悩みを忘れる冴えたやり方。秋山準が新しい道を歩む意味
悩みを忘れる冴えたやり方。秋山準が新しい道を歩む意味を書いていく。
週末、今の時刻は15時33分。ブログ書かなきゃなーという何とも言えない義務感やルーチンを過ごす安定感はテーブルの片隅に置いておいて、自由に気ままにキーボードを叩いていきたい。
“巨星を継ぐもの”こと全日本プロレスの秋山準選手がDDTへのレンタル移籍を発表したのは一昨日のこと。昨日は高木三四郎大社長と全日本プロレス(オールジャパンプロレスリング)の福田剛紀社長に挟まれまる形で記者会見を行なっていた。
2019年に全日本プロレスの代表取締役および取締役を解任(辞任ではなく解任)されたことを発表。また、現在のコーチ役にはTAJIRI選手が就任しているという。
今日はこの会見を見て思ったことをつらつらと書いていきたいのである。
ジャイアント馬場さんの薫陶を受けた“王道”の継手である秋山準選手が全日本プロレスを離れる意味。それを深く受け止めたファンを中心に大きな波紋を呼んだように思う。
個人的には会見を通じて、こりゃレンタル移籍を経ての完全移籍行っちゃうなぁという気がした。
社長、取締役を解任されてコーチ役も譲り、イチレスラーとして頑張りますはちょっとプライドが許さないというか、環境を変えたくなるのが人の性だろう。
ちょっと自分ごとに置き換えることから始めてみよう。
自分の城、他人の都
社長で想像するのは難しい方も多いと思うので、勤務経験の方も多い飲食店で考えてみたい。
伝説の店長から接客、料理、店舗運営のイロハを叩き込まれる。これが王道の店作りなのだ、と。
紆余曲折(辞めたり戻ったり)があった結果、自分が歴史ある店を任させることになった。
するとある日、こう言われるのだ。あなた明日から社長辞めてね?と。分かった。スタッフの教育に尽力するわと頑張っていたら、海外帰りでいい人材見つかったから、そっちももう大丈夫!と言われたのだ。
中々に辛くないか?
そう、秋山準選手は冷静な表情だったが、色々な想いがあったに違いないのだ。
そこに熱視線とラブコールを送ったのが、高木三四郎大社長である。
あなたの経験をDDTで活かして欲しい、と。
自分の城が他人の都になった今、守るものはない。であれば、自由にやりたいことをやる。
そんな生き方って素晴らしいと僕は思う。
全日本プロレスの決断
一方で、全日本プロレスは何を考えているんだ!と思う方もいると思う。
福田剛紀社長はこれまでの全日本プロレスをオーナーとして支え続けてきた人物であり、彼がいなければおそらく厳しいという言葉では済まされない状況になっていたに違いない。
彼かオーナーとして下してきた決断。そして、これからも見据えた新人事。
ただ、誰も彼の選択に対して何も言えないはずである。だって、彼が全日本プロレスの社長なのだから。これまでもオーナーとして支え続けてきたのは彼なのだ。
僕が今与えて頂いたDDTのコーチ、選手としての参戦を精一杯頑張ります。
— 秋山準[Jun Akiyama] (@jun0917start) 2020年6月28日
プロレスはまだ続けますので宜しくお願いします🙇🏻♂️
また交わる日まで👍😊#ajpw#ddtpro
王道に変化の兆しか?
一方で、GM“現場監督”として手腕を発揮してきた秋山準選手が全ての役割を外されたことには少し疑問が残る。
共存ではなく、別れなければならなくなった深い深い理由があるに違いない。
色々な噂話が飛び交っている中で、変なことも書きたくないのでここでは固有名詞に触れない。
ただ、ストロング・スタイルが時代によって姿を変えてきたように王道も大きな局面を迎えているのではないだろうか。
高木三四郎大社長の狙い
DDTプロレスリングの大会は面白い。というのも、試合の幅が半端じゃなく広い。豊かで楽しい時間から、バラエティに富んだ特殊ルール、メインイベントのバチバチ感。
多くのレスラーが色々な世界観の中で戦うので、どんどん深みにハマっていく。
ここに高木三四郎大社長は“王道”を持ち込むという戦略に出た。ジャイアント馬場さんの王道ではない、巨星を継いだものが生み出す“王道”に期待しているに違いないのである。
人が成果を出すのはスイッチが入った時と、それから
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ちょうど今の時刻が16時。そろそろこのコラムも締めに入ろう。
環境を変えたくなった人、必要としている人が上手くマッチしたのが今回のレンタル移籍だと僕は思っている。
こういった時ほど、人は大きな仕事を成し遂げる。当時パッとしなかった元同僚が転職先で大活躍してるなんてよくある話である。
勿論、秋山準選手がパッとしなかったわけではない。方向性の違いで全日本プロレスから離れることになっただけだ。
何か辛いことがあった時、自分を変えたいと思った時、まずは環境を変えてみること。
決意に満ち溢れた表情を見てるいると、そうしたことの大切さを改めて秋山準選手から学んだ気がした。
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