高橋ヒロムが矢野通との“再戦”にビビった理由は9年前にある

高橋ヒロムが矢野通との“再戦”にビビった理由は9年前にある。

2020年6月16日に新日本プロレスが開催した「ニュージャパンカップ2020」は既に無観客試合という粋を飛び出した至高の試合が続いている。

辻陽太選手は以前からシングルマッチを熱望していた真壁刀義選手とぶつかり合い、矢野通選手は邪道選手(外道選手、高橋裕二郎選手と元CHAOSメンバー)から美麗過ぎる技で勝利。

そして、セミファイナルの時間がやってきた。

この試合の勝者が矢野通選手と二回戦で激突するわけだ。

高橋ヒロム選手VS本間朋晃選手。試合の当日には、突如高橋ヒロム選手が本間朋晃選手の記事をツイート。

前日のメインイベントでは明らかに調整をしていたのは、本間朋晃選手のことを意識してのことだろう。

今でこそ、仏のような雰囲気が漂っている本間朋晃選手ではあるが、元々はデスマッチファイターとして一斉を風靡した漢である。

あの怪我以降、新日本プロレスのトップ戦線から遠ざかっており、今回の『ニュージャパンカップ2020』も本来はエントリーから漏れていたとしても、決して油断ならない相手であることは間違いない。

そして、この東京スポーツの記事を読む限り、本間朋晃選手には負けられない理由もあるのだ。

現在、新日本プロレスとはフリー参戦の契約を結んでいる本間朋晃選手。この試合にかって、ファイトマネーをガッチリと掴む必要があるのだ。

 

2人にしか分からない試合

この試合、本間朋晃選手は生粋のベビーフェイスなのだと再確認する時間となった。

彼の一挙手一投足に「ガンバ!」と「ガンバ!Fly high」バリに声を出してしまう。

「本間さんガンバ!」「ヒロムはやっぱり怖いもの知らずやな...」「あぁ、そうか...」

試合を見ている途中で思い出した。

この2人には共通点があった。かなり近い時期に首を負傷し一年以上の長期欠場を余儀なくされた経験を持っていたのだ。

復帰できただけでも本当に凄い。素晴らしい試合が出来ればもはや超人である。

本間朋晃選手は敗戦の後、「俺みたいな弱っちいヤツががんばんなきゃ誰ががんばんだよ」と語った。

自分の弱さを知っているからこそ、より強くなれる。画面の向こうから飛び交った歓声では、決して高橋ヒロム選手に引けを取らなかった筈だ。

あの試合を見ればきっと奥様も大満足するはず。願わくば、スペシャルマッチで本間朋晃選手の出番が増えることを祈っている。 

負けてなお清々しい気持ちになったこけし。一方で、高橋ヒロム選手にとってはこの後、地獄が待っていることとなった。

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あの時の恐怖が蘇る

ヒロム、いや髙橋広夢選手にとって矢野通選手は鬼門中の鬼門である。

まずはこの試合を見ていただこう。

2011年9月2日。「NEVER.7 〜Go to the NextLevel〜」の第4試合である。

矢野通選手VS高橋ヒロム(髙橋広夢)の一戦だ。新日本プロレスのYouTubeチャンネル独占配信なので、新日本プロレスワールドにこの試合はなかった...はず。

youtu.be

サムネイルの時点ですでにヤバい。いかかだろうか。これがトラウマが生まれた瞬間である。

※EVIL選手が(ダークネスワールド”に落ちる前、渡辺貴章選手時代)セコンドについていたが、頭を刈られるシーンでは勘弁してくれ!?とばかりに身を引いている。それほどまでに矢野通選手の恐ろしさは新日本プロレスで際立っていたのだ。

事実、高橋ヒロム選手は二回戦の相手が矢野通選手だと知るや否や、恐怖で身を震わせているのである。

さーて、次の対戦相手、決まったのか。誰だ?」
――矢野通選手になります
ヒロム「スーパーヘビー級じゃねーか(ニヤリ)。スゲー楽しいな。ここ最近見始めた人間にとっちゃ、俺と矢野は“YouTuber対決”とでも言いましょうか。ねぇ? そんなような感じでしょう? ねえ、矢野通。俺もあんまり記憶に……。矢野通……。(髪の毛をイジりながら、何かを思い出した様子で) 
矢野通……? 矢野通!?  イヤだあ! イヤだッ! 矢野とだけはやりたくない! ヤツはイヤだ! 矢野だけは止めてくれ!! 何で勝ち上がったんだ、矢野だけは止めてくれ! 止めてくれ! 今から何とかなりませんか!? 今から何とかなりませんか!? 矢野通だけは本当にイヤだ! イヤだイヤだ! 思い出したくもない、思い出したくもない! 終わりだ終わりだ! ふざけんな! 終わりだ! 矢野となんてやんねぇぞ! ハッ! 矢野となんてやるか! うわああああああ!(叫びながら走り去る)」

 

2011年の7月と9月に高橋ヒロム選手が矢野通選手の強襲(セコンドとしてとばっちり)を受け、頭髪を刈られてしまったということが発端となり生まれたシングルマッチである。

いきなり髪を刈られ。ようやく掴み取ったシングルマッチではボロボロにされと。今の時代では配信できないレベルの精神的ダメージを負った高橋ヒロム選手。

YouTuber対決と呑気なことを言っている場合ではない。本格的に高橋ヒロム選手の髪の毛がやばいのである。

「何だ!その赤毛は!チャラチャラしてウザい!また切るぞ!このヤロー!」と脅せば「先輩...すいません」と頭を差し出すレベルまでのトラウマになっていないか心配である。

そういえば新日本プロレスが再開する直前、矢野通選手は自身のYouTubeチャンネルでバーバー矢野について言及していた。

まさか...この展開を予想していたとでもいうのだろうか。対戦カード発表までタイムラグがあったはず。もしかして、対戦表を秘密裏に盗みとったのかもしれない。

“崇高なる大泥棒”に死角は存在しないのだ。

新日本プロレスのリングに再びバーバー矢野が登場するのか。

タイチ選手に引き続き、この恐怖はブラフなのか。それとも試合にならないレベルのトラウマになっているのか。

あの日、高橋ヒロム選手は矢野通選手へ「絶対に矢野通、倒すまで、アイツ倒すまで諦めねぇからな」と9年前にメッセージを残している。

どれだけ強くなったか。いよいよ9年越しのリベンジマッチが実現するのだ!

9年前、矢野通選手は高橋ヒロム選手に対して

「逆らうだけマシ」だと言い放っていた。

広い夢を持った男は今では新日本プロレスジュニアを代表するカリスマとなった。

あの頃からの成長を見せつけるチャンスがいよいよやってきたのだ。

※ちなみにこの当時の高橋ヒロム選手は男色ディーノ選手にファーストキスを奪われるなど、散々な目にあっていた...。その反動が今の高橋ヒロム選手を作った?のかもしれない

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この試合の裏側をYouTubeで

そうそう。この試合の裏側をYouTubeチャンネルで配信し、コラボしてみてはどうだろうか。

それぞれの試合に懸ける意気込みをアップするだけでも、擬似的なコラボレーション感は出てくる。

矢野通YouTubeチャンネル「矢野通プロデュース!」チャンネル登録よろしくね!

ということで、今朝の記事はこの辺りで筆を置きたいと思う。

★ニュージャパンカップ2020の特集記事はこちら★ 

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