KENTAとクソリプ問題とSNSとの付き合い方

KENTAとクソリプ問題について書く。

今朝からKENTA選手のTwitterが慌ただしい。何かあったのか?と調べてみたら合点がいった。クソリプ問題である。

近年の新日本プロレスで最も嫌われ、最もブーイングを浴びた男に対するメッセージは辛辣という言葉を通り越すものだった。

プロレスリング・ノアやWWE時代をいじる心ない声やここでは書きたくないほどの暴言まで様々だった。

あれら会場でのブーイングではない。レスラーに対するSNSを通じての批判だ。

KENTA選手は何かを変えるためにそこまでを見越して行動を起こしていたようにも思う。

リングの外でもKENTAでいる覚悟。SNSでもKENTAでいる覚悟だ。

「ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン」の内藤哲也選手を鉄也と称していた時期をこえて、今、KENTA選手はTwitterで何かを説いている。

それは人とSNSの向き合い方なのだ。

人の悪口を言わない。

メチャクチャ突き詰めると、聖人君子のようなこのスタンスが一番素敵だと思う。

僕には人の悪口を全く口にしない友人がいる。前々職からの付き合いなのでかれこれ10年あまりが経つが、彼の口から愚痴を聞いたことがないのだ。また、怒ったところも見たことがない。例え理不尽な状況でも冷静に対処する。

口数が少なかったり、感情が乏しいタイプではない。

むしろその逆だ。よく喋り、よく笑う。そんなゴリラ顔の友人。このことについて聞いたことがある。すると彼はこう言った。

「ゴリラ顔って言うなし 笑」

いや、こっちじゃないか。こっちだ。

「愚痴を言うほど(他人に)興味がない」と。

そうなのだ。彼は周囲の人からも支持され、交友関係も広いが他人にさほど興味がないのだ。

大切なのは家族と自分の時間(ゲームとスポーツ観戦)。それ以外のところに頭も時間も使いたくない。

そんなスタンスで生きている人もいるのだ。

一方で、僕はどうだ。悪口を口にする時もあるし、納得のいかないことには噛みつく。

一日中機嫌が悪い時だってあるし、ストレスが溜まり過ぎればサボる。

ただ一つ気を付けていることがある。インターネット上で直接的な批判を書かないことだ。

理由もなく攻撃するのは批判だが、これは倫理的によくないのではないか?と思って意見を言うことはあるので、そこは明確にしておく。

「私にとっては批判だった」と思う方がいるのであればここで謝罪する。

 

中間を考える

批判と誹謗中傷は違う。それは勿論なのだが、第三者からいきなり否定的なメッセージが届いて気分のいい人はいないだろう。

指摘する理由。何でそう思ったのか。代案。ここまで用意されていれば、議論になる。感情な反応ではなく、学びにつながる対話につながる。

インターネット黎明期を経て、Googleと各SNSが発達したことで人々は「答え」に対してすぐに手を伸ばせるようになった。

自分の欲求をすぐに解放できるようにもなった。

でも、大切なことって「答えを考える」ことであり、「本当に欲しいものを手に入れるプロセス」。そして、相手も人であることを理解することではないだろうか。

聖人君子のような生き方なんてする必要はない。過去を振り返って我が振りを直せばいいのだ。

SNSで愚痴を書くのが日課で趣味。それがアイデンティティになっているのであれば、【絶対に相手(対象者)に見られないように書けばいい】。

不満を相手に直接言うのは立場もあるためフェアじゃない。

また、一部の著名人は訴える準備に入っているとほのめかす発言もしている。

KENTA選手のように直接、自分自身が窓口になって『公開説教』してくれているのは有り難い話なのだという見方もあるのだ。

だって少なくともKENTA選手は法的手段に出るといった趣旨の動きを見せる気配すらないのだから。

 

ブーイングを送るために

僕が知っている限り2020年以降、彼のツイートにぶら下がっていたクソリプ(誹謗中傷から批判)は数えきれないほどあった。

それでも、非常事態宣言中の新日本プロレスファンや日本の人々を思ったメッセージを送り続けてきた。

そんな彼の生き方に僕は何度も何度も感銘を受けた。

非常事態宣言も解け、新日本プロレスの大会はそろそろ再開されるだろう。

アメリカにいるKENTA選手も落ち着いたたいみで参戦するに違いない。

その時は心からのブーイングを送ろうじゃないか。散々Twitterでいいこと言ってたのに、試合始まったらラフで汚い戦い方じゃないか!

また、自分の好きな選手に悪さをするつもりか!と。

僕はこのTシャツを着てそんな声を出す日を楽しみにしている。

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