ジュリアが天高く掲げた拳と新メンバーひめかの加入

ジュリアが天高く掲げた拳と新メンバーのひめかの加入について書きたい。

2020年6月21日にいよいよ女子プロレス団体スターダムが再スタートを切った。

活動自粛中、胸を痛める出来事が続いた。もしも、世界がこんなことになっていなければ...。そんなことを思わず嘆いてしまうほどの悲しみ。ぶつける先のない感情を抱えたまま。それでも、前を向き、上へ、上へと進んでいかなくてはならない。それが、団体名に込められた意味でもある。

新木場1stRINGで開催された『STARDOM is again. ~FC「My STARDOM」会員限定~』は満員御礼。待ってましたと言わんばかりに、開場した段階から、Twitterのタイムラインは賑わっていた。

僕も万全の態勢で、配信に備える...と。よくよくホームページに目を通すと後日配信の文字が踊っていた。

しょうがない。少し肩を落とし、Twitterのタイムラインと睨めっこだ。

この日の目玉はなんと言ってもジュリア選手が宣言していた「ドンナ・デル・モンド」4人目のメンバーだろう。

新日本プロレスの内藤哲也選手はユニットメンバーをパレハと呼んで話題になったが、ジュリア選手の場合は“インナモラート”と言った所だろうか。

f:id:yukikawano5963:20200623084719p:plain

新メンバーひめか

読書の途中で寝てしまったからだろう。少し背中に痛みを覚えながら目蓋を開いた。

Twitterを見ると「あれ?」この日の試合が配信されているではないか。

ややあって、白湯に口を付けながら視聴を開始する。明日は朝からミーティングと収録があるので、少し早めに出なければならない。

じっくりと見るのは明日にして、まずは僕のお目当ての試合から見ていくことにしよう。

そう、ジュリア選手が出場するメインイベントだ。

「ドンナ・デル・モンド」4人目のメンバーとしてコールを受けるひみか選手。パッとみた瞬間から明らかに他のレスラーを圧倒するほどにサイズが違う。プロフィールを調べてみると、171センチとある。

同じコーナーや対角線に立っているレスラーと比較しても明らかに一回り以上デカい。

新日本プロレスのオカダ・カズチカ選手は身体のサイズが圧倒的な才能だと語っていたように、ひみか選手はリングに上がった瞬間から存在感を発揮していた。ボディスラムだけで会場のボルテージを爆発させることができる。

そして、何よりもよく通る声。逸材であることは間違いない。

もう少し調べてみると、ひみか選手のニックネームがミス・ジャンボ(ジャンボプリンセス)であることも分かった。

フィニッシャーは、秋山準選手直伝のジャンピングニーパット。ひめか選手は女子プロレス界のジャンボ鶴田さんだったのだ。

試合を決めた技は中西学さんを彷彿とさせるアルゼンチンバックブリーカー。マジか...と思うほどの大迫力だった。

 

ジュリアに惚れたオレ

ジュリア選手を激推しすると宣言した僕がこんなことを言うのはちょっと違うかもしれないが、ここまで凄いレスラーだったか?と正直驚いた。

さらに肉体。東京ドームの時とは全く別物に仕上がっている。

相手の攻撃を受ける際にぶつかっていく動きや表情、立ち居振る舞い。

東京ドームで見た時からいいレスラーだとは思っていたが、一瞬で目を奪われるもは思わなかった。

岩谷麻優選手が華麗な技で魅せるのであれば、ジュリア選手は全くの逆。細く締まった肉体から繰り出される圧倒的なパワー。そして、確かな痛みが伝わってくる攻撃。

そして、私がスターダムを盛り上げていくのだという感情がこれでもかというほどに伝わってくる。

あぁ、そうだ。そういうことか。ジュリア選手に浮かんでいた感情はこういうことだ。

学生時代。ちょっと不良だったり、スクールカーストで上位にいるグループだったりにいた女の子を好きになった感覚なのだ。

高嶺の花だし、気持ちを伝えられるような関係でもない。目で追ったり、ちょっとしたタイミングで話した時の笑顔が忘れられない。

そんな学生時代のような甘酸っぱい感覚を追体験できる。ジュリア選手、恐るべしである。

そして、今の気持ちが伝わってくるマイクと“大切な人のために”天高く掲げたグータッチ。

言葉は必要ない。言葉なんて野暮なものはいらないのだ。

「明るく、激しく、新しく、そして美しく!輝く女子プロレス団体『スターダム』」いよいよ再始動である。

→【ランキング参加中】人気プロレスブログはここからチェック!【クリックで応援お願いします】

→NJPW FUNのTwitterフォローはこちら