新日本プロレスファンがDDTのTVSHOWで感じた観客の重要性
新日本プロレスファンがDDTのTVSHOWで感じた観客の重要性について書きたい。
2020年6月20日に「WRESTLE UNIVERSE(レッスルユニバース)」で配信された『DDT TV SHOW #7』。
僕が以前から熱視線を送っているDDTプロレスリングの平田一喜選手がTV SHOWに初参戦を果たすと、リング中央でマイクを強く握りこう叫んだ。
「DDTファンの皆さんこんばんわ!(こんばんわ!)TV SHOW初登場の平田だ!!!(ドヤ顔)この『ディザスター・ボックス』。先週の板橋での試合を経て、最強のチーム力。そして、絆が深まりました。絆スキルが上がったことにより、この平田も最強と言ってもいいでしょう!(中略)DDTのトップに立つぞオラ!『オールアウト』は踏み台になってもらうぞ。一本目取るぞ!この平田!強えぞ(ヒュー!)」
うん。戦いのゴングがなる前から最高の気分である。
大鷲透選手(同じく『ディザスター・ボックス』)が平田一喜選手を場外へ排除すると試合開始。
「温存ということだな(ニヤリ)」とポジティブシンキングの権化であるポップスターは、自分の意味と価値を確信しつつ、コーナーで声を上がる。
「俺行けるよ!俺!キズナ!キズナ!」とコーナーで叫ぶ平田一喜選手。ただし、温存状態は続いていく...。
と、平田一喜選手の話だけで一本のコラムを書き終わりそうになったが、今回の趣旨は少々異なる。
全体の興行を見て感じたのは、改めてプロレスの試合には観客が必要不可欠ということである。
平田一喜が温存されたワケ
改めて平田一喜選手について書きたい。お前が好きなだけだろう?いやいや、もう少しだけお付き合いいただきたい。平田一喜選手が温存されていた(試合ではなくTV SHOWに初登場という意味)のは、なぜなのか。
僕はリングの上で魅せる圧倒的なキャラクター性は明らかに無観客試合でも通用すると思っていた。そして、“文化系プロレス”を体現するDDTの第2試合に、平田一喜選手は必要不可欠なレスラーだとも思う。
ただし、DDTは平田一喜選手は無観客試合において平田一喜選手を温存し続けた。
その理由がこの日の『DDT TV SHOW #7』で明らかになった気がする。試合中盤、竹下幸之介選手と彰人選手にパラダイスロックを仕掛けた平田一喜選手。
更には味方である大鷲透選手と吉村直巳選手もパラダイスロックで封殺(おそらく新日本プロレスしか見ない方にとっては何が起こっているのか理解し難い瞬間だろう。これがDDTの醍醐味であり、何が起こるか分からないのが豊かで楽しいポイントなのだ)。
平田一喜選手がカズキルーペ を取り出すと、観客も同じグッズを装着。楽しい、楽しいダンスの時間がやってきた。
って、「平田の話じゃねぇか!」と思った方も多いと思う。この時点で1165文字。ほぼ、平田一喜選手の話しか書いていない。それは認める。それほどに平田一喜選手は魅力的なレスラーなのだと知っていただきたいのだ。
丸藤正道選手とのスペシャルシングルマッチも最高なので、「WRESTLE UNIVERSE(レッスルユニバース)」に加入した方は絶対に見て欲しい。と、ここで本題に入っていこう。
【週刊プロレスmobile】丸藤正道、1・26後楽園を前に平田一喜のメガネを破壊/DDT会見① https://t.co/M0KzwwEQ6a #週プロモバイル #ddtpro pic.twitter.com/AHbPzMxvOJ
— 週刊プロレス (@shupromobile) 2020年1月14日
拍手という圧倒的な力
この日の『DDT TV SHOW #7』には約100人程度の観客が会場で観戦していた。
ちょっとしたタッチワークや技が決まった時に沸き起こる拍手。これがあまりにも魅力的過ぎたのだ。拍手があると無しとでは大きく違う。
画面越しに見ていた僕にもヒシヒシと伝わってくる。レスラーの方々も観客の視線を感じていることで、ノッてることが分かる。
やはり、プロレスとは人の前でやるものなのだ。新日本プロレスも大阪城ホール以降、有観客試合がスタートする。いよいよ新日本プロレスが本格的に帰ってくると言っても過言ではないだろう。
会場で消毒や大声を挙げるなどはまだまだできない。
ただ、拍手や視線があるとないとでレスラー側も視聴者側も大きく試合を見ている感覚が変わってくる。
ルールを守って試合を観る。席を立ったり、レスラーにタッチする方は全く居ない。それがいいのだ。それでいいのだ。
これからもDDTプロレスリング。平田一喜選手のこれからの活躍に期待したい。
↑オチこれかよ!!!
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