木村花が表紙の週刊プロレスが転売されている現実とこれから

木村花が表紙の週刊プロレスが転売されている現実について書きたい。

木村花さんのお母様である木村響子さんのツイートを見て以降、彼女について触れるのはしばらく控えようと思っていたが、流石に悲しく憤りを感じたので筆を取った。

2020年5月27日、水曜日に発売された「週刊プロレス」の表紙を木村花さんが飾った。

のメッセージは「木村花を忘れない! 1あまりにも早すぎる22歳のお別れ。プロレスファンの心にいつまでも——」

2020年1月4日。日本だけではなく世界中のプロレスファンが彼女の試合を見て、誰しもが素晴らしいレスラーだと体感したはずだ。

数多くのレスラーがWWEに行くポテンシャルを持っていると太鼓判を押し、ひとたびリングを降りれば真面目で礼儀正しい女の子だったと語っている。

美しい花はもっと大きく咲くことができた。そう思うと胸が苦しい。

何度でも書くが、忙しいと言い訳などせずにもっと応援すればよかった。本当にそれが心残りである。

だからこそ、問題定義はしなければならない。

いくつかのフリマサービスで週刊プロレス2067号が高額転売されていた件である。

フリマサービスのバイネームは書かない。流石に腹が立っていくつかのサービスを覗いたが、大半で出品されていた。また、サービス自体に問題があるわけではなく、追求しなければいけないのは利用しているユーザーの倫理観なのだ。

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心に、きお残すための一冊

多くのプロレスファンが彼女を忘れないために、今自分の心と記憶に刻み込むために、求めた一冊が手に入らない状況になっている。

それが高額で売られているのは流石に「そんなに小銭が大切なのか?」と問いたい。

緊急事態宣言が解けたとは言っても、まだまだ必要以上に動き回るような状況ではない。

ただ、「この一冊だけは不要不急ではない。大切な一冊なのだ」という気持ちも痛いほど分かる。

全ての週刊プロレスが大切で特別なことは前提だが、今週号だけは手元に置いておく理由がある。それだけの意味があの一冊に込められている。

それだけに、この一冊は適切な形で手元に届かなくてはならない。そう考えれば、考えるほど、間違ってもこうした出品者から購入してはならないのだ。

その先にいる誰かにとって大切な供給を止めてまで、小銭を稼ぐ必要はどこにもないだろう。

 書籍については本屋さんからの注文という形で対応できるはず。

まず、内容に目を通したいのであれば、「週刊プロレスmobileプレミアム」への加入がマストだと思う。

転売屋さんを生業にしている方には申し訳ないが、こうした行動自体が人を傷付けるのだと知って欲しい。

いまだにまだ、現実を受け入れられていないファンも大勢いるのだ。

 

涙を拭いて。これから

あれから数日が経って僕の胸にも新しい決意が生まれてきた。

それは、改めて女子プロレス団体「スターダム」を応援していきたいということである。

動画配信サービス「stardom world」にも加入したので、これからじっくりと勉強し、スターダムの情報についても発信していきたいと思う。

応援しておけばよかった。こんな想いはもう懲り懲りだ。

時間なんてみんなに平等なわけで、やりたいことを我慢する言い訳にはならない。

今回の一件はそんなことを突きつけられたような気がする。仕事もプライベートもそう。

人をリスペクト(尊重)し、自分のやりたいことに挑戦し続ける。その繰り返しが大切なんだって、今はそう思っている。

 新デザインのガスマスク。とてもキレイです。

 

今週の週プロ

僕は運がよく、移動中にあったコンビニで今週の「週刊プロレス」を手にすることができた。

普段であれば数冊あるお店だったが残りは一冊のみ。やっぱり、今週号は特別なのだ。

中身は...。これはあなたの目で見て欲しい。
僕はこれまでに撮影された沢山の写真を見るだけで、胸がいっぱいになってしまった。
そして、木村花さんの訃報が発表される数日前に現役を引退した星輝ありささんのインタビューも掲載されている。

この期間に「スターダム」は2人の大切なレスラーがリングを去ってしまったのだ。

寂しさや悲しさ。憤り、悔しさ、何もできない無力さ。

マスコミに対する不満、転売に対するストレス。色んな気持ちが溢れ出して辛い方も多いはずだ。僕だってその1人だ。自分がショボ過ぎて虚しくなる。

だからこそ、そんな気持ちを全て棚橋弘至選手が掲げた「プロレス貯金」にぶっ込んで、再開した時に爆発させようじゃないか。

これからのプロレス界や「スターダム」を応援すること。これが、業界のためには一番のことなのだ。

団体、業界が潤うことで今までできなかったケアだってできるようになるはず。

そうなることを信じて、僕はこれからも色々な形でプロレスを盛り上げていきたいと思った。

次に木村花さんを書くときは笑顔で。そんな内容でこれからは向き合えるよう前を向いていきたい。

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