高橋裕二郎のタフさ!後藤洋央紀の力!激闘の軍配を分けたもの
高橋裕二郎、この借りは「G1クライマックス」で返すしか無い!
いよいよこの日がやってきた。「ニュージャパンカップ2020」の一回戦最終日。セミファイナルに抜擢されたのが(俺たちの)高橋裕二郎選手VS後藤洋央紀選手選手の一戦である。
『バレットクラブ』高橋裕二郎選手のが引き連れているダンサーのピーターさんは、この日の決意を2度ツイートしていた。まさにトゥーツイートと言ったところだろうか。
この試合の見どころは大きく3つ。高橋裕二郎選手が久しぶりのシングルマッチでどんな試合を魅せるのか?ということ。次に高橋裕二郎選手が『バレットクラブ』の威信を懸けた試合で何を魅せてくれるのかということ。最後に、後藤洋央紀選手が高橋裕二郎選手が秘める獅子の血をどこまで引き出すのか?ということだ。
この日、先に入場してきたのは高橋裕二郎選手。短い花道を一人で歩く。コスチュームにはミスターR指定時代のテーマ〜だったピンク。ステッキと金髪、サングラス。不敵な笑み。俺たちの高橋裕二郎がリングイン。
続いて、後藤洋央紀選手のエントランスミュージック“覇道”が鳴り響く。昨年からのハイブリッドボディはそのままに肩の筋肉が肥大している印象を受ける。
邪道選手がコーナーにそびえ立つなか、試合が開始した。
ダーティーなテクニック
まずは、グラウンドの攻防から。高橋裕二郎選手が要所要所でダーティーなテクニックを披露する。身体のぶつけ合いに持ち込む振りをして髮を掴む。
細かいテクニック。小細工。人によって表現が変わるものだと思う。そんな高橋裕二郎選手には悩みがあったのだ。
後藤洋央紀選手のフィニッシャー“GTR”。この名前の由来は未だに謎のベールに包まれたままである。その点を気にしていたのだ。
と、僕はこれが本音だとは思わない。常にニヤニヤしていて、本音を漏らさない。それが彼の美学なのだ。
さらには今回『バレットクラブ』のヘビー級を背負っているという側面もある。
今日、、ドキドキする…🐰💓
— PIETER Tokyo Latiina (@muffin030ass) 2020年6月23日
身体が側に居られなくても
せめて心だけは。@njpw1972 @njpwworld pic.twitter.com/bLggxWMru7
心は後楽園ホール。これは僕も同じ気持ちだった。
超サイヤ人のよう
「後藤ちゃーん」と言いながら攻撃の手を休めない高橋裕二郎選手。一方で、後藤洋央紀選手のラリアットを耐える、耐える。
ミラノ・コレクションA.T.さんも思わず「タフ」だと漏らしてしまうほど。
後藤洋央紀選手の重たい攻撃を何発受けてもすぐに回復し、ダーティーなテクニックを使って脱出を図る。
『バレットクラブ』でトップ戦線を戦う仲間たちをサポートする中で身につけたファイトスタイルは、長年新日本プロレスのトップ戦線を走り続ける後藤洋央紀選手を前にしても全く引けを取らない。いや、後藤洋央紀選手を相手に押しているようにも見える。
フロントのハイキックを放つ時もロープ際。噛みつきなどの奥の手は本当にヤバい時だけ繰り出す。ここで後藤洋央紀選手が鷹木式GTRの進化版を披露。
ここから高橋裕二郎タイムだ。
まずは『バレットクラブ』に移籍してから」の必殺技・マイアミシャインが炸裂。続いて、ピンプジュースの体制へ。
これは後藤洋央紀選手がなんとかよける。そして、GTWが炸裂。続いて、GTRへ。高橋裕二郎選手の肩が上がることはなかった。
オレたちの高橋裕二郎選手が負けた...。ただ、これからまた次のシングルマッチが楽しみになる試合だったように思う。この試合は、高橋裕二郎の隠れた実力が証明された一戦だった。
勝負の結果を分けたのはステッキ攻撃に走ったためだと思う。悪党っぷりを魅せるのではなく、そのままの高橋裕二郎選手であれば結果は変わったのかのかもしれない。
いつかまた、東京ピンプスを見たいと心から思った。
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