ザック・セイバーJr.を応援したい気持ちが溢れてくる
ザック・セイバーJr.を応援したい気持ちが溢れてくる。
新日本プロレスが再開し、「ニュージャパンカップ2020」も既に8試合が終了した。
石井智宏選手とエル・デスペラード選手の好勝負や永田裕志選手と鈴木みのる選手の激闘。更なる成長を見せた上村優也選手。
オカダ・カズチカ選手と外道選手の第2ラウンドも半端ない試合だった。
来週からはいよいよ一回戦も折り返し地点に入る。
4試合全てが目玉カード。新日本プロレスを代表する男たちが揃い踏みである(エントリー選手全員そうだという見方もある)。
“ゴールデン・エース”棚橋弘至選手&飯伏幸太選手は「鈴木軍」タイチ選手&ザック・セイバーJr.選手とそれぞれ激突する。
この試合の結果によっては「IWGPタッグ」のタイトルマッチが即決定する可能性もあるため、決して目を離すことができない展開となっている。
今回のニュージャパンカップ2020」出場選手が発表された時、ジュニア戦士の参戦を除けば、最も注目を集めたのはザック・セイバーJr.選手だったように思う。
まずは、なぜザック・セイバーJr.選手がエントリーできたのか。その背景から振り返ってみたい。
“ガイジン”レスラー
ザック・セイバーJr.選手の「ニュージャパンカップ2020」参戦は、“ガイジン”レスラーが軒並み欠場を余儀なくされる中でのサプライズだった。
ヤングライオンとして日本に残っていたゲイブリエル・キッド選手を除けば、唯一の参戦である。
参戦できた理由は、2020年2月21日のバックステージ(棚橋弘至選手、飯伏幸太選手を強襲した後)にて語られていたのだ。
ザック「あのバカ野郎たち、本当にアホだな。俺は今、トーキョーに住んでいるんだ。だから、毎日トーキョーでパブに行くことができる。そこで俺たちはいい考えを思いついたんだ。もう俺は待ちたくない。タイチも待ちたくない。俺たちこそが真のプロレスラーだ。あのベルトを獲りに行く。記念大会でもいいけど、いつになるかな? もう早いところやりたいよ。もう待ちたくない。昨日、パブでミーティングしたことをしっかりと遂行できたな」
俺は今、東京に住んでいる、と。
ウィル・オスプレイ選手が「ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア26」で鷹木信悟選手を破り優勝した後のマイクで、日本に引っ越すことを名言していたが、まさかライバルであるザック・セイバーJr.選手も日本に移住していたとは。
今回のエントリーでザック・セイバーJr.選手の人気はさらに高まったことことは間違いない。そして、もう一つ。ザック・セイバーJr.選手にとって有利なレスラーが同じブロック入っている点も大きいと言える。
相性抜群の相手が並ぶ
飯伏幸太選手には「ニュージャパンカップ」で2年連続勝利。棚橋弘至選手も2018年は決勝戦で葬った。
また、東京ドームでSANADA選手を破り「ブリティッシュヘビー級ベルト」を防衛。
さらに、EVlL選手との相性は抜群である。
後藤洋央紀選手が上がってきた場合のみ、かなり危険度は高いが、基本的にはザック・セイバーJr.選手が得意とする相手ばかりが並んでいる。
ただ、初対決となるあの男とぶつかった場合はどうなるか検討がつかない。そう、鷹木信悟選手だ。
機動力とパワーを武器に攻めまくる鷹木信悟選手と、相手の長所を徹底的潰すことで勝利への方程式を積み上げていくザック・セイバーJr.選手。
この2人が激突した場合、一体どんな試合になるのか今から楽しみである。
ちなみにSHO選手、田口隆祐選手との対戦になった場合、ウエイトの差はないに等しい。
誰と当たっても楽しみな展開になることは間違いないのだ。
最高に頼もしい英国の匠
ウィル・オスプレイ選手が優勝するために、イギリスへ帰還していたことと、対照的にザック・セイバーJr.選手は「ニュージャパンカップ2020」で優勝を目指すために日本から離れなかった。
そして、プロレスファンだけではなく、世界中の人々がストレスを抱えている現状に対して、こうコメントを残している。
「せめて『NEW JAPAN CUP』期間中だけでも全て忘れて楽しんでもらいたいと思う」と。
そして、タイチ選手と共に一回戦を勝ち上がることになればいきなり「鈴木軍」の直接対決であり、パートナーとの対決が控えている。
「スズキグンの名に恥じない誇り高き試合を見せてやるだけだ」
自分のユニットに対する誇りと自信。悪の道を歩みつつも、真っ直ぐで紳士的なところがザック・セイバーJr.選手の魅力をさらに深めている。
再開されても
— タイチ (@taichi0319) 2020年6月15日
狙いは変わらず
こんな状況にもなっても
国に帰る事を選択せず
いつでもどこでも行ける準備をして、アレから日本に残留していたザック
すげぇよ
最高に頼もしいパートナーだな
なぁ
どんな手を使ってでも
即席クソタッグチャンピオン
終わらせてやるよ… pic.twitter.com/P2hPJyMaJJ
タイチ選手も太鼓判を押すその人間性。個人的には「G1クライマックス29」に続き、飯伏幸太選手が大活躍する春を見たい。
ただ、同じくらい健気な気持ちで新日本プロレスに向きあうザック・セイバーJr.選手を応援したい気持ちも一杯なのだ。
ザック・セイバーJr.選手の三連勝になるか。それとも飯伏幸太選手がリベンジを果たすか。
いよいよ運命の一回戦が近づいてきた。
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