズ枠だったDOUKI選手がTwitterで出る気満々なんですよね。そして、ファンもそれを当たり前のように受け入れている。

2019年の段階では知る人ぞ知る名レスラー(ルチャドール)だっただけに、たった1年でこんなにも世界が変わるのかと嬉しく思いました。

※実際、2019年にDOUKI選手が残したインパクトは凄まじいものがありましたよね

さて、ネガティブに考え過ぎても身体に良くありません。ポジティブに前向きに。

ちなみにバトルニュースさんの報道では、新日本プロレスが無観客試合を検討!と報じていましたが、実際は前大会中止発表から無観客試合について検討している記述はあったんですよね...。以前からずっと新日本プロレスは無観客試合について検討しています。

とまぁ、細かいことはさておき本題に入っていきましょう。

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万が一の可能性を見越して

 僕が「ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア27」の中止が発表された時の感想はこちら。

うん、一晩経った今でも全く気持ちは変わりません。実際、フルメンバーが参戦するからこそ「ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア」なんですよ。

ジュニア最強決定戦の冠に対して、最強のメンバーが集まらないのであれば強行する必要はない。無理やり無観客試合で開催するよりも中止を発表することの方が勇気があるし、大会のブランド的にも正しいと思います。

そして、この発表を受け現「IWGPジュニアヘビー級王者」高橋ヒロム選手が動きました。Twitterにて中止ではなく延期だと自論を展開。

これについては次回大会が「ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア28」になるわけではないと思うので正しい理屈かなと。ただ、この発言の意図って気持ちを切らさないことにあると思うわけです。

 

中止と延期の違いは大きい

中止と延期では全く心持ちが変わってきます。俺たちの「スーパージュニア」、獣神サンダー・ライガーさんが現役を勇退した後の「ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア」は最高の大会でなくてはならない。

それだけ深い意味が第27回大会にはあったのでしょう。

 

ジュニアならではの絆

新日本プロレスに限らず多くのプロレス団体はユニット制が導入されており、別ユニットのレスラー同士が絡む機会は舌戦を除いてほぼありません。ただし、そうした壁がある種取っ払われた治外法権がジュニアだと僕は思っています。

例えば、石森太二選手がTwitterで自宅トレーニング動画をアップすれば、“ロッポンギ3K”のYOH選手がリアクションする。高橋ヒロム選手のメッセー動画にDOUKI選手が挑戦的なメッセージを発すればしっかりと王者としてコメントを返す。

そうした一体感が新日本プロレスジュニアには存在しているのです。

前回の準優勝者である鷹木信悟選手も「我慢と辛抱が続くな...」と今回の一件について言及している。2020年なのか。2021年なのか。いつか“延期”になった「ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア27」が開催されることを心から願っています。

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